2021年11月22日(月)13時より、ホテルグランヴィア岡山3Fクリスタルで、標題の講習会が開催され、義務でもないのに参加しました。参加費5千円は自費、加えて交通費3,100円も加わります。参加者一覧を拝見すると、ゾーンチェアパーソンやリジョンチェーパーソン等の地区役員の義務参加が多いようです。
参加費が高いと前列から席が埋まり、安いもしくはタダだと後から席は埋まるものです。私は最前列、それも講師の前に着席したため、「何のために出席しましたか」という講師の問いかけがあり、「クラブ活性化のヒントを求めて」と答えてしまいました。受講資格は、クラブ会長経験者以上と決められています。
あくまでもライオンズクラブ界のことですが、クラブ会長を経験してゾーンチェアパーソン(市会議員)やリジョンチェーパーソン(県会議員)に就任します。私は、リジョンチェーパーソンを経験していません。立場からも、内向きのクラブ活性化には関心がありますが、外向きの組織論には興味もありません。高松に、四国全域を網羅する『高松キャビネット』が今年ありますが、どうしているか見えません。
ガイディング・ライオン・プログラムは、新たに結成されたクラブ、既存クラブ、または優先指定を受けているクラブを支援するために設けられています。ガイディング・ライオンは、地区ガバナーがスポンサークラブや既存クラブの会長との協議に基づき、2年を任期として任命します。ガイディング・ライオンが同時に担当できるクラブ数は、どの時点においても二つまでに限られます。
平たく言うと新しく誕生(昨今は合併があっても誕生は少ないと講師も言う)するライオンズクラブに対して、ガバナ(地区のトップ)からの任命で、クラブ運営が軌道に乗るように指導育成する役割を担った古株ライオンと言ったら分かりやすいか。私はわがクラブの親クラブ、高松玉藻LCが高松空港LCをスポンサーした際、黒木福朋ライオンがガイディング・ライオンとして活躍したのを目の当たりにしました。
ここでは『リーダーシップ』の定義を、単に務めを果たすことだけではなく、他者に物事を成し遂げる力を与えることだとされています。講師はMD330(埼玉県)GLTコーディネーター濱野雅司ライオン、地区ガバナーを歴任し、国内各所から講演依頼が寄せられるほど人気の講師であります。いびきをかきながらの御仁もいましたが、熱心に聞き入るメンバーが多かったように思います。
GLTコーディネーターとは、ライオンズクラブ国際協会には『GMT(グローバル会員増強チーム)』と『GLT(グローバル指導力育成チーム)』の二つの組織がありますが、この二つ目のチームの強化員といった役割でしょうか。あくまでも私の復習用ですが、グローバル会員増強チーム(GMT)は、継続的、集中的かつ総合的な会員増強活動の国際的枠組みを提供します。
グローバル指導力育成チーム(GLT)は、国際協会の将来の活力を大きく左右する指導力育成をこれまで以上に重視し、積極的な研修と指導力育成の取り組みを通じて優れたリーダーを発掘、養成すると共に、必要な情報や助言を提供し意欲を喚起するために尽力します。現在と将来のライオンズリーダーを発掘・育成して機会の活用を奨励するとともに、奉仕と参加を通じて会員を増強するため、GMTとGLTのメンバーは力を合わせて取り組みます。
私見ですが、ライオンズクラブ国際協会は2017年に結成100年を迎え、その後の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い世界中で活動が制限され、その後の100年に向けてスタートしたところで急ブレーキがかかっています。私はライオンズクラブは100年を経て、もう世間では要らない組織になったのかとさえ思いました。
落ち込んでいたところでしたが、濱野雅司ライオンの講話を聞いて、今一度『やってみるか、好きなんだから』と思いました。私がこれまでの40年間で聞いたライオンズ講話の中で、一番分かりやすい内容でした。濱野ライオンが、これからの国際会長・国際理事になるべき人です。偉大な先輩に接し、楽しい時間でありました。