2020,09,21, Monday
来春の選抜大会の重要な選考資料となる標題大会が、19日からレグザムスタジアムとレグザムボールパーク丸亀の両球場で、37校36チーム(石田と飯山は連合チーム)が出場して開幕した。高校野球ファンにとっては、球場に駆けつけられないが、ケーブルテレビで観戦できて、なんとか『飢え』を凌いでいます。
母校・高松商は20日11時40分からの初戦、『坂出商』に6-0で完封勝利。依然としてエース不在の投手陣のようですが、今日の初戦は予想に反して左腕の徳田叶夢投手で臨みました。予想では坂中大貴投手でしたが、甲乙付けがたい両投手のように聞いています。新チームの戦績は、高松商の7勝7敗4分け、一方の坂出商は7勝4敗1分けで、坂出商の負けが少ないのです。 初回1回表、坂出商は2本の単打で2死一・三塁とランナーを出しながら、5番瀬戸選手の左翼ファールゾーンに落ちそうな打球を左翼手藤井陸斗選手が飛び込んで好捕。坂出商はチャンスに0点。その裏高松商は、1番末浪佑絃選手が「中前打」、2番野崎隼斗選手も「右前打」で続き、3番浅野翔吾選手が「四球」で無死満塁。 新4番安藤康城選手が、積極的に初球を「中前打」で、まず二者生還の打点2。送球の間に一走の浅野翔吾選手も生還し、その後5番藤井陸斗選手の「安打」、6番山崎悠矢の「安打」で無死一・三塁。7番石橋颯の右犠飛でもう1点追加。この回に打者一巡の4得点で、徳田叶夢左腕を助けます。長尾健司監督は、「初回が全て」と振り返っていました。 2回にも、先頭打者末浪佑絃選手は「三振」(本人はボールと見切って見逃しの三振。テレビで見ていた私もボールかと思いましたが、あそこはバットに当ててファールを狙う)でしたが、彼は「天理」から来ています。初回は、先頭打者安打を打っている。この日、4打数2安打でした。俊足で、高松商の典型的な1番打者です。好きですね、このタイプの1番。 2回2番野崎隼斗選手も俊足で、「内安打」を稼いで、盗塁まで。5番藤井陸斗選手の「中前打」で1点追加。8回裏は、1アウトから石橋颯選手がセンターへ「3塁打」。8番渡辺升翔選手の3塁ゴロの間に生還。1点追加して、6対0で完勝しました。坂出商の6安打に対して高松商は9安打。高松商の守備、打線は順調に仕上がっているように見えます。7勝7敗4分けから、一段とギアーが上がっています。 勝因は色々あると思いますが、まずは徳田叶夢投手でしょう。背番号11ですから、坂中大貴投手の1に対して二番手ですか。今日は9回32打席被安打6、奪三振5、失点0。大会前の練習試合では、守備から崩れるケースが多かったというが、この日は守備でも「ノーエラ」。三塁手石橋颯選手も、ヒット性の当たりを三塁ゴロに。三振は3つありましたが、奪四球3。盗塁4(2番野崎・3番浅野・5番藤井・6番山崎捕手まで)。 よく言われる公式戦ごとに成長する『長尾マジック』、山口富士雄OB会会長も、「今年は四国大会出場が難しい」というが、素人勝手連のわれわれ一般卒業生は、創学120周年の今年の秋は、心配しないでも選抜出場が大丈夫な位置で、新年を迎えたい。次は、26日土曜日12時40分からの予定です。 |
2020,09,19, Saturday
アジア開発銀行(ADB・本部フィリッピン)は18日、オンラインで開いた年次総会を終了し、貧困国救済のための基金の補充を決めた。同日の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)財務省・中央銀行総裁会議では、新型コロナウィルスの対応に、「すべての利用可能な政策手段を引き続き用いる」とする共同声明を採択した。アジア域内で、危機回避に向けた備えを拡充する。
今回、資金の補充を決めたのは「アジア開発基金」。財政基盤の弱い貧困国向けに、無償資金を提供する。40億ドルを超える計画で、日本はそのうち35%にあたる約1000億円の拠出を表明している。ADBは、徴税力の弱い新興国向けに、財務人材の育成や情報共有を担う『域内ハブ』の設立も決定した。域内ハブの設立は、1月に就任した浅川雅嗣総裁が主張していた。オイスカもそうですが、日本は『やり方』を教授しています。 アジア開発銀行(ADB)の本部は、フィリピン共和国・マニラ首都圏マンダルーヨン市。ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)の発案により、1966年(54年前)に発足しました。現在67か国/地域で、構成される。最大の出資国は、日本とアメリカ合衆国(ともに出資比率15.7%を占める)であります。 中華人民共和国と中華民国(名義は『中国台北』でこれに抗議して中華民国は1986年と1987年のADB総会をボイコットしたことがある)が、共に加盟している、国際機関としては珍しい存在であります。2016年には、中国主導で設立されたAIIB(アジアインフラ投資銀行)と協調融資の実施で覚書を締結した。しかし、実際2つの対立は根深い。 設立当時から日本の大蔵省(現・財務省)が深く関わっており、大蔵省OBで大蔵大臣だった福田赳夫と、その盟友の大蔵省OBで初代総裁も務めた渡辺武が作成した私案をもとに、大蔵省の意向を強く反映して設立が進められた。これに対抗するように、4年前にアジアインフラ投資銀行(AIIB)が、中国の提唱で発足した。中国の、広域経済圏構想『一帯一路』を後押しする金融政策だ。 平たく言えば、日米中心のアジア貧困国救済銀行政策に、中国が割って入ってきたのだ。当初『アジアインフラ投資銀行(AIIB)』に対して、日米は軽く見ていた。それは習近平国家主席が2013年10月、インドネシアAPECで提唱しました。この構想を聞いたアメリカは、「大した勢力にならないだろう。東アジア・東南アジアの一部の国が参加する小規模なモノ」と高を括っていた。 しかし、2015年3月12日、『歴史的大事件』が起こった。きっかけは、アメリカと特別な関係にあるイギリスが、アメリカの制止を無視して「AIIB参加」を決めたことだった。それを見て3月16日には、フランス、ドイツ、イタリアが参加を表明。雪崩をうって、結局57カ国がAIIBの参加を決め、現在ではなんと100カ国まで増えています。欧米諸国は、いずれも先発者利益を得ようとして、AIIBへの参加を表明しました。 この現象に中国はあざ笑い、『アメリカの覇権喪失を世界に示した、歴史的大事件』となったのです。ここでぼんやり者のオバマ大統領も、ついに目覚めました。彼は、「中国を打倒し、アメリカの覇権を取り戻すこと」を決意します。オバマ大統領は2009年~2012年までの1期目、リーマン・ショックからの「100年に一度の大不況」との戦いで、多忙を極めていました。 2013年から始まった2期目、オバマ大統領はようやく外交に取り組むようになったのです。そのアメリカの変化に習近平国家主席が実感したのは、2015年9月に国連総会出席のため訪米した時のことです。要するに、『超冷遇』されたわけです。西側諸国は中国の経済成長などを助けるために、無償に近い形で物的・人的応援をしてきました。やがて中国が、『まっとうな国になる』と信じて。 2016年11月、反中のトランプが大統領選で勝利。2017年4月、中国の工作や北朝鮮問題などによって、米中和解。しかし習近平国家主席は、北朝鮮問題解決に努力することなく、トランプ大統領は騙されたことに気づく。そしてアメリカは、500億ドル規模の追加関税措置へと進むのですが、このあたりは紙幅の関係から割愛します。 要するに日本は、中国が提唱し欧米各国がアメリカの反対を押し切って加盟したアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加盟しなかったのです。つまり、同盟国は日本だけという安堵感をアメリカに植え付けることに成功したのです。日本人が総裁を務めているという事実も、安倍晋三首相の頭の中にはあったのかも知れません。官僚が内閣に、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に関する正確な情報を挙げてなかったという指摘もありますが、いずれにしてもアメリカとの同盟関係が一層強固になったのは事実です。 |
2020,09,18, Friday
国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」の補助を活用した東京発着の旅行商品の予約が18日、始まった。旅行会社や地方の宿泊施設は、年間7700億円とも言われる「東京消費」の獲得に動く。ただ、都内では新型コロナウィルスの新規感染が増加傾向を示しており、対策徹底と隣り合わせの観光振興が続く。
「飛行機や新幹線と組み合わせたプランの照会が増え、海外旅行が出来ないストレスからか、北海道や沖縄など遠方への関心が高まっている」という。「Go To トラベル」は、国内旅行の代金を半分まで補助する。1泊あたり1人2万円を上限に7割を旅行代金の補助、3割は飲食店や土産物店で使えるクーポンを配布する。 7月22日に始まった事業開始に、東京への旅行や都内在住者の旅行については除かれていた。予約は18日から、それも旅行代理店への通知は午前11時半頃。あたふたとした事業計画だが、今のこの時期では仕方のないことだ。万一のキャンセルも、キャンセル料が課金される場合には、政府が負担するという。 地方の宿泊施設の期待も高まる。那覇市にあるホテルでは11日に東京追加が報じられてから予約が増え始め、半分は東京発が占めるようになった。とはいえ新型コロナウィルス感染拡大のリスクが、完全にぬぐい去られたわけではない。傾向が見るという1週間移動平均では、東京166人余と、1週間前に比べても5%強増えている。まさに『爆弾を抱えながら』の、東京発着となる。 「Go To トラベル」が始まってから、約2カ月が経過する。賛否あるところだが、政府の「経済を動かしながら新型コロナウィルスの撲滅」という方針は、成功していると私は見ています。残念なのは、半額補助制度という内容から、普段行けないような『高級ホテル・旅館』が重用され、リーズナブルな地方旅館などでは人が増えていないという。これは、本来の制度構築の姿ではないように思います。 『一律1万円補助』とかの制度であれば、安めのホテルや旅館でも、利用する市井の庶民にも恩恵があるのではないだろうか。多くの国民が利用するという制度理念からも、庶民の旅行を後押しする制度が好ましい。私のフェース・ブックにも、高級旅館での高級料理が写真付きで送られてくる。私は、違和感を覚えていました。 だから、私たち夫婦は「Go To トラベル」を使っていません。新しもの好きの私にしては、変ですよね。今さら制度改革も出来ないだろうと思いますが、現行の『国内旅行の代金を半分まで補助する』に『一律1万円補助』も選択できるように変更すれば、『喜ぶ田舎人』が増えるのではありませんか。これなら私も、利用したい。 |
2020,09,16, Wednesday
菅義偉内閣が16日夜、発足した。前日夜には候補者が明らかになり、そのすべてが任用された。菅義偉内閣総理大臣の手腕を、垣間見たように思いました。安倍晋三前首相の病気辞任に伴うモノで、首相交代は約7年8カ月ぶりとなる。菅首相は、記者会見で省庁の縦割り体質を打破し、規制改革に取り組むと述べた。悪しき前例主義を打ち破るとしながらも、深夜に及ぶ閣僚の記者会見に、早速河野太郎行政改革相が噛みついていた。
賛否いろいろ言われているが私は、『仕事し内閣』だと思います。各大臣の人となりについて、また手腕について熟知するモノではありませんが、報道されている中では、『派閥』に囚われることなく、『人物』で選んだら派閥横断内閣になったと考える方が順当だろう。ご自身が派閥の功罪弊害を主張し、『無派閥』を貫いている。無派閥の首領が総理大臣になるのは、自民党結党以来のことか。 最大の関心事は、「自民党総裁」に選任された時から『デジタル庁』の新設を挙げていたのだが、そのポストに香川一区選出の平井卓也衆議院議員(⑦62岸田派)が就任した。安倍政権でIT・科学技術大臣就任されたが、1期だけで、その後の安倍政権では外されていた。その程度の評価かと思いきや、この人しかいないと重用されての任用で、目玉政策だけに驚いた。 この2度目というのは、昨今『結果』を出している。安倍晋三首相も再登板だった。2006年9月26日からの第一次内閣は、病気のため366日で福田康夫元首相にその座を譲った。安倍第二次内閣は、それから6年後の2012年12月26日だった。もう一つ私もファンであるが、『読売巨人軍』の原監督だ。彼も確か2度目の登場で、川上哲治元監督の長期政権を抜いた。 まだまだ調べたら枚挙にいとまがないだろうが、平井大臣には大いに期待する。まず周りの環境が変わった。『デジタル化』は『デジタル庁』のみならず、全省庁で取り組む課題だ。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、10万円の特別給金の遅配が表面化した。この新型コロナウィルス禍で、医療体制も大きく変わらざるを得ない。具体的には、『オンライン診療』が挙げられる。 デジタル化に伴い、映像や写真等の共有も簡単便利になる。患者も行くところでレントゲンや、CT撮影など、何ともやられて辟易している。医療費の削減にもつながる。私はこの新型コロナウィルスを機会として、『かかりつけ医』制度を推奨したらどうだろう。町医者(中小零細企業)の救済にもつながるし、次のステージの日本独自の医療体制が出来上がるだろう。『デジタル』楽しみになりました。菅義偉内閣総理大臣頑張れ、平井卓也大臣がんばれ。 |