2022,05,20, Friday
旧盛和塾ハワイの三田英郎さんから、カイナハレ・ハワイわくわく不動産便りVol.201が届きました。私も昨今のハワイはどうなっているのだろうかと、三田さんからの便りを心待ちにしていました。このところ急展開で、滞っていたのか。特にアフターコロナの勢いが、どこまで青い波として人々の心を掴んでいるのか興味が尽きません。
(ハワイの話) 5月の前半が終わりました。ゴールデンウイークを含むこの半月に日本からハワイを訪れた人は、一日平均約300人と今年の4月までとは大きく変わらない結果となりました。ちなみに、その間のアメリカ本土からを中心とした全来訪者の1日平均は、約26,000人でした。ハワイでビジネスを営む私たちは、夏以降のリカバリーに期待をかけています。 新型コロナによるパンデミックの中で、リモートワークを調査した州の報告書によると、2021年にはハワイの民間企業従業員の約10人に4人が、従来の職場以外で仕事をしていたことがわかったとのことです。この数値は、全米平均の21.8%の約2倍に相当するそうですが、その要因としてハワイでのコロナ関連の規制が、他の州に比べて厳しかったからと分析されています。 今のワイキキを歩いている人たちは、ほぼアメリカ本土からの旅行者と思われますが、マスクをかけている人はほとんどいません。ただ、ハワイローカルの人たちには、マスク着用の義務がなくなった今でもかけている人が多いと感じていたところ、意識調査の結果が報告されました。それによるとハワイ住民の半数以上が、義務はなくてもマスクを着用すると回答しています。 ハワイでは、新型コロナの感染者数の毎日発表から、一週間ごとの数字の発表に切り替わってから、一般にはほとんど話題にならなくなっていました。ところが感染者が、急増していることから州保健局が住民への注意を促しました。5月5日から11日までの一週間の感染者数は5,768人となり、7週連続で増加しています。 (ハワイの不動産の話) オアフ島での2022年4月の不動産市況では、一戸建ての中間価格は$1,105,000となり、前年同月比で19.1%の大幅増加となりました。この金額は、1ドル130円で円貨に換算すると1億4365万円という超高値になります。売却件数は365件でこちらは、対前年同月比で2.7%のマイナスでした。売出から契約成立までの日数は、10日。これは前年同月比で1日長くなったのですが、それでも恐るべきスピードです。 コンドミニアム(日本で言う分譲マンション)の方を見ますと、中間価格は$510,000でこちらは13.3%のアップでした。これも円貨に換算すると、6,630万円となります。売却件数は、672件で4.2%の増加でした。また売出から契約までの日数は12日となり、1日速くなりました。これらの不動産市況は、毎月アップデートして月に一回オンラインで開催している「カイナハレ ハワイ不動産最新ニュース&質問会」で報告していますので、是非そちらもご視聴をお願いします。当社のホームページ上から、いつでも閲覧可能です。 不動産の購入に関しては、松野不動産は関与していません。直接、自己責任でお願いします。5月14日に開催したハワイ不動産最新ニュース&質問会『新法施行でどう変わる!? オアフのバケーションレンタル』の動画をアップしました。最新のハワイ不動産市況に加え、バケーションレンタル規制条例22-7号について、バケーションレンタルでハワイをエンジョイされていた方、資産運用としての物件を所有されている方、そしてこれから購入を検討されている方へ新法のポイントをご説明し、今後のバケーションレンタルがどう変わっていくのかを考えてみました。ぜひご覧ください。 ここをクリック |
2022,05,19, Thursday
旧盛和塾香川から転身した『香川胆識の会』、リアル例会は久しぶりです。でも、コロナを恐れながら用心深く5月例会が、喜代美山荘花樹海で午後5時30~9時過ぎまで行われました。二人の経営者から経営実践発表があり、質問や意見を交わし合います。今日の二人は経営経験が浅く、また共にIT・デジタル関係の仕事をしており、かなり強く長く打たれ続けていました。経営者同士、発表者のためになると信じて発言します。聞く方は、耳が痛いのですが。
言う方も過去に己が通ってきた道だから、分かるんです。人のことはよく分かっても、自分のことは分からないのが人の常。時間が解決するとも思うのですが、その間にまさか倒産などしたら従業員が可哀想です。従業員の向こうには、家族がいます。どうしても倒産は、避けなければいけません。稲盛和夫塾長も、そのためボランティアで、40年近く『経営の本質』を指導されていました。 日本国内の99.7%は、中小企業。従ってここに働く従業員も多いのです。一人でも多くの雇用は、大きな社会貢献だとかねてから稲盛和夫塾長はおっしゃっています。強い会社、強靱な体力を備えた企業とは、おしなべて『高収益企業』であるというのは、誰一人疑うことがない真理です。今日の二人の経営は、どう見ても真逆で、努力をしているのにそれが高収益につながっていない。そこのところを、指摘されています。 特にお二人が取り組むIT・デジタル関連は、過去のように高い開発費が得られる業種ではなくなっています。依頼企業のホームページを完成させたとしても、100万円+消費税など、あり得ない成果報酬です。一つには原材料機材費の激安が関係しています。先の小欄でも書きましたが、報道用の大型カメラは1千万円近くすると聞いたのですが、今では小型軽量高性能になって、果たして10万円もするだろうか。 私でさえ、こうして『会長日記』を20年書き続け、その内容を約90日間毎日動画投稿サイト『ユーチューブ』に投稿しています。これは自分との契約で、百日連続100号、100人登録者達成を目標にしてこうして毎日やり続けていますが、勿論私はIT・デジタルの素人です。撮影用カメラはスマートフォン(スマホ)で、画像編集やYouTube登録も市販の無料アプリを利用していて、内容や語りは稚拙ですが、画質音量などはどうにか聞くに堪えるレベルにあると考えています。要するに、安く仕上がるわけです。 こうして俯瞰してみると、IT・デジタルをビジネスにするとなると、『アイデアと実践』に勝機だと思います。私の意見として申し上げたのですが、現在進行中の『瀬戸内国際芸術祭2022』。直島に上陸する人のなかに、高松市の無料自転車をフェリーに積んで来た女性がいました。なるほど直島港の一角に、レンターサイクル店がありますが大混雑。フェリー自転車積載が幾らか調べていませんが、大混雑をさけて颯爽と移動する時間には代えられないでしょう。 するとここに勝機があります。ネットで予約して、高松の貸出現場ではスマートフォン(スマホ)を介してON・OFFを行い、クレジット決済すれば、借りる方は一日中同じ自転車に乗れるし、時間のショートカットが出来て、追加の風景も堪能出来るのではないでしょうか。なお蛇足ですが、自転車は電動式が一層喜ばれる。島は上り下りが実に多いのです。 |
2022,05,18, Wednesday
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、公益財団法人オイスカ四国支部の動きも3年近く停止し、その傘下にある12協議会も、なりを潜めていました。動きがなくても無常に月日が流れ、高齢化だけは刻々と進み、退会が入会を超えて増えています。そんな中、高松推進協議会は私が代表で、『ウイズ コロナ』コロナと付き合いながら経済を動かしていく方針をとっています。
18日午後5時から、メンバー奈良茂子さんが経営する『La’なら別館絆』で、感染予防対策をして開催出来ました。コロナ前にはホテル開催もありましたが、オイスカもコロナを恐れて、慎重に行動をはじめています。ありがたいことに研修生が9名、外国人職員が海外から四国研修センターへ転勤の名目で、助けに入ってくれています。研修生が入った『四国研修センター』には、笑いと歌が響いています。 総会は昨年度の事業と決算が、そして新しい期の計画と予算が承認されました。新しい計画は、10月の高松秋のまつり仏生山大名行列でオイスカ販売ブースを出すことが承認され、また事業計画になかったことですが、総会前に高松栗林ライオンズクラブの次期計画を練っていて、このゴルフ同好会に協力を得られたなら、永年の計画であった『チャリティーゴルフ』も可能だと感じ、こちらも口頭で承認を得ました。 公益財団法人オイスカ四国支部の12ある各推進協議会で、『坂出推進協議会(森﨑敏彦会長)』が長く『チャリティーゴルフ』を主催し、支部へ余剰金の寄付をして支えてくれています。高松推進協議会も、私が入会する前の佐藤忠義相談役が存命の頃には、高松推進協議会主催のチャリティーゴルフ大会も開催していたと『耳たこ』で聞いておりました。 オイスカは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。過去には政府から活動資金の提供もあったようですが、今ではその全てを会費と寄付金で賄っています。従って研修生のための入出国旅費から滞在資金まで、そして本部職員の給料、はたまた全国支部の活動資金まで会費で賄うことになっています。 この意味からも、会員増強が至上命題となっています。法人会費5万円(特別法人10万円)、個人会費2万円が年会費であります。いずれも『公益法人認定法』により、寄付金控除の対象の組織への寄付となっております。世界中で叫ばれているSDG’s貢献も、オイスカは4つほど直接対象活動があり、その根底には『人づくり』があり全ての項目に該当しています。 また本日の記念講演は、公益財団法人オイスカ・パプアニューギニア(PNG)駐在代表・荏原美知勝(えはらみちかつ)前所長のプチ講演でした。私も2017年に荏原さんのいる『ラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典』に出向いて、オイスカ活動へのスイッチが入りました。荏原氏は若くして農業経験が無いまま、フィリッピンなどのオセアル地方にある研修センターに赴任し、ラバウルエコテック研修センターでは現地人を妻に迎え、文字通り『草』として活躍されています。 私としてはコロナから立ち直るきっかけとなるこの総会に、荏原美知勝前所長をお迎えし、その人生の一端をお話し頂けたのは、望外の喜びであります。加えて皆さまから叙勲のお祝いを頂いたことに感謝を申し上げ、本日の締めくくりとさせて頂きます。ありがとうございました。 |
2022,05,17, Tuesday
地元仏生山町の、旧農業試験場跡地に展開する『いこいの複合施設仏生山の森』へ立ち寄ってみました。山羊のいる昼食会場として有名になっていますが、私は食べに行ったことがありません。最近は『緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰』を受賞したり、『RVパーク仏生山の森』を3月から展開したり、はたまた大臣表彰を受けたオープンガーデンのバラが見頃を迎えていて、31日まで無料開放と評判になっています。
この地は私にとっても因縁の土地で、10数年前、県農業試験場が移転をすることから跡地利用のコンペがありました。結果わが方が負けて、平井料理システムと谷口建設興業ら共同体が土地譲渡を受けて、現在の利用形態が出来ています。谷口建設興業は、賃貸マンションを建設し姻戚関係にあるグローバルセンターが賃貸斡旋をし、平井料理システムは、飲食施設や食に関するいろいろに挑戦しています。 とりわけ広大な土地(総面積1万坪)を維持管理する手間は、大変なモノだろうと思います。その一角が、オープンガーデンです。負けた私どもも、次の計画で道路を新設するという谷口建設興業の計画には協力しました。地元がよくなることは、出来ることなら協力するという考えは創業以来変わることはありません。取得から10年の縛りから解き放されて、コンペ計画の変更が出来ます。宅地住宅販売が、始まるかもしれません。 この土地のコトデン琴平線線路の北側には、高松市立みんなの病院があり、大変賑わっているようです。当時の農業試験場は、線路で2分割されていました。幸か不幸か生きたがり屋の私でも、紹介状(既往症)がないと、玄関からは入れません。ドクターヘリの導入が始まった香川県で、大災害時の医療機関としてはここも、多くの出番があることでしょう。高松空港と県中央病院の、丁度中間に位置しています。 広大な土地の一部は『貸し農園』等、いろいろな利活用が考えられています。また仏生山の森は、庭園や農園で収穫した野菜やハーブを取り入れた食事を提供しているほか、草木や花を通じて地域住民らと交流を図っており、色と緑の融合を目指しています。周りで宅地化が進む中、この一角が自然に近い形で維持されるなら、これまでと違った価値を醸成するかもしれない。大きな可能性を秘めた場所であります。 このあたりもまた、『仏生山クレーター』の一角であります。クレーターについては暫くして整理が出来次第、小欄で紹介することにします。もう既に議論が尽くされたところでありますが、私はまだまだ可能性(夢)を追っています。 |