新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、公益財団法人オイスカ四国支部の動きも3年近く停止し、その傘下にある12協議会も、なりを潜めていました。動きがなくても無常に月日が流れ、高齢化だけは刻々と進み、退会が入会を超えて増えています。そんな中、高松推進協議会は私が代表で、『ウイズ コロナ』コロナと付き合いながら経済を動かしていく方針をとっています。
18日午後5時から、メンバー奈良茂子さんが経営する『La’なら別館絆』で、感染予防対策をして開催出来ました。コロナ前にはホテル開催もありましたが、オイスカもコロナを恐れて、慎重に行動をはじめています。ありがたいことに研修生が9名、外国人職員が海外から四国研修センターへ転勤の名目で、助けに入ってくれています。研修生が入った『四国研修センター』には、笑いと歌が響いています。
総会は昨年度の事業と決算が、そして新しい期の計画と予算が承認されました。新しい計画は、10月の高松秋のまつり仏生山大名行列でオイスカ販売ブースを出すことが承認され、また事業計画になかったことですが、総会前に高松栗林ライオンズクラブの次期計画を練っていて、このゴルフ同好会に協力を得られたなら、永年の計画であった『チャリティーゴルフ』も可能だと感じ、こちらも口頭で承認を得ました。
公益財団法人オイスカ四国支部の12ある各推進協議会で、『坂出推進協議会(森﨑敏彦会長)』が長く『チャリティーゴルフ』を主催し、支部へ余剰金の寄付をして支えてくれています。高松推進協議会も、私が入会する前の佐藤忠義相談役が存命の頃には、高松推進協議会主催のチャリティーゴルフ大会も開催していたと『耳たこ』で聞いておりました。
オイスカは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。過去には政府から活動資金の提供もあったようですが、今ではその全てを会費と寄付金で賄っています。従って研修生のための入出国旅費から滞在資金まで、そして本部職員の給料、はたまた全国支部の活動資金まで会費で賄うことになっています。
この意味からも、会員増強が至上命題となっています。法人会費5万円(特別法人10万円)、個人会費2万円が年会費であります。いずれも『公益法人認定法』により、寄付金控除の対象の組織への寄付となっております。世界中で叫ばれているSDG’s貢献も、オイスカは4つほど直接対象活動があり、その根底には『人づくり』があり全ての項目に該当しています。
また本日の記念講演は、公益財団法人オイスカ・パプアニューギニア(PNG)駐在代表・荏原美知勝(えはらみちかつ)前所長のプチ講演でした。私も2017年に荏原さんのいる『ラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典』に出向いて、オイスカ活動へのスイッチが入りました。荏原氏は若くして農業経験が無いまま、フィリッピンなどのオセアル地方にある研修センターに赴任し、ラバウルエコテック研修センターでは現地人を妻に迎え、文字通り『草』として活躍されています。
私としてはコロナから立ち直るきっかけとなるこの総会に、荏原美知勝前所長をお迎えし、その人生の一端をお話し頂けたのは、望外の喜びであります。加えて皆さまから叙勲のお祝いを頂いたことに感謝を申し上げ、本日の締めくくりとさせて頂きます。ありがとうございました。