2022,03,20, Sunday
『ウォルト(Wolt)』というフィンランド発祥の宅配サービスが、高松市内でも始まるのではないかと聞いていました。19日の四国新聞によれば、『マルナカレインボー店』が、食料品(鮮魚は除く)や日用品の宅配サービスを開始するというのだが、それがウォルト(Wolt)を使うという。都会では自転車で運ぶデリバリーサービスも幾つかあるが、大都市以外では成り立たないビジネスのように、私は見ていました。
Wolt(ウォルト、正式社名はWolt Enterprises Oy)は、フィンランドのヘルシンキで創業した、フードデリバリーアプリを開発するテクノロジー企業。 ユーザーがアプリを通して、飲食店から食事を注文できるプラットフォーム(ITの分野では、ある機器やソフトウェアを動作させるのに必要な、基盤となる装置やソフトウェア、サービス、あるいはそれらの組み合わせ(動作環境)のことをプラットフォームという。)を提供する。食事の受け取り方法はテイクアウトか、配達員による配達から選択できる。このシステムを使って、マルナカレインボー店が配達を始めるというのだ。 スーパーのマックスバリュ西日本(広島市)は18日、食料品や日用品をデリバリーサービス『ウォルト(Wolt)』で配達するサービスを、高松市多肥下町のマルナカパワーシティレインボー店で始めた。注文から30分程度で商品を自宅などに届けると報じられている。ウォルトの公式サイトや、専用アプリから注文。野菜や肉、冷凍食品などの食料品や日用品計約1700品目を取り扱う。鮮魚や医薬品、衣料品などは配達出来ない。 店舗からの距離が、約2.5キロの範囲で配達する。因みに拙宅までは3キロオーバーで、残念。1回の利用につき、1500円以上の購入が条件。配送料は店舗から1㎞範囲が50円、1~2㎞が150円、2~3㎞が250円となっている。同社は今後、サービスの導入店舗を増やしていく予定だ。弊社隣接のスーパーマーケット『マルナカ仏生山店』には、開店早々タクシーも頻繁に出入りする。時代は変わっていると、実感する。 最近IT(情報技術)デジタルにのめり込んでいる私は、早速米アップル社のiphoneのAPPストアから、ウォルト(Wolt)をインストール(自分のスマートフォン(スマホ)に取り込む)して、覗いてみた。インストールは、もちろん無料だ。しかしながら、高松三越が一番上にあった。高松三越は新聞に情報提供しなかったのか。理由はともかくとして、マルナカレインボー店が2番目にある。 言われているように、食料品から日用品まで品揃えがなされている。日頃からティシューペーパーやトイレットペーパーは、年寄りには大変だと思っていました。野菜など実物を見ないで買えるかとも思うのですが、タクシーで行く思いをしたら、まずやってみたらどうですか。ただし、高齢者が苦手なIT・デジタル道具(この場合にはスマートフォン(スマホ)だ)を介してとなる。 腹が立つが、これから先、例えロシアに攻められたとしても、安否確認にスマートフォン(スマホ)があれば、孫とのやり取りも出来るだろう。私もユーチューブ配信をはじめて、あらためてスマートフォン(スマホ)の価値を再確認している。慣れたらこれも算盤に電話テレビがついているようなモノだ。使い始める決断だけが、求められています。今から買う人は、高額スマホにして下さい。勿体なくて、粗末には出来ませんから。 |
2022,03,19, Saturday
四国電力送配電株式会社は、四国電力株式会社から送配電事業を承継し、2019年(平成31年)4月1日設立し、2020年4月から事業を開始しています。四国電力送配電(高松市)が、太陽光発電事業者からの受電を一時的に止める『出力制御』(買い取り拒否)が、現実味を帯びてきたと報じられています。太陽光発電の急増で、電力の需給バランスの維持は厳しくなり、今春中にも出力制御が行われる可能性が高まっている。つまり太陽光電力の買取を、一時的に休止することになる。
にわかに信じられない話しだが、太陽光発電は2012年の再生可能エネルギーの固定買取制度(FIT)の創設後、右肩上がりで増加。同社によると、四国内の太陽光導入量は1月末時点で309万キロワットと、FIT前(12年3月末時点)の16.3倍まで上昇している。逆に一方電力の使用量は、冷暖房需要が減る春と秋に小さくなる。と言うことは、電気が余るのだ。 特に企業活動が少ない休日に落ち込む傾向があり、太陽光発電の拡大でこうしたタイミングで、発電量が需要量に迫るようになっている。実際昨年5月3日には、太陽光発電量が232万キロワットまで伸びる一方、需要量は229キロワットにとどまり、発電量が需要量を上回る結果になった。 余剰電力が発生すれば、送配電会社は火力発電の抑制や他の電力会社への送電などで需給バランスの維持を図り、あらゆる対策をとってもバランスが保てない場合、太陽光発電の出力制御(買い取り拒否)に踏み切る。同社はこれまで各種対策で出力制御を回避してきたが、対策の限界が近づいているという。 電力会社は、水力や原子力そして火力発電などをミックスして総発電量を稼いでいるが、一時期頼もしい助っ人とみられていた『再生可能エネルギー電力』、とりわけ太陽光発電に頼っていたが、産業界の電力使用量が減り気味で、今では余るという現象が生じている。原子力や水力発電は、発電量の調整が難しいので、もっぱら火力発電量を調整している。 電力自由化と言われ、四国電力以外からの供給も散見されますが、はたして安定供給出来るモノか一抹の心配もあります。儲かりそうだと考えて、群がる集団もありますが、23日深夜の東北地震でも、喫緊の課題は水道・電気・ガスのインフラ回復です。一番に願うのは安定供給、その次からが安価です。まず安定供給を、お願いします。 このような現実を知れば、使われなくなりつつあるため池の太陽光発電事業者を募るという案も、一考を要すると思うようになっています。怖いのは太陽光発電が、天候により季節によりその発電量がバラバラだと言うこと。現実的に、太陽光が1年で20万キロワットずつ増えている現状に、目をそらすわけにはいかなくなっている。まずは、絶対安定供給です。 |
2022,03,18, Friday
ゼレンスキーウクライナ大統領が、日本の国会でのテレビ演説を希望し、日本も重い腰を上げて23日に実施するような報道が速報として伝わった。これに呼応するように、ウクライナが日本に人工衛星データの提供を求めていることが分かった。人工衛星は国と民間の2種類あるようで、いずれにしても安全保障の観点から国の方針の決定が求められる。
外交と言えば、アメリカの袖にすがって立っていたような日本が、ロシア対ウクライナという2国間の戦争から、ロシア対一部を除いた全世界大戦という構図の中で、新たな立ち位置を見つけ、そこに深いアンカーを打ち込むことが出来るのだろうか。日本国民のみならず、世界が注目している。2日前の小欄で、世界初の『ハイブリツト戦争』と表現したが、ゼレンスキーウクライナ大統領の国会演説で、新たな局面の展開がありそうだ。 日本は悪天候でも地表の鮮明な情報を収集することが出来る、『合成開口レーダー』を搭載した衛星を官民それぞれで運用している。ウクライナは高精度の画像を集め、ロシア軍の動向の把握に活用するモノと見られる。民間の衛星画像の適切な取扱は、衛星リモートセンシング法が定める。「テロリストに流失しないよう暗号化する」などの要件満たせば、海外に販売出来るという。 『合成開口レーダー(SAR)』は、宇宙から地表などを観測する人工衛星に搭載する技術の一つ。人工衛星に搭載した観測機からマイクロ波を地表に当てて、その反射を受信して地形を調べる。地表をカメラで撮影する『光学衛星』とは異なり、天候に左右されず夜でも観測出来る利点がある。独特のノイズを含むデータの解析には人工知能(AI)を使うなど、高い専門性が必要とされる。 嬉しいことに日本の技術は、「世界的に高いレベルにある」と政府関係者も証言する。日本では宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、SARを搭載した衛星『だいち2号』を運用する。民間ではNECが強みを持つ。NECと言えば、高松市がスマートシティ実現に向け導入した、NECが提供する「FIWARE(ファイウエア)」というデータ利活用型の『IoT共通プラットフォーム』もそうだ。NECは、今も昔も最先端企業の一つだ。 小型人工衛星開発のQPS研究所(福岡市)やシンスペクティブ(東京・江東)など、防災やインフラ点検といった幅広い用途に役立てようと試みる企業が増えている。地表にある建物や戦車などを鮮明に捉えられることから、ウクライナ侵攻後のロシア軍の動きを把握するのにも役立つとみられている。しかしいずれにしても劣勢に立つウクライナが、日常的に日本などの最先端技術の情報を収集していたと言うことにも驚いた。世界はロシア侵攻前から、情報戦争を続けている。 |
2022,03,17, Thursday
OISCAは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOで、60年の歴史を持ちます。主に農村開発や環境保全活動を展開し、人材の育成に力を入れ、各国の若者が地域のリーダーとなれるよう研修をし、修了した各国の若者は、それぞれの国で農村開発に取り組み、リーダーとして活躍しています。残念ながら昨今のコロナ下、研修生も入国出来ず、四国研修センターも閑散としています。
そんな中、事務局の崔榮晋(チェ・ヨンジン)氏が韓国の家庭料理教室を開いています。前回は『キムチ』でしたが、今日は『チヂミ』です。チヂミとは韓国語で、『焼く』と言う意味だそうです。生地は薄力粉、米粉、片栗粉を好みに合わせて選んだりブレンドしたりのようです。野菜焼きのような、海鮮焼きのような、要するに美味しいモノなら何でも入れて焼くのです。 崔榮晋さんは旧高瀬町(現三豊市)に勤務したこともあり、サンポート高松のイベントでは数時間内にチヂミ400枚を焼いたこともあるとか。前回のキムチもそうでしたが、『楽しむ調理』を目指しているように見えます。そして『見える化』は、何をするにも求められることです。料理ですから、さじ加減も必要ですが、基本になるレシピは毎回作っています。これだけでも「あっぱれ」をあげたいと、私は思います。 「まずは食べてから」と、みずから焼き上げてオイスカ婦人部員さんに試食させます。食べて美味しいと思うことが、作ることの動機づけ。ネギと今は、ワケギがとれています。これのつなぎに、小麦粉や米粉を使う程度で、小麦粉や米粉が多くなると、日本式のお好み焼きになり、韓国チヂミの本来の良さが失われます。かみさんに「オイスカでチヂミづくりに行く」と言ったら、黙ってタッパーを出してくれました。 塚田事務局長夫人にタッパーの中身を頂き、おまけに塚田事務局長の運転で往復しました。突然のお誘いでしたが、美味しいチヂミにありつけそうです。オイスカは令和3年度、研修生の受け入れはありませんでした。国内に4つの研修センターがありますが、どこも同じで手持ち無沙汰が続いています。香川県は3月21日にまん延防止等重点措置の再延長が終わるようです。もうすぐ春―ですね、ちょっと気取ってみませんか。 |