晴天に恵まれた5月最終土曜日の31日、東京から松平頼武会長をお迎えして通常総会が仏生山町法然寺本堂で、午前10時半から行われました。冒頭に『有縁物故者追善十念』が全員で唱えられて、まさにどことも比べようがない竜雲学園後援会総会が始まるという雰囲気になります。司会役の細井俊道さんが、議長選出までの役割を果たし、議長に選任された河地義則が1~4号議案まで原案通り全員の承認を得て可決しました。
続いて2号議案に計上されていた令和6年度、竜雲学園への援助金の贈呈が、松平頼武会長から田代健社会福祉法人竜雲学園理事長(弁護士)へありました。これが後援会の存在意義の第一で、近年は公的援助金かほとんどなくなる中、昭和60年からと記載がありますが40年間にわたり、総額3億4900円余を援助しています。
その援助金ですが、今年度は685万円余に留まり、例年会員減に比例して減額になっています。今年度会員数は、前年459名でスタートし、入会者7名、退会者は20名で446名であります。このような必要不可欠な組織も、人の死をはじめとして、退会で会員減は致し方ない状態であります。今後相続に対する庶民の考え方が変わり、「自分の僅かな相続金銭は世話になった竜雲学園に寄付する」と雰囲気(時代の風)が変われば、会費収入以上の収入が得られるようになると思います。
これまでの「死後の相続財産は勝手にしてくれ」から、「死に仕舞い」を次に託した旅立ちが出来ると思います。寄付は財産全部ではなく、不動産などは直系の相続人に託し、金銭や有価証券金融商品だけを寄付すれば良いと思います。と言うのも竜雲学園は創設の当時(昭和40年)は精神薄弱児童の受け皿組織でしたが、時代の流れと共に、老人医療介護の方向に展開しています。平たく言うと、『老人ホーム』で私の母親も、竜雲学園舜虹苑で看取られました。
私も、やがてはお世話になると思います。今日も田代健学園理事長に「その節は宜しくお願いします」とお願いしておきました。それまでは、運営に多難があるようですが、200名前後(210名から190名に減少)の職員を抱える大所帯で、頑張って貰いたいです。江戸初期徳川高松藩初代藩主松平頼重公が開いた、仏生山町と法然寺。今も法然寺竜雲学園を中心に、仏生山町は静かに発展しています。
そうそう今日の松平頼武会長の挨拶にもありましたが、創始者・法然寺住職細井俊明さんは熱い人で竜雲学園を作る前に、子ども達が集う『ボーイスカウト』の地元組織を作っています。ボーイスカウトは、世界最大級の青少年教育運動で、人と地球によりよい未来をつくることを目的としています。世界176の国と地域で約5,700万人が活動しており、日本でも多くの子どもたちが参加しています。ボーイスカウトの活動は、野外活動を中心に、知識や技能を身につけながら自主性や協調性を育むことを重視しています。
この組織の香川県トップが松平頼武会長で、ナンバー2と言いながら実質のリーダーが、香川県公立高校同窓会協議会会長・天雲俊夫氏です。こんな雲の上の話を聞いても面白くないと思いますが、その天雲俊夫氏を支えているのが小川秀憲さん。幼稚園から高校までの同級生で、先の協議会でも今日の総会でも、互いが私を肴にして話しが弾んだそうです。いい年してボーイスカウトでもありませんが、合い言葉は『備えよ常に』、今でもジャンボリー(キャンプ全国大会)をやっているそうです。人はつながるモノですね。