『第60回明治大学全国校友香川大会』の記念式典と700名参加の懇親会が、現役応援団男女20名(六大学野球期間中)を東京から呼び、盛り上がりの中、校歌斉唱裏に終わりました。大きな輪になり、スクリーンに3番までの歌詞を大写し、通常1番だけの校歌斉唱が、別れを惜しんで2番3番と続きます。現役応援団に混じって、OBも加わります。
県名誉支部長玉越浩達(前香川県支部長・昭和40年法学部卒)も、図子泰支部長(昭和50年商学部卒)も応援団、また大会旗入場の旗手を務めた中井逸喜(昭和59年商学部卒)さんもOBです。今日の入場行進時に中井逸喜氏が身につけていた衣装は、応援団現役時代のモノで、学ランに帽子、またそれが今でも合うというのにも、氏のストイックさを改めて感じます。声もよく出ています。
加えて田村尚之(平成2年法学部卒)さんは東京都北部支部所属ですが、前夜祭から受付や応援団太鼓を担当してくれていて、すっかり実行委員の一人になっていました。『明大節』は、副支部長田川健三(昭和45年政経学部卒)の十八番(おはこ)、私の撮影したユーチューブ『明大節』が今も注目されています。今日も羽織袴、高下駄(本人は雪駄にしてくれと懇願、転ぶ心配も)姿。
数えれば、2018(平成30)年の石川大会の頃には実行委員会が正式に発足し、私も公費同伴が許され、勉強のために参加し令和2 (2020) 年の大会開催に邁進していましたが、新型コロナウィルスの流行に伴い中止が続き、昨年の愛知大会に続き再開催にこぎ着けた次第です。当時の実行委員長が県名誉支部長玉越浩達氏で、今日にかける意気込みが歓迎の言葉に込められていました。
私も含め多くの委員が、「やり終えた感」を感じていると思います。生きている間には、香川県大会はもうありません。逆に目的を失った組織の運営は、これから難しいと思います。3年に1度、古賀政男先生の『マンドリン演奏会』が香川で開催されていますが、このイベントが唯一の起爆剤になるかどうか、ここのところ古賀政男先生を知らない日本人が増えてきています。
大学も古賀政男先生から阿久悠さんへ、PRの矛先を替えつつあります。お茶の水駅近の大学記念館地下には、阿久悠記念館が出来ています。そして今年春からは、NHK朝ドラ『虎に翼』明治卒の女性法曹界重鎮・三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんの人生をモデルにしたドラマが人気を得ていました。彼女は日本初の女性弁護士として活躍し、その後裁判官となりました。三淵嘉子さんの勇気ある活動は、多くの人々に感銘を与え、その名前は日本の法曹界において輝き続けています。
朝ドラが終わり、『第60回明治大学全国校友香川県大会』が終わり、来年の福井大会へと続きます。大学イベントとして次は、ラグビー関東大学リーグ対抗戦や東京箱根間往復大学駅伝競走大会(箱根駅伝)が待ち受けています。生田キャンバスの改修も進行中、来春の入学受験生の数が、楽しみです。長い間この話題でお騒がせしました。尚この大会の開催を楽しみにされていた、香川明俊(昭和38年商学部卒)先輩に哀悼の誠を捧げて静かにします。今日もお読み頂き、ありがとうございます。毎度手前味噌で、御免なさい。