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ゴルゴ13の作者さいとうたかをさん死去84歳
世界を股にかける、謎の暗殺者(スナイパー)を描いた代表作『ゴルゴ13』で知られる漫画家『さいとう・たかを(本名斉藤隆夫)』さんが、24日膵臓ガンのため死去された。84歳で、デューク東郷=ゴルゴ13より1歳下と聞いたことがあります。するとゴルゴ13も、後期高齢者だが、相変わらず若い。永遠の5歳を自認するNHKのチコちゃんのように、イメージで生きて欲しい。

漫画はそれほど読まない私ですが、二冊の愛読書があります。一冊は勿論この『ゴルゴ13』、最新版は202巻ですが、その全てを読んだわけではありませんが、過去に読んだ限りで申せば、原則一巻一話で完結し、どれもこれも独創的なアイディアと、その秘策が描かれていて、何だか読んだ後に『スカッとした』爽快感があったのです。

私よりディープなゴルゴ13ファンが多いので多くは書きませんが、あの北朝鮮の独裁者の狙撃計画もありました。勿論時代的に今の『金正恩』ではなく、父親か祖父か忘れましたが北朝鮮の軍事パレードの戦車から狙撃を企てるというモノでした。残念ながら結果は描かれてなくても、このスティエーションであれば狙撃が100%成功すると予感させるモノでした。着眼90%で、狙撃成功です。

「私失敗しないので」というフリーランス女医のドラマもありましたが、『ゴルゴ13』も決して失敗しません。そして依頼内容に嘘があったら、依頼者を狙撃したりします。正義か悪か、分かったような分からないような、さいとうたかをさんの人生を投影したところもありました。酒や美女にも強くて、男のあこがれるゴルゴ13です。

特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量を身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、冷戦終結で活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において2020年5月の初の休載までの実に52年間、ただの一度も連載を休まないという快挙を成し遂げた。

『ゴルゴ13』の名前は、「ゴルゴタの丘でイエス・キリストに荊(イバラ)の冠をかぶせて殺した13番目の男」つまり、神に背を向けた、13番目という不吉な数字を背負った男という意味であると言われる。不幸を背負った男、何とも表現のしにくい世界の主人公である。

反面ゴルゴ13シリーズを映画化したモノもありましたが、主演が高倉健さんでしたが、こちらは失望しました。やはり超人的なゴルゴ13の活躍は、劇画の中で読者が想像を広げるところに、本当の価値があるように思いました。残念ながら生みの親が死に絶え、作品もこれが最後と思いきや、スタッフが協力して次回作を作ると言うから、何とも嬉しい。

話は飛ぶが、私の愛読書漫画の二つ目は『我ら9人の甲子園』。芥川賞作家「高橋三千綱」の原作を「かざま鋭二」が描く時代を先取りした、熱いけど、ちょっぴりHな大人向け「高校野球コミック」。主人公小林投手は、都立秋葉高校の2年生で陸上部のやり投げ高校記録保持者。新任の上田監督の勧め?で弱小野球部に復帰。

陽気でスケベだが、心の底にすさまじいものを抱える小林投手は、自分と仲間のために練習を再開。そしてついに一芸ぞろいの9人のチームメートとともに甲子園出場を果たすが。このようにネットには紹介されている。たった9人で、甲子園大会に臨む。この作品を昭和57年の夏に、交通事故で担ぎ込まれた病院で、相部屋の人に借りて読んだ。

宅建協会に流通登録物件用紙(売物件)を届ける途中、当時の社団法人香川宅建は香川県庁通りのさかな屋の2階にあったのです。私は家業の麺業と、義父に薦められて不動産仲介業の看板を掲げて、二股の汗を流していました。そんな折42日という長い入院をすることになりました。落ち込んでいるときに、励ましてくれたのが『我ら9人の甲子園』でした。この入院以後、『休みたい』とは考えなくなりました。

くよくよ真剣に悩んでいる自分がおかしく思えて、本当にこの作品に助けられました。ゴルゴ13は、その前からの愛読書でした。入院中のゴルゴ13は、いつものような爽快感はありませんでした。麻生太郎財務大臣のように解説は出来ませんが、『さいとうたかを』さんに感謝申し上げ、ご冥福をお祈りしております。この先続くとしても、さいとうたかをさんの描くゴルゴ13の顔、特にビックリしたときの顔は、なかなか真似できないと思います。一つの時代が、終焉を迎えたと言えると思います。


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| 社長日記 | 08:41 AM | comments (0) | trackback (0) |

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