2022,10,03, Monday
1964(昭和39)年王貞治(巨人)選手が樹立したホームラン年間55号日本記録を、22歳のヤクルト村上宗隆内野手が、2022年シリーズ最終戦で56号ホームランを打ち、58年前の王貞治選手が打ち立てた日本記録を塗り替えた。日本プロ野球の公式記録として60本の本塁打(2010年ヤクルト・バレンティン)が厳然としてあるが、55号王貞治氏の記録が国民には生々しい。
その55号記録を、若き村上宗隆内野手が艱難辛苦の末、一つ上をいった。同時に04年の松中信彦選手以来の三冠王を、18年ぶり8人目として達成。22歳での達成は、82年の落合博満(ロッテ)の28歳を上回る最年少記録。どの記録も、日本プロ野球球史に残る輝かしいものだ。確かにバレンティン選手の60号も価値ある記録だが、私はやはり王貞治さんの55号が印象深い。 そうそう日本テレビの『仮装大賞』の司会役・萩本欽一さんが坂上二郎さんと組んだ『コント55号』のコンビ名は、この55号ホームランから来ていると聞いたことがあります。随分昔の話しだという印象は、強いですね。ほんの少し前のことが58年前と聞くと、自分も年を重ねたものだ。若いと思っている私も、すでに後期高齢者層にいる。 村上宗隆内野手(22)は、9月13日(火)に55号に到達してから13試合60打席で本塁打が出ず、苦しんでいた。10月2日(日)の阪神戦を欠場し、最終試合の143試合目に56号を含む2安打を放ち結果を出した。今季は2年連続の本塁打王に向け、夏場史上初の5打席連続本塁打を記録した。調子の良いときはこんなモノでも、最後の最後の1本は、60打席本人も随分苦しんだようだ。 村上宗隆内野手は、熊本市の九州学院出身。熊本には秀岳館という競合校もある。甲子園へは1年生の夏に出場したが、その後は出場の機会さえも阻まれている。ヤクルト等複数球団から1位指名を受け、結果ヤクルトに入団した。入団5年目ですか、ロッテの佐々木朗希投手などと共に、順調に花開いた高校野球界のスターです。複数球団も、育てる選手活用を考えています。 当然ですが村上宗隆内野手クラスになると、米大リーガーも視野にあります。日本の球団としてはしっかり育てて活躍してもらう、その先は本人の希望で羽ばたいて良いですよと考えているのだろうか。いずれにしても、正しい育成起用をしていない球団はブラックとして、野球ファンからパジーされる。大谷翔平選手の活躍も聞いてワクワクするが、村上宗隆内野手(22)らの活躍も、楽しみですね。 栃木国体硬式野球は、大阪桐蔭が下関国際に勝利しています。 |