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屋島山上交流拠点施設『やしまーる』オープン
源平壇ノ浦の合戦で有名な屋島、ここ四半世紀は過去の栄光が華やかに輝いていただけに、荒れ果てたホテル跡地、放置されたままの土産物施設など、そのすさんだ光景は、見るモノの心を暗くしていた。散発的に開催される『たぬきまつり』や『夕暮れ音楽会』など夜はまだしも、太陽が輝く昼間は早く何とかしてくれと言いたくなる惨状でした。

ここは高松市が管轄していて、現代アートのトリエンナーレ「瀬戸内国際芸術祭」の新たな作品として、5日の夏会期スタート前に、『高松市屋島山上交流拠点施設やしまーる』がオープンしています。『やしまーる』は、延べ床面積が約千㎡(300坪)。緩やかに湾曲した全長200㍍の廻廊状のデザインが特徴。ガラスを多く取り入れた展望スペースから、瀬戸内海の多島美や、瀬戸に沈む夕日が堪能出来る。

この場所からの夕陽は、天下一品。瀬戸内海は朝日も良いが、夕陽はなんとも言えない情緒を感じる。春夏秋冬の四季を通じて、その時季のよさが象徴的であります。またここは、日本初の瀬戸内海国立公園内にあり、建築には多くの規制がかかるとも聞いているが。この確認のためにも、近日中に『やしまーる』に出掛けたい。

施設内には多目的ホールや文化観光情報案内、飲食・物品販売の各スペースを設置。パノラマ展示室では、秋会期に合わせた作品作りも進行形だという。『瀬戸内国際芸術祭2022』では、メイン会場となる島と本土側の連係を強化し、地域の自然や歴史、文化などの魅力を互いに発信する事業を通じた周遊促進を重点に掲げている。要するに高松から入れば岡山へ抜けるルート作りが、見物客の更なる期待に応えられると考えられているのだろう。

夏会期(8月5日(金)~9月4日(日)まで)には、19の新作が登場する。このうちの目玉の一つがここ、高松市屋島山上に完成した交流拠点施設『やしまーる』であります。建築家の周防貴之(41)=京都在住=さんが設計した。想定外のトラブルで、エレベーターの設置箇所に岩盤が見つかり、設計変更で約9ヶ月間の工事中止を余儀なくされたという。そうだろうな、香川県民はオープンを春会期に合わせるよう切望するだろうから、この時期のオープンは遅延結果だろう。

また宅建業者の知識として心配するのは、屋島山上の土地の多くが『屋島寺』の所有地だと聞いています。そのため借地権のあるホテル等の建物解体も滞ったと聞いています。新しい建物や工作物を計画するにしても、地主との交涉は必要になります。建築主が国や高松市だとしても、この作業は同じ工程が求められます。建築費総額は約16億円で、国の景観まちづくり刷新事業に採択されており、建設費用の半分は国が負担する。

高松市は『やしまーる』を、屋島山上への観光客回復のシンボルと位置づけている。県内屈指の観光地として1970年代前半には年間250万人が訪れたが、40年後の2010年代には年50万人程度になり、さらにコロナ禍で直近2年は30万人台までに落ち込んでいる。屋島の活性化は市の重要課題であり、14年に拠点施設の構想を定めた。さしずめ70万人を目指している。

屋島山上対策として高松市は、山上への有料道路を当時施行した香川日産関係者から買取、無料化で通行促進を図ってきたが、その山上に目的物がないと人は上がらない。ケーブルカーも停止して久しいが、こちらはJR屋島駅やコトデン屋島駅からのバス路線が確保されたなら、ケーブルカーの再稼働は考えなくても良いと私は思います。


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| 社長日記 | 10:04 AM | comments (0) | trackback (0) |

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