28日の夜から、ジジババはちょっとした口喧嘩から、私は翌29日は絶体に口をきかないと決めて朝を迎えていた。ところが嫁らかバァバァのスマートフォン(スマホ)へ、第二子誠輝の検診へ行くから「百笑ももえ」の面倒を見てくれないかという連絡があったとのこと。何もなかったら冷たい一日になったが、「百笑ももえ」が来るなら状況が変わる。
と言うのも、私の顔を見たら「百笑ももえ」は『バァバァは』というのです。子どもは親のかすがと言われるのだが、祖父母のかすがいでもあるようです。ももえを中央町へ迎えに行って、拙宅まで帰ってくるのにやはりかみさんと口もききます。内心腹が立つのですが、背に腹はかえられません。
孫は「来ても良し帰っても良し」と言われるように、同居していたら『日常』だからさほど気も遣わない。それがゲストとなると、『非日常』。特別扱いをすることになり、正直疲れる。昼寝させようとすると、散歩をねだられ、付き合うことになるのだが疲れる。ぐずると、バァバァのスマホを貸すか、近くのスーパマーケットへ誘う。
スーパマーケットでは、子ども用カートを自分で押したがる。クリスマス前は『アンパンマングッズ』を幾つも手に取り籠に入れるが、暫くしてジィジが元の棚へ返す。レジへ行くときは、『プチトマト』と『アンパンマンパン』の2つ。帰りの車内で、2つはぺろりと食べる。そうそう食べることでは、男子に負けない。二歳四ヶ月ながら、順調に成長している。
これはマイカーの運転に似ている。教習所に通っている頃は、毎日疲れ切って帰ってくる。それが運転免許証を獲って50年にもなると、確かにピークを過ぎるが、それでも考え事をしながらでも運転は出来る。これが「慣れ」というモノで、『日常』であります。
『盛和塾香川』は1年前に解散したが、その流れの『香川胆識の会』で復習をまだ続けている。『機関誌マラソン』と言って、週一で機関誌の塾長講話を読んで、読書感想文をグループ内メンバーに送ることをしています。私は2周目を走っていますが、1周目と違った感想になっている。『輪廻転生』、つまり生まれ変わり説を信じるようになってきたのです。『心を高める、経営を伸ばす』が、合い言葉です。
つまり魂は、来世まで持って行く。肉体は消えてなくなるが、魂はつながっていると言う。われわれ経営者を諭す言葉ではあるが、『心を高める、経営を伸ばす』というのは、誰にも共通する名言だと思います。心の純化、浄化、深化に努め心を高め立派にしていくことは、次があるならやって決して無駄なことではない。
こう考えると、まさに天下一品のジィジ馬鹿だが、子どもや嫁とは、顔や行動はよく似ても考え方が違うから喧嘩もするのだが、孫には教えられる。『とんびが鷹を生む』とか言うが、輪廻転生で前世の魂を持って生まれ代わるのなら、孫に教えられることもあり得ないことではないと考えるのですが。ジィジ馬鹿です。