大学生を中心に、アルバイト先の休業から失職に追い込まれている人が多いと聞く。少し前のテレビ、オリンピック選手候補者がトレーニングを兼ねて、ウーバーイーツの食事宅配業務に携わっているというニュースを観て、「そうだろうな、都会じゃ自動車も自転車も変わらない」と思いました。そうなんですウーバーイーツは、自転車での宅配です。背中に私のように、オリジナル「リュック」を背負っています。
都会じゃこんなアルバイトもあるんだと、ボーとしてみていました。しかし9日の高松です、県道10号線を、よく似た格好の自転車が走っていました。抜き去る瞬間ですから「Uber Eats 」と確かに見えたのですが、こんな田舎じゃ商売が成り立つ筈がないと、それ以上思いを広げることもありませんでした。
ところが5月10日(日)の四国新聞一面、何と私の見た「Uber Eats」が撮影されているじゃありませんか。もっともタイトルは、「県の休業要請が続いていたゴールデンウィーク中の様子」として、人影がまばらのワンシーンとして撮影されています。私の見たのも、まぼろしではなかったようです。
早速ホームページを探したら、2020年3月25日から高松でのサービス開始と掲載されています。まだまだ少ない利用店舗数だと思いますが、面白い「創業」だと思います。もっともこのシステムは、世界各地の都市ですでにビジネス化されていますが、これまでにない宅配システムだと感心します。これからどんどん、利用店が増えていくでしょう。システム利用料などの詳細は存じ上げませんが、一案だと思います。
その昔は田舎の飲食店も、HONDAのカブの後ろに「おかもち」をぶら下げるフックがついている「バイク配達」をよく見たモノです。自転車も、あるにはあった。印象では銀行などの、昼食を食べに外へ出にくい業種のところがお得意さんといったイメージです。恐らくお得意さんだから、配達料は無料だったのですかね。それが今では宅配専従者が、商品を運んでくれます。
これは価格にもよりますが、言われているタクシー利用よりも格安だろうと考えます。三方よし、新型コロナウィルスで苦しんでいる「飲食店」、頼めるところがなくてコンビニ弁当を主食としている「働く(食べる)人」、それとお届けする側のUber Eatsと携わる「アルバイト生」。何もアルバイト生は、学生だけとは私も考えていません。果敢に挑戦するヒトなら、失業者も良いかな。
ここ高松でも、連休明けに飲食店などの営業自粛が解かれ、ボツボツ通常営業が始まっているようです。まだ三食自宅で頂いているので、外のことはよく分かりませんが、「うどん店」は継続営業したり自粛解除をしています。地元四国新聞では、「テイクアウト(持ち帰り)」の店も多く掲載しています。毎日のように訴えていますが、生きないと、生きていればこの先、何とかなります。