2019,09,25, Wednesday
ラグビーワールドカップ日本大会は25日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県釜石市に新設された釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで、D組のフィジー対ウルグアイ戦が行われ、晴天下のもとで午後2時15分からおこなわれた世界レベルの戦いにスタジアムが沸いた。大会名誉会長の秋篠宮皇嗣殿下ご夫妻も、熱く観戦された。
震災から8年余が過ぎ、復興を世界に発信する象徴と位置づけられた同スタジアムに、1万4025人の観衆が集まった。ここ釜石は、1978~84年度にラグビー日本選手権で7連覇した「新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)」の本拠地で、「ラグビーの街」として知られていた。震災で、千人以上の死者・行方不明者が出た。高松へも、釜石からの被災者が移住している。 新日鉄釜石には、私も思い入れが強い。明大卒の森とか松尾雄治がいた。彼らは私の二歳後輩、一学年下。私は、彼らの大学生の頃を見ている。今は昔、明治・早稲田が強い頃の話しである。松尾選手は、大学2年までスクラムハーフ(スクラムにボールをいれる人)で、日本代表にも選出された。1年時の大学選手権では、劇的な逆転トライを導くパスを通し、早稲田の公式戦連勝を36で止めた。 しかし3年時に、北島忠治監督の指示でスタンドオフ(攻撃を組み立てる司令塔)に転向。本人はこれに一時くさったが、後に奮起。4年時に大学選手権優勝、第13回日本選手権では、三菱自動車工業京都を37-12で破り、司令塔として当時低迷していた明大ラグビー部を悲願の日本選手権初優勝に導く。 新日鐵釜石入社後もスタンドオフとして、日本選手権7連覇を含む優勝8回を達成する主力選手として活躍。また日本代表の不動の司令塔としてキャップ24(試合出場回数)を獲得、1983年にはウェールズを相手に24-29の大接戦を演じた。こんなスター選手が失礼ながら田舎の釜石で、地元高校卒選手を仲間として7連覇を果たした。 試合は、格下のウルグアイ(19位)がフィジー(10位)を30―27の僅差で破り、勝ち点4を獲得した。接戦で、序盤はフィジーが優勢に動いていたが、言われているようにフィジーは次の試合を意識しすぎて、先発12人を控えに回すなど、これまでの戦績を過信しすぎたきらいがある。ランクよりも、その日の状態が心身共にどうあるかが重要だ。 本当に楽しんでいるワールドカップだが、A組の日本の次は28日静岡スタジアムでのアイルランド戦、アイルランドは世界ランク1位。まともには勝てない相手だが、勿論奇襲攻撃でも勝てない。でも圧倒的な下馬評を覆して、アイルランドから負けても勝ち点を得るなら、決勝リーグ進出(目標のベスト8)も夢ではなくなる。日本戦でなくても良い、生が見たい。 |
2019,09,24, Tuesday
人口減や自動車の燃費改善で、年率2%近く消費が減るガソリン。その中でも東京の減少幅が、突出して大きい。石油元売り再編の影響に加え、カーシェアの普及や高齢者の車離れなど、社会的な変化が背景にあると言われている。
石油連盟によると、東京7月のガソリン販売量は、2014年7月のガソリン販売に比べたら25%減った。同時期の、日本全体の減少率は10%だった。一因は、都心を中心に進むカーシェアの普及だ。「途中まで電車を使い、駅に着いてからカーシェアを利用する人が増えている」という。東京は駐車料が高いうえ電車やバスが充実し、公共交通機関を上手に使う人が増えた。 同じくカーシェアが普及する大阪などでも、ガソリン販売は減っている。都市部では、マイカーを手放してカーシェアを使う人が多くなっている。確かにマイカーに比べ、カーシェアは手続きや料金がかかるため、全体としてクルマ利用の頻度が減っている。健康のためにも、公共交通機関を使うのが、懐にも体にも有効だ。 また「最近はお年寄りの給油が減った」と話す、都内の給油所の店長。需要減のもう一つの要因が、高齢ドライバーの減少だ。高齢者は若者に比べて、クルマ所有率も高い。高齢者の運転事故が相次ぐ中、都内では18年に約4万人の運転免許を返納した。高齢化率が低いにもかかわらず、返納数は全国の1割を占める。 これを裏付けるように、給油所数の5年間の減少率は、東京都が神奈川県と並んで全国最高だ。18年度末の東京都の給油所数は、1010カ所と13年度末比21%も減った。高松市内でも、大きな給油所の閉鎖が目立つ。過去の、タンク撤去に補助金が出る制度はもう終わったと思われるのに、大規模給油所まで閉店に追い込まれている。小規模給油所は、言うに及ばず。 また「燃費が良くなった」のも、ガソリン消費減につながっている。先に訪問したギリシアでも、日本車の低燃費を知った国民は、こぞって日本車を購入しはじめたようだ。これまでのドイツを中心とした大陸車の販売に、影を落としているという。特にギリシアはなぜだか、ガソリンが日本に比べても高額だった。 逆に販売量が目立って増えたのは、沖縄県。7月の販売量は、14年の同月より19%も多くなっている。「公共交通機関が首都圏のように充実していない」という理由からのようだが、観光需要の増加も要因の一つ。那覇空港から、レンタカーで移動するYOU(外国人)も増えている。4~5名移動なら、沖縄は最も適した面積・移動距離だろう。 |
2019,09,22, Sunday
久しぶりに羽田空港から、私が考える東京の西方面へ行きました。日頃は羽田空港から神田までのラインで、事が終わっていました。昨日は総武中央線の水道橋駅でしたから、今日は水道橋駅から久しぶりに新宿へ行って、東急ハンズの店内を散策してみようと、チェックアウトの10時に水道橋グランドホテルを出ました。
今朝は遅めの朝食で、8時半にはクラス会参加の三人がレストランから出て行きました。いつもの7時だと、四人で昨日の続きが出来たのに、残念です。クラス会の後、宮沢隆(にじゅういち出版代表)氏と上野のホテルラウンジへ行きました。土曜日だというのに、つきあわせて申し訳ない。いろいろ、最新不動産情報を頂きました。 電車内で携帯電話が鳴り、慌てて最寄りの駅で下車しました。社員の久保さんからの電話ですから、きっと急ぎだと思いました。偶然降りた駅が、千駄ヶ谷だったモノですから、新築なった国立競技場(オリンピック会場)へ行ってみることにしました。少し歩くと思いますが、天気も絶好のウォーキング日和。 まだ競技場の建物の中へは入れませんが、柵の外から「東京五輪はここか」と納得しました。そしてその先に、「日本オリンピックミュージアム」があります。折角ですから、当然建物の中へ入ります。2階が有料というから料金(500円)を払って、チケットを貰いました。ところが彼女の手元を見ていたら、011という番号券がその隣にあります。聞けばそれは、老人用だというのです。 11番は私にとって縁起が良いモノで、「私は老人です」と言って換えて貰うことにしました。65歳からというので、運転免許証を提示して、彼女はレジの打ち直しになりました。老人券は、400円でした。ここには、オリンピックに関する諸々があります。ギリシアでの、採火映像もありました。ギリシアから帰国して一週間になりますが、時差ボケがまだ続いているのか、体が重いのです。 外へ出たら、何だか野球応援のような歓声が聞こえます。すぐ前が、神宮第二球場と書かれています。すると隣の神宮球場で、東京六大学野球かと思って、近寄ってみました。予想が当たり、法政対立教の第二戦をやっていました。内野特別席1.500円と言うので迷いましたが、「老人割り」を聞いてみました。老人割引はなかったのですが、聞いてしまったらやめるとも言えず、4回途中からですが入ってみました。 東京六大学は、勝ち点制で優勝が決まります。秋季リーグ第1週は、明治が東大に2勝し、勝ち点1を上げています。同じように法政が早稲田に2勝し、勝ち点1。この情報は後で知りましたが、法政が応援も含めて元気でした。応援団にチァガール、ブラスバンドも軽快な音を出しています。高校野球とは、やはり違います。独特の雰囲気があります。 試合は接戦で、5-3で法政が前週に続き立教から勝ち点1を挙げて都合勝ち点2。なかなか調子が良いようです。4-3で迎えた9回表法政の攻撃。7番中村選手のバックスクリーンへのホームランが、センターの守備選手の腕にあたって入ったとして、二塁打に変更になりました。これは、珍しいことです。しかし法政は、この二塁ランナーをヒットで帰して一点追加して5-3。9回裏、立教の攻撃を三者凡退に、最後のバッターは147㎞の速球で三振。法政の、勢いを感じました。 試合終了を見届けて、球場を後にしました。次の慶応対東大の、選手が入ってきました。次の試合も見られるのですが、飛行機の都合があります。残念ながら、高商優勝戦と同じように、地下鉄駅へ急ぎます。台風の影響もあり、飛行機は出発が遅れましたが、無事高松空港へ着陸できました。明日は高商紫雲会総会が、14時から喜代美山荘花樹海で予定されています。 |
2019,09,21, Saturday
大学の同窓会は、サークルや部での開催はよく聞きますが、本日はクラスの同窓会でした。2年に一度開催と決めて、4回目になります。内一度だけは、百田省平幹事が出来ないというので、私が幹事をしました。高松開催も希望されていますが、やはり東京が交通至便でなかなか地方での開催とはなりません。
本日の参加は、北は北海道北見市の斉藤伸一郎さん、南は鹿児島県鹿屋市の波江野満さん、初参加は福島市の高荒栄一さんと大分市からの首藤清人さん、標準年齢67歳であとどのくらい参加できるか、テーブルでの話しの中心は、「病気」ですね。昔の遊び人も、今も一見現役もいたり、面影すらないない人もいます。 栃木県出身の栗川史雄さんが2006年に、落合恵一さんが同じ月の2006年7月に、宮本聡さんも同じ月の31日に、もう一人高地俊雄さんが2013年生涯独身のまま亡くなりました。50人ぐらいのクラスメイトがいて、その中の1割がなくなり、生きている人間の半分が参加した勘定になります。 多くのモノが、同窓会だけのために水道橋グランドホテルまで来ています。馬鹿だと言われそうですが、この年になって同窓会に参加できるのは「勝ち組」です。ここは、過去に宿泊したことがあります。東京ドームが、手の届くところにあります。大勢の宿泊客で、ここも賑わっています。 中締め前に、校歌斉唱。3番まで歌ったのは、卒業以来。なぜだか、涙が止まりません。 白雲なびく駿河台 眉秀でたる若人が 撞くや時代の暁の鐘 文化の潮みちびきて 遂げし維新の栄になふ オオ明治その名ぞ吾等が母校オオ明治その名ぞ吾等が母校 権利自由の揺籃の 歴史は古く今もなほ 強き光に輝けり 独立自治の旗かがし 高き理想の道を行く オオ我等が健児の意気をば知るや オオ我等が健児の意気をば知るや 霊峰不二を仰ぎつつ 刻苦研鑽他念なき 我等に燃ゆる希望あり いでや東亜の一角に 時代の夢を打ち破る オオ正義の鐘を打ちて鳴らさむ オオ正義の鐘を打ちて鳴らさむ |