昼一番からオイスカ四国支部高松推進協議会の会合が、その後15時から同四国支部第311回常任理事会が、綾川町四国研修センターで行われました。オイスカは1961(昭和36)年、『すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界』を目指して設立されました。当初オイスカは篤農家を派遣し、日本軍が先の大戦で蹂躙した地に米を植え、作物の種を蒔き、木を育てています。
あれから60年が経過し、世界中が変化していますが米作りは、オセアル(=OSEAL(Orient and Southeast Asian Lions) 東洋・東南アジア・ライオンズの英文の頭文字をとった略称。)地域に限っては、根強く栽培され、多くの住民の主食となっています。2017年にパプアニューギニア(PNG)ラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典に参加しましたが、ここでも米作りは今に根付いています。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、オイスカの海外研修生の受け入れも頓挫していましたが、2022年度から再開されはじめています。過去には理念が評価され、国から補助金が年間7億円ほどあったと聞きましたが、国の制度改革からオイスカも独自の資金獲得、独自の運営が義務付けられています。
高松推進協議会も閉塞感打開のために、今年新たにチャリティーゴルフ大会と、高松秋のまつり仏生山大名行列のバザーに参加するという初めてに2つ挑戦しています。私が責任役員ですが、9月の叙勲祝賀会に気を取られ、初めてのことでありながら準備が遅れて、後手後手に回っています。当然一人二人の活躍でどうなることでもないのですが、苦しい運営が続いています。
チャリティーゴルフ大会は来週14日(金)、鮎滝CCで8時スタート。私自身がゴルフをしないモノで、第三者にお願いしてやろうとしているから、なお難しい。既に参加申込は終了していますが、景品集めはまだまだ続いています。これには、大苦戦しています。オイスカ四国支部としては春に坂出推進協議会が、これからは秋に高松推進協議会がゴルフで幾らかの活動資金を獲得したいと考えています。
と言うのも香川県内綾川町に四国研修センターがありますが、ここへ招く研修生は、各センターが独自に稼いだ資金の多寡により、その数が決まります。そのため一人でも多くの研修生を招き、日本式の農業や牧畜や料理を学んで自国の発展につなげてもらいたいと、オイスカ四国支部会員は願っています。
と言うわけで、16日(日)は『第28回高松秋のまつり仏生山大名行列』が開催され、はじめて『オイスカ式エスニックカレー』の販売を行います。15日の仕込みはセンター内で研修生を含むスタッフで行い、16日の店頭販売200食は、高松推進協議会メンバーで行います。研修生も招聘していますが、連日の出番となればこれも苦しい。朝は日常の収穫作業もあり、これを怠ると商品になりません。これを終えての参加です。
さらに重なるのですが、21日(金)は年に一度の『オイスカ四国のつどい』が、オイスカ理事長・中野悦子さんを迎えて、ホテルパールガーデン(高松市福岡町)2階讃岐で行われます。17時過ぎから、中野悦子オイスカ理事長の講話があります。参加費5千円ですが、オイスカの何たるかを知らしめる大会として、非会員も来て聞いて下さい。自分でも盛り込みすぎだと、反省しています。