新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、延び延びになっていた『牛窓クルージング』が実施出来ました。多くが中止延期される中で、このイベントも昨年の夏に企画されたモノでしたが、ご多分に漏れず、中止か延期の憂き目を見ようとしていました。最後のチャンスとして、何かとライオンズイベントが重ねるこの時期ですが、決行することが出来ました。59周年橫井靖司執行部の執念が実った形です。
本日は恒例の高松紫雲LCのウォーキングもありましたが、例年は参加協力しているわがクラブも、L馬場基尚(昼からキャビネット会議があるからクルージング不参加)一人を生け贄にし、本隊はクルージング家族会(例会)となりました。私も欠席の無礼は、この数年では初めてのことです。6月末が期末のこの業界は、今が最後のイベント期間でもあります。
さてさて標題のクルージングですが、万を持しての開催でありましたが、北海道でのクルーズ船沈没事故の影響もあってか、いつものイベントよりメンバー参加が少ない感じはしました。それでも本当に久しぶりの野外イベント、参加者は乗船すぐから盛り上がっていました。乗り場は城東町『たこたこ観光タクシー(チャーター船)』の、乗船場。9時の出港でした。
この会社が持つ最高級クルーズ船は女木島東側海水浴場前を通過、『瀬戸内国際芸術祭2022』で賑わう船着き場に立ち寄ることなく、そのまま通過します。その北側にある男木島南側の歩く箱舟も洋上から見学し、直島へ急ぎます。流石直島では上陸、草間弥生の赤かぼちゃ前で記念撮影。宮浦地区を散歩し、『直島浴場』へも立ち寄ります。残念ながら営業は、昼からと書かれていて、人の気配はありませんでした。
次は岡山県牛窓の『ホテルリマーニ』、昼食会場です。私も有名なここは、一度だけ陸路で来たことがあります。岡山在住の佳人が、良いところだからと案内してくれました。もう20年前のことですが、海路から入ったのは今日が初めてです。『牛窓』は歴史のある場所で、ここにあるホテルで食事をするのもステータスです。
1時間ほどの昼食後、本日のメインイベント、『瀬戸内国際芸術祭2022』春会期中の『犬島』へ。私は前回の瀬戸芸で、同じ会社の『たこたこタクシー』を団体でチャーターし、来たことがあります。今日の高松栗林LCは、『犬島精錬所美術館』へ入館する予定はなく、入口で引き返します。私は一人スマホアプリを見せて、入館してみました。入口で検温し、リストバンドをはめて入館です。春会期は18日まで、どうにか滑り込みました。
犬島は、岡山市唯一の有人島で今では50人が生活しているとか。1909年、犬島精錬所が開設された後は、5,000~6,000人あまりの人々が生活していたほど賑わった島だったようです。現在はアートの島として脚光を浴びていますが、船の便が悪くて、定期便ではなかなか訪れる機会がないのです。むかし遺産が、ここにも眠っているように思われます。