2022,04,30, Saturday
標題の総会が、ヒサモトの佐藤哲也さんらの熱意でやっと叶った。最初に声がかかった頃から計算すると、もう1年半近く経過したと思う。一つにはやはり新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、リアル開催が難しかったこと。もう一つは、公立高校といえども30校余もあると歴史も背景も異なり、参加するしないの判断にかなりの温度差を感じるところです。
ただ一つ共通することは、少子化が進み、各校共に同窓会を運営するのは人的にも資金的にも大変な苦労があるのは現実。会費を徴収し始めた学校も複数あるが、計画通り集金が出来ていないようです。古い学校は100年を超える歴史を持つが、新しい学校は創立30年で役員がまだまだ現役で働いていて、人的苦労が大変なようです。 本総会では、会則案と予算案が検討された。本協議会は、人口減少、人口流出や世代交代が予想される香川県内公立高等学校における各校公式同窓会組織が、相互扶助の精神に基づき協議を行い、各校同窓会の運営のため相互の情報交換と連携を行い、もって各組織の自主的な運営活動を促進し、かつ、その未来に向けての運営においての健全な質的向上をはかることを目的とする。 役員は、会長・天雲俊夫(元県副知事)、監事・名渕薫(不動産鑑定)、事務局長・佐藤哲也(ヒサモト代表)ら各氏が選出され、事務局を2年間の暫定措置ですが、高松高校玉翠会事務局に置くと決まりました。高松高校は、県一番の秀才校でそれは昔も今も変わりません。他校のことですから詳しくは分かりませんが、「玉翠会」という名称は、高松中学校校友会誌「玉藻」と、高松高女の同窓会組織「晩翠会」から1字ずつ取ったもののようです。 各校からの一言には、文字通り『苦悩』が語られていました。私はふるさと納税制度を活用した会費徴収制を作ったらどうかと、密かに考えて佐藤氏などに伝えています。香川県のふるさと納税の受け皿には、『教育』があります。この下に各県立高校の引き出しを作ってくれたら、寄付する側も受けとる側も比較的簡単に受領が完結すると思うのですが。こんな計画の成就は、文字通り同窓会協議会が必要です。 返礼品は各校に任せる。学校新聞でも良いし、生徒が作る何かでも喜ばれると思います。通信はIT・デジタルを駆使して、廉価に押さえたいものです。加えて頭の痛い問題だが、さてさて次の同窓会名簿をどうするか、雑談の中で一番に盛り上がった課題です。個人情報保護法は、同窓会組織も括ります。でもないと困るのですが。 この会合は28日でしたが後日、丸亀高校の同窓会会長山内孝茂氏から叙勲に関する入電がありました。話しが標題の話題になると、「もう会長を辞したい」と弱気。気持ちは分かります。『ふるさと納税活用案』など、取り組むべき課題があるので積極的参加を要請しました。このように徐々に拡大して、成果は次世代へ。そしてその向こうにいる生徒のみなさんのために、もう少しだけがんばろう。 |
2022,04,28, Thursday
4月29日が、春の叙勲の発表です。標題の『旭日双光章』受賞者の蘭に、『不動産業振興功労』松野誠寛(70)の記載がありました。叙勲は国や公共への功績を上げた人が、国から勲章を授かる栄典『表彰制度』の一つであります。『旭日章』は顕著な功績を上げた人、『瑞宝章』は公共的業務に長年従事された人が対象となり、それぞれ大綬章・重光章・中綬章・小綬章・双光章・単光章の6段階に区分されているようです。
わが国の叙勲制度は、1875(明治8)年の『勲章従軍記章制定の件』公布によって開始。当初は武官のみが対象だったが、その後文官をはじめ教育・社会分野にも拡大されたモノです。生存者に対する叙勲は戦後一時停止していましたが、昭和38年に再開し、翌39年4月29日(東京五輪直前)に第一回目の叙勲が行われました。以後毎年4月29日に『春の叙勲』、11月3日に『秋の叙勲』が行われるようになり、現在に至っています。 自分が貰っていながら実感がないのですが、『業界・協会』の存在と功績が認められ、そのあたりでぶらぶらしていた私が右代表で受取人になったという構図が透けて見えます。私は昭和56年2月に不動産業を開業したのですが、家業の麺職人として働いて、つまり兼業でした。開業の前年55年に宅地建物取引業法が改正され、不動産流通業務を近代化するため、売買及び交換の媒介契約の内容の書面化が義務付けられました。ここが近代化の第一歩でした。 ということで、財団法人不動産流通近代化センターが設立され(基金は国庫10億円、民間出捐20億円)、中小企業の協業化が進みました。また、取引物件の合理的な値付けを行うための価格査定マニュアルを策定・普及させ、宅建業者間で物件情報を共有させ迅速かつ適正な価格での成約を促進させるため不動産流通機構が整備されました。 この第2改革によって売り物件を、『香川県不動産流通センター』へ登録することで片手数料を得ることが出来、私のような新米宅建業者が、どうにかこうにか細々と、売上を上げることが出来るようになったのです。このように劇的な業界変革の第4段が今で、IT・デジタル化がそれであります。インターネットがまさに、不動産業界を席巻しているのです。 私のような異業種から参入した傍観者から見れば、一番の改革が流通センター登録制度。次はコンピューター普及によるインターネットを利用した、物件の公開。そして今日のIT重説制度へと、業界は確かに変革を遂げもつて購入者等の利益の保護と宅地及び建物の流通の円滑化とを図ることを目的とする宅建業法を達成しています。中古住宅の建物現況検査(インスペクション)導入など、業界はさらに進化しています。 残念ながら新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、拝謁及び勲章伝達式は中止となり、5月6日午前香川県庁舎で浜田恵造香川県知事から伝達されるようです。私は令和元年に『知事賞』を浜田恵造香川県知事から拝受し、今度も浜田恵造香川県知事最後の伝達で、大変ご縁を感じ嬉しく思っております。 後日皇居への招待があるようにも言われていますが、コロナ禍で勿論、天皇陛下に拝謁することはありません。これからの人生、この栄誉を汚すことなく誕生日を同じくするお釈迦様の唱える六波羅蜜の修行をしながら、業界協会のためさらには消費者の利益の保護と宅地及び建物の流通の円滑化とを図ることに精進します。ありがとうございます。 |
2022,04,27, Wednesday
『ポカポカ温泉』の名で知られる㈱創裕の代表取締役会長・川北哲氏が、23日逝去された、24日が友引で通夜が25日、葬儀告別式が26日という日程で一連の葬送が行われました。また葬儀告別式は、家族葬で執り行い、その前に一般参列者の焼香時間が設けられていました。新型コロナウィルス禍が治まっていれば、盛大なおくりになったことでしょう。
人の旅立ちは魂だけを持っていくと言われていますが、このように書き記すと、㈱創裕代表取締役とか、「香川県中小企業家同友会」代表理事とか肩書きがついてしまうのを、みずから矛盾していると感じながら、その肩書きに応じた経歴を思い出しながら、故人の冥福をお祈りしています。もう一つ後継者の川北祐一郎さんの挨拶、良かったです。私の心に響きました。 新型コロナウィルスの感染拡大が続いている21年夏に、『ポカポカ温泉』は多肥上町に、既存店最大規模の旗艦店を開店させ、旧の高松店は閉鎖しました。温浴施設は償却が早くて、15~20年がワンサイクルだと川北哲さんは口癖のように私に話していました。自らの経営戦略の中にそれを忘れないように、あえてくちにしているようでもありました。 私が川北哲さんを知ったのは、30数年前「香川県中小企業家同友会」高松4支部でのことです。私が支部長の時、有望な将来のリーダーがいると言うので、会員拡大で『中央電設』へ出掛けて行きました。当時はこの会社の専務取締役でした。その時は私の説明が悪く、入会が叶わなかったのですが1年後ぐらいして別の会員の紹介で入会されました。それが結果的には、香川同友会の代表理事まで登り詰めたのです。私も次男と交代し、私の退会後の川北氏の活躍はよく存じ上げません。 その後ライオンズクラブ界でも、偉大な足跡を残されています。高松最古参の『高松ライオンズクラブ』を退会されたと聞いて、またぞろ入会の勧誘に参りました。今度はうまく入会に至り、高松栗林ライオンズクラブメンバーからは、『有望な新人』の入会だと称賛されました。その後、退会再入会がありましたが、これからのリーダーだと期待されていました。 享年72歳、何とも若い逝去で残念でたまりませんが、本人は好きなだけ日本酒を飲んで、事業でも成功し、組織役員としても自らの勉強もそうですが、中小企業のトップリーダーとしてもう10年になりますか、足跡を残された偉人でした。ご冥福をお祈りします。 |
2022,04,26, Tuesday
珈笛画廊・ほのほで、ライブが盛んに行われています。珈笛画廊・ほのほは、週刊新潮の表紙を書いている成瀬政博氏の原画の販売やリースをする画廊でありますが、このところ新型コロナウィルスの感染拡大に伴いライブ活動が出来なくなった音楽家を招いて、ライブをやっています。県内にいくつかのこのような建物があるようで、彼らも複数会場を駆け回っています。
25日(月)はいつもの週末企画から掟破りの月曜日で、参加者は激減です。それらは織り込まれていて、二人のアーティストはパフォーマンスしています。ピアノは永田ジョージ、カーペンターの曲を数曲とブラジル音楽などを紹介してくれました。ベースは、蒋渕キイチロー。二人でCDを作成し、この席でも販売しています。 せこい話をしますが、本日のMC4500円。10人ぐらいでしたから、これで採算がとれるのだろうか。アマチュアであればともかく、プロでは関西・四国の会場をいくつか回って、はたして稼ぎになるのだろうか。何もなかった頃に比べれば、まだ良しと考えているのだろうか。芸術では飯が食えないと言いますが、元盛和塾生の原田悠理コンサートも行きましたが、あの規模になっても大変のようです。 2~3週間前、元盛和塾生の奈良俊介塾生(奈良電機重工(株)取締役)を訪ねました。いろいろ教えを乞うのが目的で行きましたが、玄関先に週刊新潮の表紙で見たような成瀬政博氏の絵が、数枚並んでいました。私は売値を概ね理解しているので、計算すれば大したモノです。かつ、同じ作家の絵を並べるという斬新さにも驚きました。 音楽家も、この成瀬政博氏の絵に囲まれて演奏が出来るのは嬉しいと、どの人も一様に言いますね。店主の二見尚子様は、ライオンズクラブの世界でも著名人であります。高松フェニツクスライオンズクラブの、チャーターメンバの一人です。パワーの溢れている香川を代表する女性であります。若い人のなかでは、認定NPO法人わははネット理事長 中橋惠美子さんと双璧かな。 |