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いよいよ創業会長の最終日になりました
創業から43年、松野不動産㈱にしてからは41年、今日まで倒産もせずどうにかこうにか今日を迎えました。昨日が高松商の紫雲会評議員会等で昼から忙殺されて、今日になって最後の荷物を持ちだしています。勿論ほとんどの引っ越しは出来ていますが、最後に『地図類』の搬出が残っていました。40年となると地図も懐かしいモノも数多くあります。残しても使われそうもない代物で、最後になりましたが搬出しました。

中身をいちいち確認していたら今日のことにならず、また後で会議会場としての利用もあるようで、詰め込んで持ちだしました。個人で開業した昭和56年頃、することがなかったモノで、地元の『仏生山町』周辺の『公図』を自作していました。その頃は今のように『個人情報』もやかましく言われてなくて、土地台帳の閲覧も自由に出来ていました。今考えたらなんと非効率的な作業をしていたかと、わがことながら笑ってしまいます。

しかしその後40年間仕事をしていると、これが何かと役立つのです。勿論その時代の土地謄本情報ですから、変わっているところもあります。それを織り込んで眺めていると、時代の変化を敏感に感じます。分筆がされていても、元の地形から分かれていることから、その分筆部分がほしければその部分だけを新たに入手するのです。今のようにインターネットを介して、土地・建物の謄本や『公図』が簡単に手に入る時代ではありませんでした。

大雑把にまとめて持ちだし、まだ中身を整理するまでに至っていませんが、私が若い頃所属していた『香川県不動産同友会REG』で、故石原和夫氏を中心となって『価格調査地図』を毎年作成していました。毎年ですからかなりのボリュームがあるのですが、新事務所で押し入れに入れる際に偶然、平成3年10月5日発行の地図が目に入りました。この年の2月20日、ロイヤルパークホテルで『土地神話崩壊』シンポジウムを開催したことは小欄でも紹介しました。

このシンポジウムから高松市内の土地は下落したと、お叱りを受けた次第ですが、この年の10月時点ですから、まだ『1986(昭和61)年12月から始まったと言われている「バブル景気」』最盛期の地価でした。詳細は又後日お知らせしますが、一番象徴的な価格は、中央通り沿いの例えば中央公園から北は『2500(万円/坪)』の数字が見えます。一坪あたりが2500万円、勿論四国一の価格でした。

栗林公園まで下がっても、『1500万円』とあります。もう一つの特徴は、中央通りから1本入ったところでも『1900万円』『1800万円』の記載があります。今では考えられない価格ですが、これを知らない宅建業者はある意味しあわせです。こんなバブルに一喜一憂した仲間も、幾人か彼岸に渡った先輩がいます。どうでしょうか今の時代、土地価格が安くなって買うのは楽になりました。

昨今は建設資材の急騰で、土地は安いが建物が高くて新築は手が出ないとよく聞きます。これとて戦争が終わり、世界中が落ち着けば改善されると思います。40年間の最終日に、過去のバブルの正体を見た思いで、私はそのバブルにも『われ関せず』を通していました。これからも、そうせよという神の啓示のように受け取りました。明日から第2の社会人人生が始まります。みなさま、まだまだお世話になります。



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| 社長日記 | 10:55 PM | comments (0) | trackback (0) |

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