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讃岐の広島をご存じだろうか丸亀製麺が職人研修施設を開設
国内のみならず海外にまで店舗を展開するうどん店『丸亀製麺(トリドールホールディングス・HD・東京)』は、瀬戸内海に浮かぶ丸亀市沖の『広島(讃岐広島と呼ばれている)』に、うどん職人を育成する研修施設『心の本店』を開設した。技術を磨くだけでなく、小麦や塩といった原材料の栽培・製造を含めた『うどんづくりの原点』を学ぶのが目的とされている。このところ新聞テレビなどで、大々的に報じられています。

加えて、島民との交流拠点としても活用し、島の賑わい創出に一役買うことも期待されている。HDは2022年に、丸亀市と地域活性化に向けた包括連携協定を締結。以降、企業版ふるさと納税や従業員の移住などを通じて、住民との絆を強めながら島の活性化に貢献してきた。こうしたつながりを背景に、讃岐の原風景が残る自然豊かな場所で、職人がうどんづくりを一から学び、会社が掲げる『食の感動』に磨きをかけようと、研修施設を計画した。

ところで『広島』を知る人は、どのくらいいるだろうか。丸亀市の沖12.5kmの海上にあり、周囲19㎞人口184人世帯数124(2019/1/1)塩飽諸島の中で最大の面積をもつ島。また、王頭山は塩飽諸島の最高峰である。戦国時代末期、長宗我部(ちょうそかべ)氏に敗れた香川一族と長尾一族の落人が住みついたのが始まりとされ、本島と同じく人名(にんみょう)の島でもあった。

主要産業は採石業で、島の南西部で古くから花こう岩(青木石)が採掘されている。また、沿岸漁業も盛んである。ヤシの木が並び、遠浅の美しい江の浦海岸は海水浴にも最適であり、夏期の休日は多くの海水浴客で賑わっている。畑は棚田で、ある意味うどんの原材料の小麦(さぬきの夢)をつくるのに適している。研修場で使用する小麦としては自給自足も出来るが、量産には耐えられない。

私も先述の故広瀬勉さんに連れられて、小学生の頃一度来たことがあります。JR丸亀駅からほど近い丸亀港から、小さな船に揺られて来たと記憶しています。今から60年も前のことです。郷愁漂う、確かに瀬戸内海の原風景の一つだと思います。この会社はいろいろ考えるモノです。『丸亀製麺』の店名も、讃岐うどんの聖地丸亀を連想させるネーミング。低迷した頃に、苦肉の策として誕生したキャッチフレーズが「職人がその店で一つひとつ打つうどん」。

これが爆発的にあたり、上戸彩さんらが美味しそうに食べて大ヒット。他のうどんチエーン店を引き離しています。全国的にうどんは各地に名物が在り、それぞれが確かに美味しいのですが、伊勢うどんのようにうどんに腰を求めない名物もありますが、やはりうどんはのど腰というか、りきの強さだと元麺職人の私は考えています。

漏れ聞いたところによると、中国から弘法大師空海が製法を持ち帰り、讃岐の小麦と塩で日本流のうどんを作ったと言われています。確かに丸亀・坂出市あたりで収穫された小麦は、粘りがあって讃岐うどんに最適です。収穫後に販売される小麦粉は、それは良いモノでした。弱点は、その供給量が少なく年間を通しての使用がかなわないのが、私が麺職人だった頃の現実です。今では、吉原製粉らが頑張っていると聞いています。

小麦粉は県農業試験場でも積極的に、『うどん粉』の品種改良がされています。『讃岐の夢』などの小麦が誕生しています。同時に私は丸亀製麺がここ広島でやっている『塩づくり』に興味があります。私も現役の頃使っていた塩は、協同組合が提供する『NACL』塩化ナトリウム(えんかナトリウム、英: sodium chloride)は、化学式 NaCl で表されるナトリウムの塩化物である。単に塩(しお)、あるいは食塩と呼ばれる場合も多いが、本来「食塩」は食用や医療用に調製された塩化ナトリウム製品を指す用語である。

詳しいことは分かりませんが、この研修施設では要するに広島の海からくみ上げた海水を煮込んで塩にしています。坂出や丸亀(勿論高松でも)は、流下式塩田が盛んでした。これが讃岐うどんの原材料であったことは、間違いのないことです。量産体制が求められ、年中品質の変わらないオーストラリア産の小麦を、廉価で入手出来る化学物質の塩化ナトリウムを使うことを導き出しました。

私は海からの塩水の、汚染が心配です。この調査だけ徹底して合格であれば、「丸亀製麺の塩は、讃岐広島で製造したものです」と宣伝すれば、その良さが一層分かってもらえると思うのですが。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=6548 |
| 社長日記 | 10:30 AM | comments (0) | trackback (0) |

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