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高松空港株式会社コロナに負けず国内路線新設強化へ
高松空港株式会社は14日、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、2020年度下半期(10月~21年3月)の新規ルートの開設を、国外から国内へ移すことを発表した。このコロナ期に新規ルートの開設とはいかに、と思いながら民営化した企業は、アフターコロナ(コロナ収束後)を見据えて手を打っている。これまでのインバウンド狙い外国便から、北海道や沖縄路線という国内便を開設する、つまり国内路線の充実へシフトしている。

私はこの狙いは大正解だと、拍手喝采を贈る。確かにインバウンドで、高松も他の地方都市同様に潤ってきた。その反面生活習慣などから、問題も多く発生していたのも事実。沢山の『円』を使ってくれることから、多少の『お行儀の悪さ』にも目をつぶってきた。外国人観光客が暫く来ない高松空港は、日本人相手の商売をするしかないという選択だ。

どこかの空港で、1時間半の地元フライトをやっていた。これも、良いアイデアではないか。飛行機と言えばついつい遠距離だと思いがちだが、付近をぐるっと回って来るのも新しい発見だろう。人が乗らないなら、荷物を載せる発想もありだ。飛行機というインフラを、十二分に活用したい。このほか、3密回避など新しい生活様式を踏まえた空港利用として、水陸両用機で高松空港と小豆島間を移動する旅行商品の開発なども検討している。

その一つが新路線の開設だが、札幌・仙台・静岡・名古屋・福岡の5都市と、沖縄県宮古市の下地島(下地空港)を目標に設定。まずはチャーター便の実席を積み上げ、定期便の誘致につなげるという。『高松空港と地域の活性化プラン』に盛り込まれているが、観光客に対して数は少ないが、香川県への移住人口も馬鹿にならない。結節点が増えると、人の動きもさらに活発化する。

札幌は観光需要が安定的に見込め、今冬から松山線が運休する。仙台は東北エリアの中心地だが四国との路線がない。静岡は意外と言ったら失礼だが、『富士山静岡空港』をグループ会社が運営していることから、空港同士の連携で需要を掘り起こせるとしている。下地島は、季節チャーター便の運航を働きかける。沖縄本島那覇空港への定期便は、稼ぎ頭の一つに成長している。

高台に位置する高松空港は、降雨や濃霧などの影響を受けやすく、視界不良が原因の欠航が発生しやすい。県によると、2017年度は計96便、18年度は計38便、19年度は計34便が濃霧が原因で欠航している。私も一度だけ、高松商が明治神宮大会で優勝したその日(2015年11月17日)、羽田空港を離陸したJAL便は、大阪空港に着陸するという経験をした。

また濃霧の影響を受けやすい高松空港(高松市香南町)の機能強化に向け県は、視界不良時の着陸誘導装置を高性能化した場合、今後30年間で約15億円の便益が見込めるなどとする独自試算をまとめた。整備コストも、国の想定より25%削減できると推計。「高性能化に伴う費用対効果は国が事業化を判断する基準を上回る」としており、県は国に早期整備を要望する方針だ。

各空港は霧などの視界不良対策として、航空機に電波を発射して滑走路に誘導する『計器着陸装置』を活用。性能が高いほど精密な誘導が可能だが、高松空港に整備されているのは、最も性能の低い『カテゴリーⅠ』。地上60メートルで、滑走路や灯火といった目標物が見えなければ着陸をやり直すなどの条件が設けられている。

県は、着陸ぎりぎりまで滑走路などが見えなくても、自動操縦で安全に着陸できる『カテゴリーⅢ』の導入を国に要望。しかし国は、周辺に険しい坂があり、装置などを設置する用地造成費が高額になることなどを課題に挙げている。

そこで県は昨年度、工事費の削減策や便益向上策を独自に試算した。用地造成に特殊な工法を用いることで、工事費は国の試算(75億円)を下回る56億円に抑えられると算出。濃霧などが原因の欠航が減ることで、鉄道などから空路に切り替える人が増え、高松-羽田間の利用者数が年間約4万2千人増加すると予測し、今後30年間の便益は約15億円に上ると試算した。

コストに対する便益を数値化した「費用便益比」は、国が事業化の目安とする「1・0」を上回るとしており、県は「関係機関に事業の必要性を理解してもらうと共に、国に改めて費用対効果の検討を要望したい」としている。産官連携して、高松空港の多面的利用を働きかけて欲しい。災害時の拠点空港としても、中四国では『高松空港』に勝る立地の空港はない。高松空港以外ほとんどが海に面していて、水没が心配される。





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| 社長日記 | 09:00 AM | comments (0) | trackback (0) |

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