日本は住みやすい国、とりわけ香川県は温暖で風水雪害の少ない地域で、県の誘致策や現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』の開催など、国際化の進展により観光客などの外国人訪問客や様々な資格を持った在留外国人が、年々増えています。このうち県内在留外国人数は、2024(令和6)年末現在で19,607人と、香川県で多文化共生に関する計画が初めて策定された2007(平成19)年の8,708人と比べると、約2.2倍に増加しています。
ただしこの間の10年で、香川県人口は約6万4千人減少していて、この結果、在留外国人が県人口に占める割合は0.9%から2.1%へ、密度が濃いくなっています。よく見かけることが多くなっているのは、肌感覚と数字が一致しています。
今後もこの傾向は続き、ますます外国人居住者は地域社会で身近な存在となってくると予想される。
こうした外国人の増加に伴って、犯罪や事故も多発傾向にあり、また言語や習慣・文化の違いに対する理解不足などから、雇用や住宅問題など日常生活において摩擦が生じることがあります。過去には中国人居住者世帯の退去に伴う原状回復で、裁判沙汰になった経験も持ち合わせています。中国人世帯は油分を多く使う、これが半端でなく問題になった。当時は大家さんの現状回復の考え方も、今以上に頑固だった。
このような情況で、外国人と日本人がお互いを認め合い、コミュニケーションを深めていくことは、現代社会においてとても大切なことであり、必要不可欠であります。業種によっては、雇用者は外国人だけという事業所あるくらいで、中小中堅企業にあって、外国人は欠かせない働き手となっています。特に香川県では、西讃で外国人労働者軍団を見かけます。
多くは自転車に乗り、2人以上での集団行動の場合が多い。私も異国の地で働くとなると、一人行動はようせんでしょうね。同じ言語を話す、つまり日本人同士で集団行動をするでしょう。彼ら在留外国人の国籍は、令和6年末現在で89カ国となっており、アジア地域出身者が全体の約93%を占めています。国別では、平成9年以降は中国が最多でしたが、令和6年末現在ではベトナムが最多となり、全体の約24%を占めています。
一方在留外国人の在留資格別にみると、『技能実習』が約33%で最も多く、次いで『特定技能』、『永住権』、『技術・人文知識・国際業務』、『留学』、『その他』、『家族滞在』の順になっています。在留外国人に対するアンケート調査では、『制度やサービスの多言語での情報共有』と『申請や届出などの書類の多言語化』が多いようです。基本は言語ですが、先の89カ国語に対応するというより、世界共通言語と言われる『英語・米語』に、日本人も慣れ親しむべきか。
所属する公益財団法人オイスカの中で、日本に4カ所の研修センターの一つである四国研修センターでも、2月に受け入れをして12月までの10ヶ月ですが、研修生にまず日本語教育をしています。彼らをみていると若いこともあり、日本語の上達も早いですね。同時に農業実習や調理などの専門課程も学び、帰国したらそれぞれがリーダーとなって学んだことを現地の人らに教えています。
オイスカの外国人研修生は、綾川町の『四国研修センター』に宿泊しますから、居住先の心配はいりませんが、技能実習生は入国後は働く事業所指定宿泊地の寮生活をしますが、これが長期間となると滞在資格が変わり、自分たちでアパート等を探します。会社の総務担当者が同席であれば、斡旋業者の不動産屋さんは助かるのですが、慣れてくると賃貸から購入までステージが上がります。
われわれも身構えて準備しておかねば、いざとなってからあたふたしていたのでは、問題解決になりません。その位多様化していると理解していなかったら後手にまわり、迷惑をお掛けすることになりかねない。国際親善になるように、努力します。