2021,12,26, Sunday
来年4月からの日本国予算が、最大107兆5964億円と閣議決定された。1月開会の通常国会に上程され、可決執行される予定です。幅広い政策のお金を管理する一般会計の歳出(支出)総額は、10年連続で過去最大となる107兆5964億円。国民の高齢化で年金や医療費といった社会保障費が大幅に膨らみ、借金返済の負担も重くなっています。
さらに5兆円の予備費を積むなど新型コロナウィルス対応を続け、岸田文雄首相の看板施策『分配』を具体化する賃上げの費用を計上した。かたや借金の元払いに充てる国債費は、21年度当初予算比5808億円増の24兆3393億円。社会保障費は、4393億円増の36兆2735億円で過去最大。入りも出も、過去最大となっています。 防衛費は5兆4005億円で、こちらも過去最大。1%枠などどこ吹く風。中国の傍若無人の行動に引っ張られて、大幅に拡大している。この中には駐留米軍の「思いやり予算」改め「同盟強靱化予算」として、2022年度以降の5年間の在日米軍駐留経費負担(通称「思いやり予算」)について、年度平均額を本年度の2017億円より100億円高い約2110億円とすることで米政府と合意した。これらも含まれて増額しているのだろうか。 ところでこれらの数字等を、岸田文雄首相のお膝元広島お好み焼き屋『聞き上手のやりくり』と題した四国新聞報道が面白いので転記する。22年度予算案の1兆円を庶民感覚に合わせて10万円に換算し、店舗のやりくりに例えています。 2022年度の店舗運営費(歳出総額)は、今までで最も多い1075万円を見込みます。感染症対策が大事ですから、お店に設置する消毒液の購入費(コロナ対策予備費)を、50万円確保しました。断捨離の一環として、先々代の経営者が大量に購入したマスクは誰も使わないし、置き場所もないので捨てます。 老朽化した店舗の改装(公共事業)に60万円投じるつもりです。油がこびりついた換気扇や、使い古した鉄板を新しくしたいのです。最近近所が物騒なので防犯対策(防衛費)を54万円に増やし、警報システムを導入しようと考えています。またお店を手伝ってくれる高齢の両親の医療費(社会保障費)は、362万円に増えそうです。離れて暮らす3人の息子の教育費(文教・科学振興費)に158万円かかります。 一方売上(税収)は、過去最高の652万円と甘く予想しました。ただ妻が、語学力を生かして働く英会話教室のパート収入(税外収入)54万円を加えても店舗運営費は賄えず、369万円の借金(新規国債)をします。これで借金残高(国債残高)は1兆円を超えますが、22年度は243万円(国債費)しか返せません。将来のことを考えていて、鉄板でやけどすることがよくあります。ぼーとしていてはいけませんね。 このように見事に22年度予算案を総括しています。国民は自分が払う税金も確定申告をしてその内容をよく理解し、想像もつかない政府予算にも関心を持ったら面白いと思います。私を含めて日本人は、こんなところでは、『おかみのすること』に実に寛大ですね。いまのところは。 |
2021,12,24, Friday
大学時代の仲間16人で構成する、LINE(ライン)サイトがあります。もう70歳の大坂を登ったヤツ、これから大坂を登ろうとしているヤツ、そんな年頃の輩が好き勝手書き込みして[いいね]をしたり、返事を書き込んだりしているたわいのないスマートフォンの書き込みページです。その中は、ほとんどが大学後輩の活躍を称賛するような、『つまらない・自己満足』の内容ですが、今日の書き込みはよく出来ていたので取り上げてみます。
日本には謎の鳥がいる。 正体はよく分からない。 中国からみれば「かも」に見える。 米国からみれば「チキン」に見える。 欧州からみれば「アホウドリ」に見える。 日本の有権者には「サギ」だと思われている。 でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。 私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。 Toshi Fujiwara 直接はクラス級長の百田省平氏から貰ったのですが、氏の解説によれば 友人からブラックジョークの詩をもらった。 世界の中の日本、これからどこへいくのだろうかね☺ この詩は民主党鳩山由紀夫内閣(2009平成21年9月16日~2010年6月8日まで266日・11年前)の時の詩らしいのですが、首相が変わって時が過ぎても、違和感がないのが怖い。 これに対して秦野優氏は、 この詩は、誰のことを言っているのか考えると、大変怖くなります。 【わたしは、あの鳥は日本のガンだと思う】の一節は、自民党を批判したのではないかと解釈します。 【日本のガン】とは、自民党に1票入れる人と、自民党に反対票を入れないことになる無関心層を指していると思います。この人々は、有権者の七割以上いると思います。 どのような意味合いがあるのか、人それぞれ取り方は違うのですが、どの意見も尊重されるべきで、だれ一人として、排他されるモノではないはずです。おじさんたちは、身の回りの孫のこととか病気のこととかを書き込んでいるのですが、青春時代をふと思い出すような話題にも反応しています。全国に散らばる16人ですが、幸せに暮らしています。 |
2021,12,23, Thursday
高松信用金庫(大橋和夫理事長)は来年1月17日(月)から、比較的昼間の来店客が少ない3支店の窓口営業時間を見直し、午前11時30分から午後0時30分まで『昼休業』を導入すると発表しています。業務効率化や働き方改革が目的で、高松信用金庫でははじめての導入です。私は、画期的な変更だと驚きながら賛同しています。
対象は片原町店(高松市片原町)、坂出東店(坂出市京橋)、丸亀(丸亀市土器町東)の3支店。変更後の窓口営業時間は午前9時~同11時30分、午後0時30分~同3時。現金自動預払機(ATM)の稼働時間は、これまで通り変更しない。過去に銀行は、金融庁の指示命令に従って営業をしてきました。信金・信組に同様な外圧があるかどうか知らないのですが、国の指示命令指針通りに、これまで営業をしてきたように見えていました。 端的な例が、『貸し倒れ積立金』の額であります。貸出金が回収出来なくなった場合の積立金として、事前に貸倒予想額を損金として計上して、まさかの事態に備えるのが、金融機関の常であり、その金額も『金融マニュアル』に目安がありました。ところがいつの頃からか私は知りませんが、そのマニュアルが廃止され『積立額』はその銀行(会社)の自由裁量圏内になりました。 これには銀行も困ります。多く積み立て過ぎれば、(損金計上しすぎで)利益を圧縮したと言われかねない。不足すると、読みが甘いと叱責を受ける。一事が万事、国の施策は銀行という一番の手先へも、『ご自由に』となっています。このように、金融機関への規制が緩くなっているのだと、私はこの話題を捉えています。やっと、一人歩きですかね。 金融機関でさえ『自由裁量権』が認められると、この動きは各方面に波及すると思います。金融機関の窓口営業は、9時~3時(15時)が常識でした。こんな動きは市井の間では、クリーニング店の営業時間にも既に顕在化しています。でも言ったら失礼ですが、クリーニング店と金融機関の営業時間は、やはり違います。その分は既にATMが代替わりしていると思うのですが、これも変化しつつあります。 コンビニエンスストア界にも、規制緩和が始まっています。24時間365日営業がコンビニの代名詞でしたが、個店によって選択肢が与えられるようになってきています。飲食店も通年営業のチェーン店は別として、個人店でも日曜営業で(火)か(水)が定休日という店も散見されます。新型コロナウィルス禍が治まれば、営業時間もまちまちになるかもしれません。 そして金融機関も独自のATMを廃止し、共同化や、コンビニ移行が増えています。私はよく言うのですが、『銀行も株式会社』。この先比較的小規模で、混雑時に顧客対応が十分出来ない恐れがないことや、近隣に営業店舗があることなどから、迷惑がかからないと思われる店舗から(究極は全店舗に波及するか)昼休業や、さらなる改革が始まると思います。四国労働金庫(全国に労働金庫網がある)は、コンビニATM利用料金を肩代わり(使い手からは無料になる)してくれています。 |
2021,12,22, Wednesday
オイスカ四国支部事務局の崔榮晋(チェ・ヨンジン)さんが、母国(韓国)の実家に伝わるキムチ作りの秘伝を、オイスカ関係者へ披露する作り方教室でした。詳細は、下段のレシピをご覧下さい。思ったより手間がかかるのと、すぐ食べられるのには驚きました。希望があれば、各地のコミセンで教室開催(参加料1人1,500円)と語っていました。塚田修一事務局長のお膝元太田コミュニティセンターは、開催が決定しているようであります。
わが仏生山コミュニティセンターでも、是非開催したい。2時間程度で、試食出来るまでの『逸品』が完成します。ご案内の通り、キムチは食べるときもさらに作るときも、ニンニクたっぷりで臭います。そのため青空キムチ作りと称していますが、この寒空では、調理室内で15名程度収容で作業が進みます。チェさんはこれまでも各地で教室を開いており、日本人の嗜好もよく理解してくれていると聞いています。 彼は前職三豊市の観光協会職員で、日本語も堪能です。事務局としての事務能力とりわけIT(情報技術)にも長けており、どのように表現したら伝わるかも、日本韓国両国の考え方の根本から学んでいます。韓国人のインバウンドにも、ガイド役として活躍していました。オイスカはインターナショナル、中核の事務局が外国籍というのも、面白いじゃないですか。私も彼の言動に、刺激を受けています。 レシピを見れば全て分かるのですが、まず事前に白菜を塩漬けにしておく準備がいるようです。5%塩水を使っていましたが、8時間~12時間ぐらい塩水につけて準備をします。今日の教室は、ここからスタートします。次ぎに白菜洗いをします。5%程度であれば影響が少ないのですが、10~20%ともなれば、洗いができあがりの味を左右するようです。 次は一番肝心な、『ヤンニョム(薬味)』作り。白菜に塗り込む、あの赤いエキスです。細ネギや大根ニンニク生姜など、小さく刻んで最後にはミキサーに掛けてペースト状にします。私の考えるポイントは、『米ののり(粉1対水10倍)』を事前に作っておくことです。これをミキサーの中に入れて、攪拌しやすくしています。同時に『唐辛子の粉(韓国製)』と『魚のエキス(韓国製塩から)』を混ぜて入れています。 最後に先の『塩漬け白菜』と『ヤンニョム(薬味)』を合わせます。韓国では写真のように白菜そのものにヤンニョムを詰め合わせて保存し、出して切って食卓に並ぶのですが、それでは教室内で大きすぎるので、白菜を先に切ってそれに『ヤンニョム(薬味)』をまぶします。ゴム手袋をして、本気でかき混ぜます。これでキムチの完成です。 私はこれを1週間程度寝かせてから食べるモノだと考えていましたが、出来たモノはすぐにでも食べることが出来ます。もちろん室温15度で保存しておれば、その後長く食べられるというのですが、日本の一般家庭では韓国のように『キムチ専用冷蔵庫』もありません。早めに食べてしまったら、また作れば良いのです。 以前のように、日韓が仲良くなれば良いですね。韓国人の国民食キムチを日本人の私が自分でつくって、美味しいとなれば日韓関係修復にもほんの少し役立ちますかね。キムチは、栄養食・健康食でもあるのです。 |