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ラピダス北海道に新工場建設27年量産開始
次世代半導体の生産を目指す新会社『Rapidus(ラピダス)』が、北海道千歳市に工場を建設する方針を固めたことが27日、報道されている。ラピダスは、2027年の量産開始を目指しており、政府も後押しする次世代半導体の国内製造が具体的に動き出す。先の鈴木直道北海道知事からのラブコールも、功を奏したのだろうか。

ラピダスは、回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当と、世界的に生産技術がまだ確立していない半導体の製造を計画している。コンピューターの制御などを担う『ロジック半導体』と呼ばれる製品で、自動車の自動運転や人工知能(AI)への活用を想定しているという。まず試験的な生産ラインを設け、量産施設に発展させる考えのようだ。

ラピダスはトヨタ自動車やNTT、ソニーグループなど8社が計73億円を出資して22年に設立した。政府も700億円の開発費を出して支援している。この世界では日本が世界一と恐れられた時もありましたが、今は昔、後塵を拝しています。私から言わしてもらえば、『東芝』の凋落もほんの少しの気の緩みから生じたと考えています。東芝が3つに分割されて投げ売りされるのも、断腸の思いであります。

半導体工場に関して大きな話題は、台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループの合弁会社は2022年3月28日、熊本県に建設する半導体工場について、同年4月に着工し、2023年9月までに完成させる計画を明らかにしている。台湾から技術者約300人を受け入れる方針も示し、24年12月の出荷開始を見込んでいることが発表されている。ここは、最先端半導体ではないが、実需が見込まれている。

ラピダスの製造拠点は、複数の自治体が誘致していた。千歳市内の候補地は新千歳空港に近く、ラピダスは利便性の高さなどを評価したと見られる。鈴木直道知事は2月16日、東京都内のラピダス本社で小池社長と面会し、北海道には半導体製造に不可欠な水源があり、大学など教育施設も充実しているとパワーポイントを駆使して自らプレゼンテーションしていた。

北海道は広大な敷地があり、豊富な水源が見込める。工場拡張の見込みも立ち、ラピダス側としても将来性がある。北海道側としても、雇用も見込める。鈴木直道北海道知事は本社機能も移転してはどうかと、積極的に働きかけている。面白い知事が、大活躍されている。北海道は、稲作の収穫も、酒造りも今や大生産地となっている。不毛のイメージから、豊饒の大地化している。


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| 社長日記 | 08:15 AM | comments (0) | trackback (0) |

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