7日は午前中に『衣替え』と散髪、昼からは香川県主催の『空き家対策セミナー』が、県庁ホールで行われました。セミナーは2018年から毎年実施されているのですが、今年は県内4カ所に設けたサテライト会場とあわせて、150人が参加した。私も県庁ホールに足を運んだが、定員150名として事前申込みと、座席の三分の一カット(使用禁止の張り紙あり)がされていました。
冒頭に『NPO法人空き家・空き地管理センター理事長・上田真一』氏の、『空き家問題』の広範な解説がありました。その内容は相続にまで及び、「相続で取得した家屋で空き家が多い」との指摘から、『そもそも相続』の話に会場の聴衆者は聞き入っていました。空き家利活用の具体例も紹介されていましたが、『空き家バンク』は中古住宅の墓場のような現状の解決には言及がなかった。
県内各市町でも『空き家バンク』制度を創設して取り組んでいますが、それを支援する宅建業者のところへ来る案件は、そのままでは売却することが出来ないあばら家が多く、解体が求められる等課題があります。しかし解体費用も高騰し、解体しても土地として売却が進まないと固定資産税・都市計画税が最高6倍(都市計画税は3倍)に跳ね上がることから、実態としてはそのままにしている案件が多いのです。
今日はスケジュールが混んでいて、ここから綾歌町の『オイスカ四国研修センター』へ急ぎます。四国支部幹事会が行われています。新型コロナウィルスの前は、高松市内番町の事務所会議室でしたが、この数回は郊外の研修センターで開催されています。愛媛推進協議会や一部会員は、ビデオ会議システム「Zoom」で参加しています。こちらもご多分に洩れず、新型コロナウィルスの感染拡大に伴いイベント減から収入が大幅に減収になり、苦労しています。
ここが終わって帰宅し、香川胆識の会のミーティングへ参加します。香川胆識の会は、『盛和塾香川』のメンバーで学びが足りない私のような者が参加しています。今では『機関誌マラソン』が活動の中心で、過去に発行された機関誌の稲盛和夫塾長講話を1周1話再び読んで、気がついたことをまとめて第7クーループの10数人にメールします。それに対する感想も寄せられます。
人それぞれの『気づき』があり、改めて己のいたらなさに気づきます。今日はその仲間の、10回全員完走記念の祝賀会でした。私など2周目メンバーが多い中、初めてのメンバーもいて、ある種新鮮な息吹を感じます。経営者という立場は損な立場で、敬天愛人、つまり天を敬い働く従業員を愛すること、少なくても己を愛してはならないと言われています。己を愛するとは、利己にならず利他を求めなさいという教えです。
最後の高松栗林ライオンズクラブ第1391回例会は、10月6日(火)に「レストラン・シレーヌ」で開催されました。臨時のテールツイスターに指名された私は、今年の吉峰公博会長の悪戦苦闘の例会運営に対して御尊父の吉峰泰夫氏の著書を紹介し、『息子よあっぱれ』と称賛する運びでありましたが、吉峰公博会長は欠席でした。大病院のトップは、私生活も厳しい制約を受けます。医療機関から『陽性者』を出したら、終わるという危機感をわれわれも感じます。
高松栗林ライオンズクラブは今年58周年、もうすぐ還暦の60周年を迎えます。29歳で入会した私は若輩者として控えていましたが、故L吉峰泰夫(吉峰病院院長)、故L久米川久夫(県医師会会長)、故L樋端康民(樋端病院医院長)、故L加藤直太(加藤眼科院長)、故山本旦(山本設計代表)、故L吉村屹など、仕事に励み人間味溢れた先輩にここまでお導きを頂きました。
若輩ながらこれからは、年長組8位に位置するようになった私でも、クラブの歴史を語り『青少年の健全育成』という『クラブ理念』を次ぎに伝える責務を負っているという自覚に目覚めています。また機会があれば、『昔話』をしたいと思います。ありがとうございます。