2023,02,17, Friday
これまでのH2ロケットもかなり格安だと聞くが、それより更に安価なH3ロケットの1号機の打上が、1000名以上の見物客を集め、17日鹿児島県種子島の発射台からの打上に挑戦したしたのですが、残念ながら打上ならず。開発計画は既に2年遅れで、2022年度中の発射を目指してきた宇宙航空研究開発機構(JAXA)や日本国にとっては、手痛い失敗となった。ただしJAXAは、失敗としていない。
詳細は、マスコミやSMS記事をご欄頂きたい。私は、先のMRJの開発中止が、尾を引いているように思えてならない。稲盛和夫塾長が言うには、『もうダメだと思った時が出発だ』と。なかなかそうは思えず、MRJと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は横の関係はあっても、同一ではない。三菱重工のスタッフは、JAXAにもいる程度だ。それでも考えることは、同じだ。 航空研究開発チームとしては、相通じるモノがあり、研究者は苛立つモノがあると推察する。H2ロケットが安定していただけに、H3への期待が高まる。コスト優先が成功を遅らせているとの見解もあるようだが、心機一転、何としても打ち上げて予定のミッションを果たしてもらいたい。多くの国民の願いだ。 一方『空飛ぶクルマ』は、同じ九州の大分県で17日、災害時の物資輸送や山間部での移動手段としての活用が期待されるドローンを活用した『空飛ぶクルマ』で、屋外では国内初の有人飛行となるようだ。2人乗りで、国土交通省によると、国土交通相の許可を受けた屋外の有人飛行第1号だという。 試験飛行は、航空・宇宙分野の先端技術活用に取り組む岡山県倉敷市の一般社団法人『MASC』が、大分市内の海岸で実施した。試験では、機体が高さ約30メートルまで浮上。プログラムされた約400メートルの距離を、円を描きながら約3分程度飛行した。大分市は過疎化理由に、自動運転による公共交通機関の実用化に取り組んでいて、今回の実験を受け入れたようだ。 『空飛ぶクルマ』は、各国で開発競争が激化。国内では、トヨタ自動車出身の技術者らが設立した『スカイドライブ』などが開発を進めている。『空飛ぶクルマ』を巡っては、2025年の大阪・関西万博での商用運行を目指しており、切磋琢磨が続いている。楽しみだ。 |
2023,02,16, Thursday
新聞チラシに、大手住宅メーカーの全27棟団地の分譲住宅販売広告がありました。滅多にチラシを見ない私ですが、この企画にはある意味驚いたのです。場所が高松市出作町で、弊社と同じ町内であります。全棟太陽光発電システム搭載4,000万円台の、もちろん新築分譲住宅です。カーテン・照明(全居室)と、エアコン2台つき。圧巻は、太陽光発電システム搭載。まさに、田舎における都会仕様です。
東京都が新築住宅に、太陽光発電システム搭載を推奨すると聞いて、驚いた私ですが、大手住宅メーカー品に限定のように報じられていましたが、いずれにしても高級住宅には太陽光発電システム搭載が当たり前の常識に誘導したい思惑が透けて見えるのです。私は初期負担が大きすぎると、危惧するところです。最初の住まいは、安いが良い。 このチラシ主も、大手住宅メーカーですから当然全国展開の一環だと捉えていると思います。太陽光発電システムについては、小欄で既報通り、パネルが1枚でも毀損したら、全体の発電量が下がります。直ちにパネルの交換が求められますが、最悪の場合は足場の設置が必要となる。事故がないと仮定して、初期費用の回収に20年程度はかかりそう。 東京都の立場では、将来の電力不足を補う方策として太陽光発電システムが遡上に上がっていると思いますが、それは電力会社や国の責任で、少なくとも庶民に頼る問題ではないと思います。太陽光発電システム全体価格が安いのであればまだしも、仮に300万円だとしても、月額5万円の電気料で計算して60回、5年間償却だけにかかります。10年すれば一部部品交換の要ありは、常識になっています。発電量が不足すると、電力購入が別途必要となります。 住宅にかける初期費用は、出来るだけ抑えるべきです。マイホームローンの一番のリスクは、『離婚』。次は『金利高騰』ですが、3番目の『災害』も心配されるところです。先のチラシの内容から拾ってみると、販売価格3,980万円(税込)、月々返済額80,997円、ボーナス時加算額107,058円(年2回)35年ローン。晩婚化が進み、完済が定年後となる人も散見されます。 不動産業界40年の私には、豪華絢爛の佇まいほど、映画などの虚構の作られたセット施設に見えます。マイホームは、安く手に入れて、後に大きく立派にすれば良いと老婆心ながら一言申し上げておきます。 ここから |
2023,02,15, Wednesday
県内訪日客が回復傾向にあるとの報道が、四国新聞の紙面で踊る。昨年10月の『水際対策緩和』措置を受けて、11月に県内で宿泊した外国人の延べ人数は前年同月と比べて26倍の9,700人で、四国一だったと報じられている。新型コロナウィルス禍で、比べる基準が異常値だったことは織り込み済みだが、実数として結果が出るとひと安心する。
11月23日からの高松-ソウル線の再開でも、結果が出ている。元々宿泊は、『道後温泉』のある愛媛県に及ばなかった香川県だが、高松空港の外国航路開発の結果、そのままの数字にはならないが、確実に外国人をひき付けている。今から後、中国からの訪日客が増えると、2019年前の水準に本格回復すると思う。 今はのどから手が出るぐらい欲しい中国人客だが、本格回復後は、またマナーが悪いとか日本人の感覚で評価するのだろうが、そこはハッキリ日本人のルールを教えて、徹底してもらうことが長続きの良策だろう。例えば『ゴミ拾い』を頼むなら、ゴミ箱の設置がまず必要だ。コロナ禍もあって、ゴミ箱が至る所から消えている。 さて本題だが、高松市民の『足』として頼りにされている『高松琴平電気鉄道』3路線だが、コロナ禍で終電がカットされ、公共交通としての役割が薄くなっていたが、3月18日(土)のダイヤ改正で標題に掲げた『下り終電23時台復活』となることも、コトデンから発表されています。これは前段の訪日客増以上に、吉報だ。私は21年7月の食道ガン発見から禁酒が続いていて、今は宴会もマイカーだから関係ないと言えばそうだが。 今では人間が変わったように、私は『あっシー君』をやっています。しかし多くが使うコトデン、最終電車はせめて23時便をお願いしたい。私も、『歩く』ことを一つの目標にしていることから、23時便が復活するなら再利用も考える。今でも昼間の『パソコン教室』へは、たまにコトデンを使っています。毎朝の機械ウオーキングで40分、それにパソコン教室への歩数が加われば、1万歩は優に超えます。 飲み会も19時から2時間、盛り上がれば22時にはなる。終電が22時台では『足の確保』にはならない。自宅へ電話して、奥様が迎えに来るという旦那は、ラッコぐらい少ない絶滅危惧種だ。運転代行も、その日によって温度差がある。30分60分待ちと言われると、『もう一軒』と酒量が増える。どう考えても終電23時台復活は、『住みたい町高松』を標榜するなら必要不可欠だ。たいへん喜ばしい復活です。 |
2023,02,14, Tuesday
オイスカは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。中野與之助初代総裁から、日本軍が先の大戦で蹂躙した地に米を植え、作物の種を蒔き、木を育て、人材も育成して60年間やって来ています。そのオイスカは、会費と寄付金で運営されて、研修生の渡航費や滞在費を賄っています。その他、生産物品販売や古本回収も微々たるモノですが収入源の一つです。
古本回収が、研修生活動資金獲得策と聞いて、中古住宅売却時に条件が揃えば回収が出来て、微々たるモノですが金銭に換金されます。それも段ボール10箱でざっと2千円程度。再販業者へ換金を頼む関係から、百科事典や発行年が古いモノは引き取りすら拒否されます。それでも全てゴミにするよりは良いか程度の期待で、今日も事務局の崔榮晋さんらと回収に出掛けました。 残りは残地物として、有料で業者に回収してもらいます。テレビ等の家電品や家具の良品は、買い取って貰えます。昨今は小学校でも、SDGs(持続可能な開発目標)が取り沙汰される時代、再利用できるモノは使うことで廃棄ゴミが減ります。ほんの微々たる努力ですが、売却仲介を依頼された不動産業者の仕事と考えています。 さて今日のネタは、その捨てられる『本』の中身について。角川書店から『日本の伝説シリーズ』の5に『讃岐の伝説』がありました。持主の許しを得て持ち帰り、中を読んで見ました。発行が昭和51年4月10日初版発行、御尊父は四国電力元勤務。初版にこだわったようです。残念ながら、初版有利は今では言われません。 北条令子さんの『讃岐伝説十七選』の冒頭に、『平池の人柱』があります。2018(平成30)年11月18日に、『特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム』が建立した『平成乙女の像』。この伝説が、この本の中に記されてされています。改めて『平成乙女の像』の知っている伝説ではありますが、改めてフムフムと読み直してみました。 平成乙女の像が立ち上がって、5年になります。ホームページにも橋本タカ子さんのさぬき弁の語りがあります。時間があれば、聞いてみて下さい。前段が長くなって、本題が霞んでしまいましたが、伝記も語り継がれたら良いですね。今では人を生き埋めにして多くを助けるなどの方法は許されることではありません。決して美化するモノでもありませんが、伝説が存在した事実を残すことは、今に生きるわれわれの仕事だと思っています。 ![]() ![]() ここから |