正月3日は、箱根駅伝の復路競技が8時スタート、往路1位の青学大が山下りに飛び出していく。気温が1度と聞いただけで私は身震いするが、芦ノ湖畔のこの地域では暖かい方だと言う。20校の6区ランナーは、2時間以上前から虎視眈々とスタートダッシュで先頭の青学大の背中を狙っている。結果は青学大が総合優勝(復路優勝は駒沢大)、時間は10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。
優勝回数は駒沢大に並び、史上6位タイとなった。1位は中大14回、2位は早大13回、日大12回、どさくさに紛れて明大7回とまだまだ先はあるが、この11年間で8度目の総合優勝。青学大の原晋監督は、「もし今年勝てなかったら、箱根駅伝で戦う『原メソッド』を根本から変えないといけないと思っていた」と安堵していた。昨日書いた『エアドック』のCMと言い、原監督は自らもリスクをとって戦っている。
全国から、原晋監督を慕って有望な高校生が来る。昨秋完成した新しい寮での生活も、選手らに追い風になっている。OBの調理師らが提供する食事で栄養管理を徹底し、万全の態勢で挑んだ正月決戦は、青学大の黄金期を強く印象づける快勝だった。2度目の3冠(出雲・大学選手権・箱根)、箱根駅伝3連覇も視野に入ったかのような強い青学大を観た。
一方裏チャンネルでは、アメリカンフットボールの日本選手権、『ライスボウル』の決勝戦が東京ドームで行われ、パナソニックが富士通を34-27で破り、学生との対戦だった2016年以来、9年ぶり5度目の日本一に輝いていた。これまで富士通が3連覇していて、今年は4連覇もあるかと思われていた。この試合でも富士通リードでスタートし、第3クオーター終了時点で富士通が再度リードしていた。
アメリカンフットボールは、本場米国でもMLBを凌ぐ人気で、昨年は大谷翔平選手の異次元の働きで野球が全米の注目を浴びたが、突然のビッグプレーが飛び出し高得点が期待出来るアメフトは、アメリカ人の気質を最も表したスポーツで、熱狂的なファンが多い。私もテレビで観ていて、パナソニックを応援した。このパソコンがPanasonicであり、富士通の4連覇目前となれば、判官贔屓が日本人の気質だ。大学時代に同級生も、アメフトをやっていたが、試合に行く機会はなかった。
続いて『年明けうどん』のテレビ放映だが、小欄にも書いた12月7日のサンメッセでの録画。3日の午後9時『タモリ鶴瓶正月SP』からの特番で、私たちは署名したが番組ではカット。会場との『中継』は、明らかに事前撮影された録画でのやりとり。録画され香川某氏の台詞に、タモリ鶴瓶がかぶせてあたかも今インタビューで会話しているような映像に仕上げていた。よく出来た手法に感心しながら観ていると、風呂の時間が遅くなってしまった。