連日の東京オリンリンピック日本チームのメダル奪取で、オリンピックを開催して良かったという雰囲気が、日本国内津々浦々拡がっています。詳細については小欄で述べるまでもなく、皆さんがご存じの通りであります。同時に私が心配するのは、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、首都圏と関西圏、そして沖縄の感染者がウナギ上り(今日28日は土用の丑の日、いつからかウナギを食べるようになり、クリスマスのケーキ、バレンタインのチョコレートのようになっています)に増えています。
IOCバッファ会長は、入国するオリンピック関係者から一人の感染者も出さず、日本国及び日本人にリスクは一切負わせないと豪語していたにも拘わらず、すでに175人程度が感染してしまったこの体たらく。『〇〇男爵』のあだ名通り、結果的には『いい加減な男』と世界中から思われている。確かにオリンピックゲームは、盛り上がっていて、マスコミは連日連夜この話題で持ちきりです。今さらながら、中止とは出来ないと私も思います。
しかし先に述べたように若年者層に感染が拡大し、中等症患者の重症化がアット言う間に進んでいるという。首都圏では、また病床数が逼迫しはじめたとも言われている。これから先、そう多くの追加ベッド増は期待出来ないだろう。医療現場は、待ったなしの状況に追い込まれているようだ。それも東京都には、緊急事態宣言が発出されていてこの状態。周辺の神奈川・埼玉・千葉にも、緊急事態宣言を出さざるを得ないのではないか。それで解決するという見通しも、暗い。
素人判断でも、新型コロナウィルスワクチン接種の遅れが、このような事態を引き起こしていると思う。私は当初IOC評価委員会から、オリンピック枠の特別ワクチン供給があるのではないかと期待していた。あんな中国製のいかがわしい類いのワクチンでなく、ファイザーやモデルナ製のモノ。同時に日本へ入国する選手団へは、事前に二度の接種があってPCR検査で確認して、入ってくるモノと考えていた。
日本国政府が用意した正規ワクチンが、65歳以上の高齢者へはどうにか間にあい、その結果、コロナ感染者率も2%と菅義偉首相も胸を張るが、その他への接種がせめて五輪開会までに終わってほしかった。今となって言うのも遅きに失したことになるが、台湾へのワクチンプレゼントも間違っていたと言わざるを得ない。日本国民がまず80%の接種後、世界中から選手団を受け入れて開会式を行い、歓声を上げるべきだった。
しかし過ぎ去ったことを後悔していてもはじまらない、こうなれば『ステーホーム』、自宅に籠もりテレビ観戦で応援し、今日の3,000人超という日本新記録の東京から、まず感染者を減らそうではないか。この猛暑の中、感染したら軽症でもエライでー、お盆休みもエアコンを抱えてテレビ観戦で楽しみませんか。国民の意地を見せるのが、いまでしょう。