2021,07,29, Thursday
全国津々浦々晴れの代表校が、次々と決まっています。四国は香川県代表の高松商(21)をはじめ、徳島県は阿南光(2)、高知県は明徳義塾(21)、愛媛県は新田(初)が決まった。二校がベテラン、そして二校が初陣かそれに近い新顔となった。この傾向は、全国規模でも起こっているように思う。南北海道代表の北海の39回、長野代表の松商学園37回など。古豪が顔を出しているその間で、新しい学校が登場している。
28日に日本高野連の大会運営委員会が開催され、開会式は全代表校が参加して、通常に近い形で行うモノの、入場行進は簡素化し、選手が球場を一周しない方法が検討されている。この春の第93回選抜大会では、大会初日に試合のあった6校のみが行進した。全校参加の開会式は、日本高野連の英断であり、高校野球ファンとしても感謝したい。あの雰囲気が、『ここが甲子園だ』と思える瞬間です。 また応援に関するガイドラインが決まり、一塁・三塁側とも学校関係者は内野席に陣取る。楽器を使う生徒を50人以内に制限するブラスバンドはアルプス席に入場し、対面を避けて横一列で演奏するなどの感染対策を講じた上で応援が可能となった。これまでのガイドラインでは、学校関係者一校2,000人までとなっている。高松商も、25日の試合後会議で、2,000名を目処に関係者の絞り込みをはじめている。 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、無観客試合も覚悟したが、やはり感染対策を万全にして、2,000名程度は入れてほしい。選手も在校生も、恐らく一生涯で一度の機会。そのために高野連理事会は、開催応援の『クラウドファンディング』を決めた。目標額は1億円で、一口3,000円から。募集期間は8月31日(火)までで、日本高野連のホームページから申込みできる。 早速私もやってみたが、使い勝手が悪い。比較的年齢が高い層が協力するように思うが、無事募金まで辿り着かない『難民』も、多いのではないか。初めてのことだが、もっともっと工夫が必要だ。また中高年の皆さまも、これから先の人生にこうした『クラウドファンディング』は良くあることになろう。この機会に、少し苦労をしても協力をお願いします。自助・共助・公助の順番に、なりつつある日本です。 2年ぶりに開催される選手権大会は新型コロナウィルスの感染拡大を考慮して、一般客への入場券販売は行わず、スタンドへの入場は生徒や保護者ら学校関係者に限定。PCR検査など感染防止策の費用が膨らむ一方で、入場料収入が減って運営が厳しい状況になっている。クラウドファンディングで集まった募金は、各県高野連にも還付し、出場校の支援にも充てる。 しかしその後の情報で、甲子園球場のある兵庫県に『まん延防止等重点措置』が適用されそうだ。こうなると、無観客試合も覚悟しなければならない。香川県のように近くの府県は機敏に対応出来ても、九州・東北・北海道となれば、変更に対応するだけでも至難の業だと思います。いずれにしても第103回全国高校野球選手権大会の開催までは、何とか漕ぎ着けそうであります。 クラウドファンディング |
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