盛和塾ハワイの三田英郎さんから、今月のレポートが届きました。「COVID-19(新型コロナウィルス)」をハワイの住民や観光客がどう見ているか、私は関心があったので、許可かを得て小欄で扱います。ただしあくまでも、三田英郎さんの私的な見解であることを付け加えておきます。
新型コロナウイルスの感染予防対策について、一般的なハワイ市民はマスクをせず、通常通りの生活をしていますが、それでも食料・飲み水・生活用品の備蓄を急いでいます。市中の店舗ではマスクが陳列棚に並べられても、あっという間に売り切れる状況になっています。州知事は、感染防止と対応に向けた補正予算を州議会に要求しました。
州衛生局も、14日分の必需品準備を州民に呼び掛けています。これによる旅行客の激減は、ハワイの経済に大きな影響をもたらすと見られていますが、チャイナタウンでは、既に風評により客足が遠のき、この2-3週間で売上が30-50%程度落ち込んでいるとのことです。
本年1月のハワイ観光業界の業績では、米国本土西部及び東部地域と日本市場が好調だったため、旅行者数と消費額が前年同月を上回りましたが、その一方で、中国人旅行者が20%、韓国人旅行者が23%減少しました。連邦議会では、ハワイで一時的に韓国と日本からの航空便を停止するべきとの意見も出始めているとのことです。
話題となる医療の問題ですが、ハワイでは深刻な医師不足が続いています。特にマウイ島での問題が深刻であることから、ハワイ大学は、先週マウイ島にサテライト医学部を設立するための資金として州下院に140万ドルを要求し、承認されました。
市バスの料金値上げが提起されています。まだこれから議論が続きますが、シニア・パスは現在年間35ドルですが、これが60ドルになります。シニアの1回料金は1ドルですが、これが1.25ドルになります。一般通常料金は一回2ドル75セントのものが、3ドルになるとのことです。
不動産関連情報の一つですが、ハワイ州内での2019年の住宅ローン支払い滞納による差し押さえ件数が6年連続して減少しており、19年は1,159件で18年の1,261件より8%減少しました。この減少傾向は2014年から始まり、19年には2013年の3,430件に比べて約3分の1になっています。新聞では、低い失業率とともに堅調な住宅価格上昇と、個人所得の増加、低利息が物件差し押さえ回避に役立っていると伝えています。
以上抜粋して転載しています。「COVID-19(新型コロナウィルス)」が、世界中に蔓延しています。わが香川県は、まだ感染者を出していませんが、香川県のホームページを覗くと、63名の検査が行われて、「陽性」はゼロであります。5日現在。
大阪市内のライブハウス(大阪京橋ライブハウスArc)で開催されたコンサートに参加された方から新型コロナウイルスへの感染が判明し、その後も新たな感染者が確認されています。また、感染が判明した方の中から別のライブハウス(Soap opera classics Umeda)で開催されたイベントに参加し、不特定多数の方と接触している可能性があることが判明しました。
下記のコンサートに参加された方は、症状の有無にかかわらず、検査を含め、お近くの「帰国者・接触者相談センター」(各保健所)まで、ご相談ください。
更に悪い報告ですが、香川県は交通ルールの厳守と交通マナーの確実な実践を、訴えています。
【交通事故死者数】
令和2年1月1日~3月4日 11人
(人口10万人当たり全国ワースト 1位)