2022,03,30, Wednesday
もう何度目になるか、『珈笛画廊・ほのほ』の小さな箱のコンサート。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、アーチストもコンサートが開けず、それでほのほコンサートが増えたわけではないのですが、『支援願望』で仲介する人もいて高松のファンが集まっています。ある意味『けがの功名』と言ったらコロナ禍で苦しんでいる人に申し訳ないのですが、ほのほコンサートが大変盛り上がっています。
私は15時開場の直後に駆けつけて、前の方の席になりましたが、満員御礼の札が出るほどいっぱいの人(コロナ禍で40名弱限定)であります。これまでJAZZありピアノあり、いろいろ楽しませてくれているのですが今日の吉川よしひろチェロコンサートは、スタンディングチェロで聞く者を魅了してくれます。あんな演奏法があるのですね。 「音楽なしでは生きていられない、大好きな音楽を生業としてプロの道で生きたい」そう強く願っていても、生まれたときから片耳が聞こえない私(吉川自身)には乗り越えなければならない壁が幾つもありました。とことん自分と向き合い、片耳が不自由でも音楽家として生きる道はないのかを探し続け、JAZZ、そしてジャンルを超えたオリジナルサウンドをスタンディングスタイルで奏で、弦楽器演奏者として致命的ハンディを乗り越えてきました。 プロのチェロ奏者として現在に至る中で、たとえコンプレックスを持っていても諦めず、自分の可能性を見いだし『オリジナリティ』に変えることの大切さ、素晴らしさをチェロに託してお届けします。チラシには以上のようなことが書かれています。絵画もそうですが、この音楽も言葉で伝えるのは至難の業、かと言って演奏を録音して紹介しても違法コピーと言われるだけのこと。表現力のなさに、沈んでしまいます。 どのように伝えるか、私には明確な手段方法が見つけられませんが、チェロだけで完成音楽を作るのには、吉川氏も工夫を施しています。左足で電子音楽(ベースになる音)をON・OFFしながら、チェロに延長脚(エンドピン)をつけて、スタンディングチェロにして、立ったまま演奏します。その演奏方法は弦を指で操ったり、弓で弾いたり、いろいろな技を繰り出して音を創る。オリジナリティを、ビンビン感じます。 左耳に聴覚障害を持ちながら、それ故に自分のチェロを創り上げている吉川よしひろ氏。目が不自由なピアニストも、いましたね。障害があって出来ないと諦めるか、なにくそとプラス思考で励みにするか、人の生き方は色々ありますね。また元気を頂きました。 |
2022,03,29, Tuesday
オイスカ香川県青年会主催の『オイスカ憩いの森』での、標題のイベントです。尾の瀬山『オイスカ憩いの森』(Google mapで検索可)に、オイスカ四国支部は佐藤忠義(元四国電力相談役)初代支部長時代から、災害のあったこの地に長年桜の苗木を植林し、毎年下草刈り等の手入れをしてきました。その地で、初めての『花見と音楽』イベントをやらまいかと計画しました。
その中心は、昨年結成された『オイスカ香川県青年会(浪越大樹会長)』ですが、ひらめきは四国支部事務局の崔榮晋(ちぇ・よんじん)さんです。Google mapに、『オイスカ憩いの森』を表示したのも彼です。旧高瀬町(現三豊市)の観光協会に勤務したこともあると聞きましたが、実に多彩なスタッフです。前池田職員から交代し、私も内心ハラハラしましたが、それを受けて立ったのが泉雅文会長と塚田修一支部事務局長で、私は傍観者に過ぎず、何の支援も出来ていません。 崔榮晋さんの熱心な声がけで、今日のこのイベントが出来ました。昨夜の雨は大きくて、18時から別組織の歓送迎会をやっていた私は、「明日は中止かな」と思っていましたが、彼らの執念が実ったのか見事な快晴になりました。思いというモノは、強いエネルギーをもたらします。多少のぬかるみもありましたが、各自ブルーシートやらキャンプ用いすを用意するなど、何の支障もなく進みました。 弁当は会員『和幸』の花見弁当、アルコール持ち込み組はよかったのですが、私は配給のお茶を期待していて、来年は自前で用意します。その代品として、提供された試供品のリゲンイを飲んでごまかしました。豪華なお花見弁当、久しぶりに味わいました。そう言えば花見も、3年ぶりですかこのところやっていませんね。『とんかつの和幸(細井香)』さんからは、バスと仮設トイレの提供を頂きました。 肝心の桜の花ですが、香川県下でも栗林公園の標準木の開花宣言が出ていますが、ここは山の中で気温が随分低いようで、開花の兆候はありません。まだ2週間先ぐらいですか、みどころは。花はありませんが、『音楽』がありました。遠路岡山県から『備後倶楽部』の皆さまが駆けつけてくれて、頭の一曲サックス演奏がありました。まだまだ続くと思っていたら、弁当タイムに突入し途中休止が仮末代になってしまいました。 食事中は、三好東曜&アフロ✩タイコ倶楽部の演奏です。三好東曜さんは4月公示の綾川町議選に立候補予定ですが、あと1カ月に迫ったこの時期ここで、太鼓を叩いていて良いのだろうかと心配します。室内だとうるさい感もありますが、大自然に囲まれたここでは、いつも以上に思い切り太鼓がたたけます。子どもたちも、元気いっぱいやっています。 次はオイスカ職員(海外スタッフ)のファビアンさんと、りんご大使吉田さんのギターと歌。ファビアン・ビン・ミンソンさんは、マレーシア人で、2月12日(土)丸亀マルタスで、『世界を知る~持続可能な社会を目指して~』と題したトークショーも行いました。公益財団法人オイスカ四国支部中讃推進協議会が、主催したモノです。彼は18年前に初来日と言いますから、日本語もぺらぺら。 公益財団法人オイスカは、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動よって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。私はパプアニューギニア(PNG)のラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典に参加して、「オイスカには人食い人種も危害を加えない」と聞いて、オイスカにはまりました。 私は、佐藤忠義(元四国電力相談役)初代支部長時代のオイスカを知りません。佐藤忠義相談役とは別の組織で、多岐に渡りご指導を賜りました。当時の勲一等瑞宝賞(平成6年4月29日)を、天皇陛下から賜ったように聞いています。四国電力会長職でしたが、「東電や関電は事故が多いから、四国電力に回ってきた」と笑っておられました。佐藤忠義相談役がオイスカに注いだ情熱、直接の接点がない私がその足跡を辿りながら、一歩また一歩進めて参ります。 |
2022,03,28, Monday
江戸時代中期から昭和45年まで250年間続いた史実に基づいた、あわさぬきの『借耕牛(かりこうし)』物語を本にした冨田紀久子さん。かみさんがブティックを経営していた紺屋町三光館ビルの娘さんとして、香川県中小企業家同友会会員の頃から、そうですねもう40年前頃から旧知の仲。香川宅建協会の『幼稚園児絵画展』の審査委員も、長くお願いしています。
四国新聞の報道で、『借耕牛探訪記』が本になったことは存じ上げていました。義理にも買いに行かんといかんなと思っていたところに入電。約束の時間を1時間遅刻しても、開口一番『3冊は買うて』と頭髪白髪で多少年を重ねても、元気そのものの『きっこさん』。あの「あっはっは」と笑う声と、押しの強さは古希を超えて益々盛ん。本の販売活動に、旦那様と東奔西走のようです。 香川県下の図書館・児童館、高松市内のコミュニティーセンターや徳島県内の図書館の一部へも『寄贈』したという。自らがデザイナー(㈲デザインオフィースキクコ代表取締役)で、編集もこなして印刷費は格安に上がったと言いながら、フルカラーのページも多く、その費用はままならない。弊社も平成元年の香川県知事表彰の記念で、当時の社長が『会長日記』を1千部印刷したが、それから推測しても自費出版とは驚く。 表紙には、『まんのう町落合橋の欄干レリーフさぬきへ行く借耕牛』と、『あわへ帰る借耕牛のレリーフ』が掲載されている。借耕牛は、あわの牛が春に出稼ぎのためにさぬきへやって来て、冬になる頃あわへ帰るという物語を絵にしている。勿論年をまたいで働く借耕牛もいただろうが、帰るときに牛も人間も泣くという。 冨田紀久子さんは私がまだ不動産業界に入る前、麺業で一生懸命励んでいた頃、『誠幸麺業』の法被を作ってくれた。字は猪子進氏の御尊父が書いて、染めや縫製を冨田紀久子オフィースがやってくれた。その後再会したのが、中小企業家同友会だった。先にも触れたが40年、かみさんと出会うより早かったかもしれない。当時の同友会でも『借耕牛』は、よく聞かされていました。 借耕牛は、彼女のライフワークの一つだと思います。その後いろいろ取材を重ね、関係者の話を後世に残すべく、彼女の得意技である『絵』にしています。画家として、統一したテーマを持てることはなかなかないことだろう。かなりの力作、それも自費出版で寄贈を重ね、今の子どもらにも知ってもらいたいという熱意。凡人に出来ることではありません。是非お買い求め頂き、『歴史』の証言者として借耕牛の涙を伝えて下さい。 令和4年1月20日初版発行3,300 〒760-0078 香川県高松市今里町1丁目430-30 冨田紀久子さん TEL087-834-7051 yuki@kikukonet.com |
2022,03,27, Sunday
高松本店の百十四銀行(BSニュースでMCがそうコメントしていた)や常陽銀行や十六銀行、山口フィナンシャルグループなど複数の地方銀行は26日、システム障害により、現金自動受払機(ATM)やインターネットバンキングが利用できなくなっていると報じられている。地方銀行間の、ネットワークがあるのだろうか。
十六銀行によると、障害は26日午前11時9分に発生し、すべてのATMとインターネットバンキングが停止しているという。このほか、百十四銀行と足利銀行、南都銀行でも障害が発生している。これらの地銀は、日本IBMの共同システムを利用している。ローソン銀行も26日、システム障害でATMやインターネットバンキング、同行口座からのチャージが利用できない状態になっていると発表していた。 好奇心旺盛の私は、このニュースを聞いて百十四銀行仏生山支店へ行ってみました。急遽呼び出されたという私服の若者が、平身低頭ひたすら誤っている。私のような興味本位の者の他、知らずに支店内のATMを利用しようと考えるお客様も来て、14時少し過ぎだがやはり来店者はバラバラだがいる。銀行のシステムエラーは、『みずほ銀行』などメガバンクの話しで地方銀行は、そんなことはないと考えていました。 26日は土曜日で、出金は110円の手数料がかかる。そのため出金予定のある私は、手数料ゼロの『労働金庫口座』をコンビニのATMを使って出金するように考えていて、実害はない。むしろ店頭で米つきバッタのように頭を下げている若手行員さんが可哀想だ。何があるか予断を許さない、二の次三の次を用意しておかないと不測の事態に陥ることもある。 金融機関つながりで不思議な事というか、驚いたのは郵便局のATM。5千円と700円を入金したところ、『硬貨料金』110円が引き落とされている。よく見ると2月にも110円の引落がある。聞くと1円でも硬貨の入金があると、最低110円の手数料がとられるという。大量に硬貨を入金すると手数料がかかるという話は聞いたことがあるが、わずか3枚の硬貨でも課金されるというのには、大変驚きました。 今後は、百十四銀行仏生山支店のATMへ行くことにする。知っていたら得をするというのに慣れたが、知らないと損をする時代にもなったと、しみじみ考えてしまった次第です。 |