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SDGs(持続可能な開発目標)に繋がるうどんのRE活用
2021年01月09日(土曜日)13:00~『Wa!Journey!Go Green in Japan#3』という、日本らしいエコな取り組みとその地域の食を紹介する番組。『TSKさんいん中央テレビ』と『OHK岡山放送』が、マレーシア向けに制作した番組を日本語にして放送するもの。昼食時、自宅でOHK岡山放送番組で観たものです。

『さぬき麺業』の香川政明社長が登場し、ひとしきりさぬきうどんをPRしたのちに、肝は釜から上がって20分以上経過した『廃棄うどん』の処分方法がSDGs的にRE活用されているという展開。その昔、私が製麺をしていた30年前には、20分という制限は勿論なくて翌日でも食べていました。それが今では、『茹でたて』が当たり前で20分で廃棄されるという。一見勿体ないのだが。

その取り組みとは、『うどんまるごと循環プロジェクト』。生産過程で出る切れ端や、20分経過で商品にできない『廃棄うどん』など捨てられるうどんで発電用エネルギーガスを作り、電気に変え、さらに残りかすは『堆肥』にしてうどんの原料、小麦畑に蒔いて飼料に使うというユニークな取り組みだ。

その廃棄されるうどんから、電気を作るその発電システムは、地元・高松市香南町の産業用機器製造業者『ちよだ製作所』が考案したモノ。『バイオガス/エタノール実証プラント』と名付けられた一連の仕組みは、2013/7/31 四国新聞様にて、『「うどん発電」開始へ/廃棄麺のメタンガス利用』としてご紹介(現在はリンク切れ)いただきましたと、同社のホームページーに掲載されています。そんな前からの取り組みだったのか。

さらにそこには、食物残渣等を酵母菌により発酵してエタノールを生成し、発酵終了後に蒸留を行ないエタノールを精製するシステムです。現在、うどんの製造過程で出る廃棄うどんを用い、発酵および蒸留試験を行なっています。また、本装置で得られた発酵残渣をバイオガス発酵設備に投入し、バイオガス及び液肥を得るようにしています、とも書かれています。

廃棄うどんから、うどんの原料である小麦への肥料を作る取り組み。まさにSDGs(持続可能な開発目標)の一つであります。別のHP・ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)には、建設機械製造メーカーのちよだ製作所は2013年7月31日、食品廃棄物の廃棄麺からメタンガス主成分のバイオガスを取り出し、発電を行う、「うどん発電事業」を開始したと発表した。年間発電量は、一般家庭50世帯分の18万キロワット時を見込む。

ちよだ製作所は、香川県内の製麺会社の工場からでる廃棄うどんを原料にバイオエタノールを生産しているが、エタノール生産後も出る残りかすの有効活用策を模索していた。うどん発電は、廃棄うどん1.5トンと飲食店から回収した生ゴミ1トンを1日分の燃料として使用。うどんや生ゴミを入れた発酵槽を37度に保温することでメタンガスを発生させ、発電機のタービンを回して発電する。

同社では今後、うどん発電事業をモデルケースにうどん発電の発電プラントの受注生産も計画している。このプロジェクトとは別だが、うどんにはもう一つ環境問題を孕んでいる。麺を茹でた後の、湯水処理です。デンプンが溶け出しているため、ぬるぬるした湯水になっています。

これのこし器も、別の企業で開発されているようですが、こちらも大型機械で、一般のうどん屋さんでは導入がなされていないと思います。昔は、牛や馬に与えていたことも散見されました。人糞がまだ肥料になっていた時代と、ほぼ同じ頃のはなしですが。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=5120 |
| 社長日記 | 10:17 AM | comments (0) | trackback (0) |

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