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菅義偉首相の著書『政治家の覚悟』と首相初所信表明演説
マスコミでも話題になっている『政治家の覚悟』、文春新書(2020年10月20日第1刷発行)を読んでみた。これは2012年3月(第2次安倍内閣誕生は同年12月)に刊行した『政治家の覚悟・官僚を動かせ』(文藝春秋企画出版部)の第1章、第2章を再収録した改訂版という扱いではなく新刊書。いずれにしても、菅義偉首相が政治家として取り組んで来た『原点』が、ここに記されているという。

2012年と言えば『民主党政権下』で、野党議員だった菅義偉氏は、第3章と第4章で与党『民主党』への批判を書いていたため、今回削除したと言い訳をしている。一般的には、「公文書紛失」に関する民主党に対する批判や、東京電力福島第一原子力発電所事故への対応が多く書かれていて、「森友学園問題」や「加計問題」や『桜を見る会問題』など、自らが内閣官房長官在任中の不手際を指摘されないために削除したと言われている。

その問題はともかくとして、『菅義偉』という政治家がどういった考え、どういった行動で、多くの問題を良き方へ導いたかを知る材料としては、なかなか面白い著書であります。私も知らなかったのですが、第一次安倍内閣で総務大臣に就任してからは、かねてから(総務副大臣や政務次官)自分の中で暖めてきた『ふるさと納税』を、官僚の大反対を押し切って作り上げたという下り。

地方から都会に出てきた人たちの多くは、「生まれ育ったふるさとに何らかの貢献をしたい」、「ふるさと、との絆を持っていたい」。そう思っているに違いないと自らの出自につなげて動機づけをして、代議士秘書や横浜市会議員、その後の衆議院議員のペイペイの頃に身につけた『公務員操縦法』を駆使して、敢えて政界の三種の神器『地盤・看板・カバン』を持たないことをむしろ強みとして、『菅流処世術』を身につけて行った。

深い雪国育ちは、田中角栄元総理にも通じるところだが、角栄のようなブルドーザーで高いモノを低く削るような荒っぽい手法は採らず、必要に応じて派閥を超えた議員同士の「委員会」や「調査会」・「研究会」を組織し、合意形成をしながら己の意見を通すやり方をしている。とくに地方創生の切り札である外国人観光客、いわゆるインバウンドが『地方を大事にする菅義偉』の印象を強くするのに大貢献している。

その延長線上に、「コロナ対策」があるのです。新型コロナウィルスの対策をうまくやらないと、自らが推進してきた外国人観光客の更なる増加は望めない。もちろん「国民の健康と安全安心を」という気持ちもないことはないと思うのだが、政治家としてのしたたかさも『眼光紙背に徹す』。第二次安倍内閣発足時には年間836万人だったものを、昨年は年間3200万人までに拡大したとも書かれています。

一番の肝は、『官僚を動かせ』のところ。一言で言えば、『人事権を駆使して』と言うことになる。内閣人事局をつくり、課長以上の人事を一手に握る。ノンキャリアを局長に抜擢したり、方針に反対した課長は更迭する。政治が決めて政策の方向性を打ち出し、官僚に動いてもらうという、政治主導への1丁目1番地が構築できた。

菅義偉首相のやり方は、まさに『実践』から生まれたモノだ。国民の『当たり前』を、菅義偉首相はやっているし、さらにやろうとしている。市井の庶民に、分かりやすい考え方であります。これまで歴代の総理大臣には例のない、新しい総理大臣の姿、それが『菅義偉内閣総理大臣』かもしれない。携帯電話であろうが、不妊治療の保険適用だろうが、身につまされる人らは感謝だと思います。

官僚制度の縦割りにしても、これはこの本には書かれていませんが、国土交通省内でも局によって、『中古住宅』、『既存住宅』と使い分けをしている。その位、自らの立場を重要視する官僚。それに対して、政治が一本化するという考えは正しい方向だと思うし、これからの成長戦略の柱に、経済と環境を好循環させる「グリーン社会の実現」という位置づけも納得出来る。

『温室ガス2050年にゼロ』という、所信表明演説も一見地味だけど、早く始めないと間にあわない喫緊の政策の一つだと思う。アメリカ・中国がどうするか、そんな日和見主義はもうやめて、自らの考えを貫くことに期待したい。勿論安全保障はアメリカの傘の下で、同盟関係を強化しつつ、ここ一番では『菅流』を期待しています。勿論問題もありますが・・・。



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| 社長日記 | 09:11 AM | comments (0) | trackback (0) |
頑張った高松商粘りきれず惜敗
秋季四国地区高校野球大会の二日目、高松商は愛媛1位の『聖カタリナ』と対戦し、1-4で敗退。来春の「選抜高校野球大会」出場がなくなった。長尾健司監督も試合後の談話で、「これが現時点の力」と言うとおり、むしろここまで良く戦ったと後輩たちを褒めてやりたい。私の一番の予想外れは、徳田叶夢投手の連投だった。更に予想外な結果は、その徳田叶夢選手が、9回途中まで5安打2失点に抑える好投を見せた。

試合は高松商の先攻ではじまり、1回表1アウト1・2塁で、4番安藤康城選手の打球が2塁ベース付近に飛んだが、ショートに捕られてダブルプレー。初回得点の『勝利の方程式』に、ならなかった。そして2回裏『聖カタリナ』の攻撃は、5番堀越選手に四球、8番桜井選手にセンター3塁打を打たれて1失点。しかし後続を三振に抑えて、0-1。

その後両チーム共に投手が頑張り、ゼロ行進が続く。7回表、高松商の攻撃1アウトから7番石橋颯選手がレフト前ヒット、これが高松商今日4本目の貴重なヒット。桜井投手は、136キロの速球とスライダーをうまく組み立て、昨日の高知・森木投手が好投手と言われていたが、今日の桜井投手がもう一枚上だった。

8番向井万旺は三振したが、9番徳田叶夢投手がレフト前ヒットで続く。2アウトながらランナー1・2塁。1番末浪佑絃のところで、パスボール。その後の四球で満塁になり、2番野崎隼斗選手が死球。押し出しで高松商が1点奪取、これで1-1の同点に追いついた。『聖カタリナ』がここで2回目の守備タイムを入れて、期待の3番浅野翔吾選手をヒット性のセカンドゴロに仕留めた。

ここがこの試合のクライマックスだった。ここで1本あれば、『勝利の女神』が高松商へ転がり込んだ。これまで大活躍の浅野翔吾選手でヒットが出なかったのだから、これは仕方がない。8回裏聖カタリナの攻撃は、2番石川3番高岡が四球で出塁。4番川口の送りバントを高松商山崎悠矢捕手が三塁で走者を刺して流れを掴んだように見えたが、5番堀越が2塁打でまず1点。

ここで長尾健司監督は、徳田叶夢にかえて渡辺和大投手(1年)を送り出した。1アウト2・3塁で、聖カタリナ越智良平監督は、意表を突くスクイズを仕掛けて2点目。一年生渡辺和大投手はどこへも投げられず、1アウト1・2塁で7番井上を迎える。ここで高松商にラッキーが飛び込んで来た。と思ったシートゴロで、2塁手が1塁へ投げられず、ダブルプレー崩れで3点目が入った。ランナーの守備妨害も応援席で言われたが、高松商からの抗議はなかった。

1年生投手が出てきたところですぐさま『スクイズ』を仕掛けてくる越智良平監督は早稲田OBと聞いたが、流石に手慣れていた。相手が一枚も二枚も上だった。徳田叶夢投手は前日133球を投げ、連投の今日は104球とセーブした投球をしていた。昨日が8被安打の2失点、今日は8回途中だが5安打2失点と上々の投球だった。ご苦労さん。

課題の守備も2日間で1失策。結論から言えば、昨日の11安打から、今日の5安打(長打なし)。やはり、桜井投手が良かったということになる。県勢チームは1位の寒川が小松(愛媛3位)に惜敗。2位の英明は、明徳義塾(高知1位)に大敗した。香川県勢の選抜出場は、これでなくなった。

2日間、子どもや孫に楽しませて貰った高松商OB。応援バスを仕立てて移動しましたが、その他は高知で同窓会をする学年もあり、秋の晴天に恵まれ、本当に楽しい2日間でした。関係者の皆さまに、深く感謝をします。そうそう高知県で、『Go to eat』1,000円券1日1枚を頂きました。南国サービスエリア(当日県内使用)で、使いました。ありがとうございました。





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| 社長日記 | 10:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
高松商好投手を攻略まず1勝
秋季四国地区高校野球香川県大会は24日、高知市の高知・春野球場で4県代表の12校が出場して開幕。香川県3位代表の高松商は高知(高知2位)に5-2で勝ち準々決勝に進出した。高松商は、今大会注目の高知の右腕森木大智投手から一、二回に計3得点して主導権を握り、左腕徳田叶夢も緩急をつけて2失点完投と踏ん張った。

高松商は打者が、打撃マシンで150キロの森木投手の速球を想定し、目を慣らして強振せずコンパクトに芯でとらえたことが勝因の一つ。二つ目は、徳田叶夢投手の力投。球速は遅いが、多彩な変化球で強打・高知の打線を8安打2失点に抑えた。三つ目は、心配されていた守備のエラ-が1つ、加えて浅野翔吾選手のファインプレーが出て、徳田叶夢投手を盛り上げた。

高知新聞には、森木大智投手次第と書いてあった。投手で4番打者だから、森木選手の出来次第。立ち上がり、森木選手の調子がまだ上がっていないところを叩いて3得点は、高知を慌てさせた。6回に2得点されて3-2に迫られた7回と8回に高松商が一点ずつを加点し、9回表を4人で片付けた。終わって見れば、5-2だから高松商の楽勝のように見えるが、内容は競った戦いでありました。

森木大智投手の玉は、速度計がないので分からないが、ここ一番の速球は確かに145キロ以上出ていたように感じました。7奪三振は流石だが、5四死球は誤算だったと思います。特に苦手だったのか8番向井万旺選手には、3四球を与えた。それが失点につながって行った。今日は高松商の作戦勝ちかな。

明日は同じ高知の春野球場で、愛媛1位の『聖カタリナ学園』と2回戦を戦います。ここが勝負だと思います。このチームも高松商より上です。聖カタリナは愛媛県予選でエース右腕桜井頼之介が防御率0.34と安定し、打線もチーム打率.381と好打にバランスがとれていて、総合力は高松商より上であります。初戦も高知有利と言われていました。高校野球は、やってみないと分かりません。









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| 社長日記 | 08:39 AM | comments (0) | trackback (0) |
公益財団法人オイスカからの感謝状伝達
毎年この時期『オイスカ四国のつどい』を高松市内で開催し、東京本部から中野悦子オイスカ理事長らをお迎えして、功労者表彰を行っています。今年も10月に『つどい』が計画されていたのですが、新型コロナウィルス感染症の終息がままならない状況下、中止せざるを得ないことになりました。よって中野悦子オイスカ理事長からの20年在籍の『感謝状』を、高松推進協議会傘下の会員へ、私と池田浩二事務局員の2人で、お届けに参りました。

県下一円では30年間在籍者もいましたが、高松推進協議会関係では、法人5組織、個人4名の会員さんに20年在籍功労の伝達をしました。中には事前に到着予定時間をお知らせしていたところもあり、「まだですか」と心配の連絡も頂きました。予想外に喜ばれて、会話も弾み時間が大幅に押してしまいました。圧巻は『さぬき麺業株式会社』、奥様に電子メールでお知らせしたのですが、折り返しがなかったモノで諦めていました。ところが・・・。

私の内心では、1枚くらいの『記念写真』が欲しいなと願っておりました。せこい話で恐縮ですが、自分たちの行いを不遜にならない程度に世間に知らしめることも、『活動を広く展開』するためには必要なことだと考えています。『さぬき麺業株式会社』さんでは、社長の香川政明様(テレビCMでひたすらうどん踏みをされているあの御仁)をはじめ、大勢の出迎えを受けました。

池田浩二事務局員によると、ここの工場で出る「イリコ・カツオ・昆布」のダシガラを頂き、研修センターで飼育しているニワトリに与えているそうです。食の善循環が、小規模ですが出来ています。そこで生まれた卵は、また民間の飲食店で購入して下さり、センターの運営資金に充てています。

オイスカは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。特に人材育成に力を入れ、オイスカの研修を修了した現地の青年は、各地で地域開発に取り組んでいます。国内では、農林業体験やセミナー開催などを通じて、啓発活動を積極的に進めています。農業を通じて世界の友好と平和の実現を目指し、アジア・太平洋地域の開発途上国の農業技術指導や植林計画など国際的な支援活動を行っています。

また国内に4つしかない研修センターの一つ、『四国研修センター』を綾川町に設置し、会員の会費や寄付金により、東南アジア・メキシコからの研修生を受け入れています。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い修了生の帰国も、さらなる研修生の入所もいまは滞っておりますが、さらなる研鑽に励んでおります。






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| 社長日記 | 08:46 AM | comments (0) | trackback (0) |
邪馬台国は存在しなかったby田中英道
『魏志倭人伝』にしか登場しない「卑弥呼」・「邪馬台国」。なぜ「卑弥呼神社」は日本国内に存在しないのか?『魏志倭人伝』はどのように書かれたのか?戦後最大の未解決問題に決着を付ける。どの角度から考察しても、邪馬台国は存在しなかった。ないことの証明は、『悪魔の証明』と言われて、非常に難しいモノだ。先の「日本の起源は日高見国にあった」の著者が、2019年1月7日に上梓している衝撃のタイトル本。

私も先に、「日本の起源は日高見国にあった」を読んでいて、その中で、「邪馬台国は存在しなかった」という田中英道氏の意見を読んでいて、この「邪馬台国は存在しなかった」の本を取り寄せたモノで、ある意味驚きは『中の上』程度であった。知らなかったら手にしていない『本』かも知れないし、事前に知っていなければ驚きは間違いなく『上の上』だったと思う。

『魏志倭人伝』や「卑弥呼」・「邪馬台国」や『金印』は、中学校の教科書にも掲載されていたし、その存在の「九州説」「畿内説」など多くの本が出版されている。その『邪馬台国』は、『魏志倭人伝』の著者『陳寿(ちんじゅ)』のフィクションだったという、大胆不敵な、日本中の全歴史家を敵にまわしかねないこの一冊。私は驚きと、新鮮な目で見て読んだ。新型コロナウィルス禍により、暇していて、一気に読んだ。

そもそも『魏志倭人伝』は、中国で三世紀に編纂された歴史書とされている、『三国志』の中のほんの一部であります。『三国志』の三国とは、184年に黄巾の乱で「漢」が乱れてから、280年に「西晋」が再統一するまでの約100年間の覇権を争った『魏』『蜀』『呉』の三国を指しています。三国間の内乱状態の時代が、後に「三国時代」と呼ばれて、大勢の英雄が群雄割拠しています。確かにウキウキワクワクするシーンが、多い。そこから邪馬台国へ、陳寿は飛躍させたのか。

三国志には、この『魏(ぎ)』『蜀(しょく)』『呉(ご)』(私はなぜか魏呉蜀の順で覚えています)の歴史がまとめられています。『三国志』は、『陳寿』という官僚が編纂しました。『魏志倭人伝』は400字原稿用紙5枚、僅か2,000字程度の書き物です。陳寿は最初、『蜀』に仕え、263年に『蜀』が滅びた後、統一王朝「西晋」に仕えて三国志を編纂します。統一王朝「西晋」にとっては、『魏』が元々の国です。

田中英道氏は、日本の神社を全部調べたようですが、『卑弥呼神社』がどこにもないというのです。従って邪馬台国も卑弥呼も、存在しなかったと結論づけています。そもそも邪馬台国も卑弥呼も、「蔑視」用の字です。邪馬台国の「邪」はどういう意味か。中国語では「正しくないこと」「道に外れていること」という意味です。卑弥呼の「卑」は、「いやしい」「賤しい」ですから、最大の軽蔑語。

「日本の王は、いやしい女であった」と言っているのです。本質的に邪馬台国論争とは、「日本の歴史の根幹は天皇である。」ということを否定するための論争です。この論争のケリをつけない限り、日本の歴史を無視するような左翼的な「歴史認識」が続くことになります。実際に今も、相変わらず「邪馬台国」論争は、九州説・畿内説が相乱れているだけで、調べれば調べるだけ、魏志倭人伝には、デタラメばかりかいていると言うことが明らかになります。

魏志倭人伝は、これまで金科玉条のような扱いを受けてきました。これは「中国の歴史書は信頼すべきだ」とする、日本人学者の奇妙な信仰から来ているものです。『呉』が滅亡して『西晋』統一した280年から『陳寿』が没する297年の間に出来上がっています。そして『魏志倭人伝』はすべて伝聞で書かれています。陳寿は、日本へやって来て取材した上で『『魏志倭人伝』を書いたわけではありません。これまでの、「仮説」と「妄想」しか書かれていない本が氾濫している理由を教えてくれる快書。目から鱗です。




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| 社長日記 | 09:36 AM | comments (0) | trackback (0) |
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