同会主催の恒例の餅つきと抽選会が、仏生山町コミュニティセンターで行われました。私も昼から後片付けまで、毎年のことですが当番です。麺職人の頃は、手伝いが出来なかったもので、その頃の罪滅ぼしの意味も私にはあります。今日でも、仕事しながら当番の、武下重美仏生山商工振興会会長のような人もいます。やれる者がやる。
大売り出しと抽選会は、半世紀以上は続いていると思います。しかし餅つきは、ここ数年のことです。自分たちの息子世代が、数多く参加してくれています。聞くと帰省で、かみさんの実家に帰っているという人までかり出されています。続けて参加していると、もうそこには友情も芽生えてきます。
抽選会場へ行って、1番に目に飛び込んできたのは、特選3万円の当選者札です。2本ありましたがその内の1本に「仏生山町・片山」とありました。同級生の水津繁美に、「(片山)秀和?」と聞くと、「そうや」。3日前に急逝した片山の家族が引き当てたらしい。
そうか、仏生山商工振興会の役員を長くしていた片山秀和への会からの香典かと私が言うと、「みんなそう言うとる」。あくまで抽選ですから、やらせはありません。念のために。
私も若い人の顔はあまり分かりませんが、知っている会員に聞くと、「山下(辰美)の孫」とか、そう言われてみると確かに似ている。確かに時間は経過している。生まれる命、彼岸へ渡る魂、場所はここ仏生山町で変わっていないのですが、主人公は次々と次世代へ受け継がれています。
仏生山商工振興会の会員も、年々減少しています。抽選会がいつまで続くも定かではないのですが、少なくても来年はまたここに来ていると思います。