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四国急行フェリー宇高航路来月16日から運休
12日の日経四国版で、標題の報道がなされていた。昭和の時代に本州岡山と四国香川をつなぐ海上交通の大動脈だった「宇高航路」の歴史が終わる。既に「宇高国道フェリー」や「日通フェリー」など運休が続いたが、唯一四国急行フェリー(高松市)だけが本数を減らしながら運行していた。

ところが11日、同航路の12月16日からの運行休止を四国運輸局に届け出て、受理された。これで宇高便は、すべて無くなるわけだ。瀬戸大橋の開通と共に、危ないと何度か危機に遭遇したモノの、どっこい残っていた四国急行フェリーだったが、休止としているが再開の見通しがあるわけではない。

2020年3月期の決算は、1億円を超える最終赤字を見込み、瀬戸大橋の料金値下げも相まって、瀬戸大橋との共存の道は事実上途絶えた。同航路は1910年の明治期に、宇高連絡船として開設された。四国運輸局によると、87年度同航路の輸送人員は396万人だったが、88年4月に瀬戸大橋が開通して人やモノの流れが変わった。

四国急行フェリーを抱える四国フェリーグループ(高松市)は10年2月に一度、同航路の廃止届を出した経緯がある。この時は地元の要望や社内の「縮小しても残して欲しい」という声を受けて、廃止届を取り下げた。今回は廃止ではなく休止としたことで、再開の可能性を残した。公的資金の投入以外、救済の道はないだろ。

4月に開幕した瀬戸内国際芸術祭2019に期待を寄せたが、収益の改善には至らなかった。そして瀬戸芸の閉幕から1週間後、運行休止を届け出た。今回の運休を受けて、香川、岡山、高松、宇野の2県2市は今後、「宇野高松間地域交通連絡協議会」を開き、対応策を話し合うとしている。

これを受けて15日、サンポート合同庁舎で話し合いがもたれた。結論として、「航路継続に向けた支援は出来ない」とし、同航路の廃止はやむを得ないとの姿勢を示した。ただし、連絡協議会は来週中に再度会合を開き、代替航路や災害時の対応などを話し合うことを決めた。便利になって頭角を現すモノ、逆に衰退するモノ、流れに棹さすには新たなイノベーションが求められる。


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| 社長日記 | 05:59 AM | comments (0) | trackback (0) |

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