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イランの対米報復攻撃は限定的か
イランのペゼシュキアン大統領は22日、米国によるイラン核施設3カ所への攻撃を受け、対米報復攻撃を示唆していた。中東に配備されている米軍基地攻撃や、原油輸送の要衝ホルムズ海峡封鎖といった強硬論が国民の間に拡大していた。大規模なデモが行われ、血の気の多い国民は「アメリカを血祭りにしろ」と叫んでいる。結果イラン軍による米軍基地への攻撃はあったものの、被害は限定的で負傷者がいなかった。イランは事前に攻撃を通告し、メンツを現した程度に限定。

これによって中東の地域とイラン対アメリカ・イスラエル連合軍の争いは、終焉を迎えそうだ。とは言っても「目には目、歯には歯」と怨みを残す民族通しの争いで、火種は残っている。また数年、数十年したら何かが起きそうと私は心配する。一番は武器だが、今回もアメリカが使用した大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)GBU57は、米軍が開発した世界に一つ最強武器。

これの対抗策が、イランが属する東側陣営で取られるだろう。その中心がロシアだが、これはまさに『矛盾』の世界のやりとりになる。一番強い槍と、これを防ぐ鉾を作ったとしたら、果たしてどちらが勝利するのか。いつの時代にも、同じ命題が議論される。としても、段々核爆弾使用に近づいている気がする。最終的に人間の本質は、死ぬまで相手に勝つ事を求めるのだろうか。

「自分に勝つ」ことが本当の勝利だと、私などは屁理屈を言うが、大国のリーダーは人間界の人気者で、「選挙」という民主的な方法で選出されるが、これとてその時代の『風』には逆らえない。その一端を身近な日本国沖縄に観ることが出来る。6月23日は『沖縄慰霊の日』で、先の大戦で日米双方の20万人が戦火に散った。日本国が8月より6ヶ月早く敗戦を認めヤルタ協約を受け入れておれば、この沖縄や東京を初めとする都市大空襲に遭わずにすんだと言われている。

そのあたりに触れての名著は、山本七平『空気の研究』や『常識の研究』などに書かれている。あの戦前の、終戦6ヶ月前の敗戦案受諾など今になって評論家(私もその一人かもしれない)が言うことで、二つの原爆が国土を完膚なきまでに焼き尽くさなかったら『敗戦』は誰の口からも言えぬ『空気』があった。いずれにしても戦争は、してはならない。勝者がいない争いが、永遠と世代を超えて続く。

アメリカがこれまでの『常識』を破って端緒を開いたこの数日の戦い、これもこれまでの誰もがなし得なかった判断だ。トランプ大統領はやがて歴史に名を残すことは間違いないことだが、第3次世界大戦のボタンを押した大統領にならないことをひたすら祈る。


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| 社長日記 | 09:51 AM | comments (0) | trackback (0) |

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