このところ退職の手仕舞いと、第2の就職のための移転準備に追われています。第1弾の引っ越しは4月中旬に、力自慢の社員さんにお願いしてどうにかなりました。あと4日、問題は細々した種々の移転と新設。例えばガソリンカードは、株式会社のカードから、新しい合同会社松野不動産のそれを申請しますが、今はこれもインターネットを介して行うようになっています。これまで数台が使っていたと言ったところで、新規審査で手心はありません。
金銭の収納代行のクレジットカード会社から、「申請に不備があり却下します。再度正しい情報で申請してください」と、これは電話で言われたのでまだわかりやすい。携帯電話も、個人名義(昔も法人名義は会社謄本等が必要だったもので安易に個人)のモノを法人口座から引き落としをしていたが、昨今はあくまでも個人名義の電話は個人名義口座からでないと引き落としが出来ないという。
クレジットカードの新規申請も、インターネットでやるのだが、『マイナンバーカード』を携帯電話で撮影して送ることになる。自画像も自分で撮影して、送る。『マイナンバーカード』は普通のスチール机の上ではいつまで経っても撮影できない。木の机か、金属以外の台の上にカードを置いてその上にスマートフォン(スマホ)をかざす。私もちゃぶ台をひっくり返したい気分だが、誰も代わってやってくれない。
究極は、郵便局で法人口座を新設するのに、これは覚悟をしていたから半分以上、なるようになるさの心境で臨む。その前に高商紫雲会ホームページ委員会の既存口座にも問い合わせがあり、「みなし法人」と認められないから解約か金利がつかない「監視口座」の選択を迫られている。金融機関の口座や、携帯電話の扱いもさらに厳格になっている。こんな状況の中での『新設』ですから、覚悟はして地元の郵便局へ出向きます。
事前に必要書類をFAXでもらい、会社謄本・印鑑証明書、宅建免許から決算書、勿論自動車運転免許書の提出等、申請書は窓口で手書き銀行印の押印でしたが、これを四国の場合は徳島の事務センターへ送り、約1ヶ月の後、合格であれば3通の書留郵便で通帳・ATMカード・???を別々に送るとのことでした。勿論入金はゼロ円、審査結果待ちであります。入金ゼロで思い出したのですが、数ヶ月前に三菱UFJ銀行にも個人口座を作りました。
メガバンクがあっても良いな程度で、こちらもインターネットを介してでした。無事新規口座が出来て、こちらは選択して通帳なしでインターネットから動きを見るとしました。たちまちは使わないのでそのままにしていたら、何かの銀行都合の引き落としがあったようで、これが落ちない(それはそうだ口座内はゼロだ)と通知を貰い、慌てて入金に行ったことがありました。
このようにして6月は、大苦戦しています。すんなり退職引退隠居すれば、少しは楽したかもしれませんが、新型コロナウィルス渦からこっち、世の中随分変わりました。コロナ禍が原因ではありませんが、きっかけになったことは間違いありませン。小は大に食われ、立ちゆかなくなって廃業も増えています。住宅の新築は戸建て・マンション共に林立し、空き家実家の仕舞いは増えています。私もこの先5年10年、多少お役に立てればと願っています。「嫌な渡世になった」とその昔『木枯らし紋次郎』が独り言を言っていましたが、私もその心境です。