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ギリシアの旅7日目はアクロポリスを見てドバイ経由の帰路に
昨日はアテネ市内でタベルナ(一昨日はレストランと訳しました)、定番のギリシア料理を気軽に楽しめる大衆食堂(六本木・金魚の類い)で、ショーを見ながら最後の夜を楽しみました。昨日の朝は12時間のエーゲ海ミニクルージングのために、早くホテルを出ましたが、今日は10時とゆっくりとした旅立ちです。長い一日になります。一日が30時間ぐらい。

アテネのシンボル・アクロポリスの丘に建つパルテノン宮殿、2004年のアテネ五輪で、一層の整備が進みました。古代ギリシアの最高傑作を集めた古代考古学博物館、オリンピック発祥の地となったパナティナイコ・スタジアムを見学しました。スタジアムの前で、クラッシックカーの集合イベント。混雑に、拍車をかけています。スリが一番多いと言われている、オリンピック・スタジアムです。







来年の東京五輪の聖火も、ここギリシアの田舎で採火され、このスタジアムで東京の代表者へ手渡されるようです。そのために最近マスコミに登場していない小池百合子東京都知事が、来るのではないかと言われています。マスコミも勝手なモノで、ピークを過ぎたネタには、全くの無関心。小池さんのネタは、探せばあると思うのですが。

ここギリシア人は、何日か前にも書いたとおり、「観光・海運・農業」を産業として暮らしています。しかし「ギリシア危機」のみならず、観光で門戸を広く開放したために、共産圏からの「悪党」が数多く入り込んできて、「スリ・かっぱらい・殺人」などしているとか。よしんば逮捕しても、観光客だからうやむやにならざるを得ないのだそうです。

4年間の革新系の政権から、この7月の総選挙で保守系の政権に変わり、その嫌がらせのための放火もあるようです。大陸は、われわれが考えている以上に激しいですね。ギリシアはその中でも比較的穏健派のように言われています。私の印象でもギリシア人は、穏やかで親切です。男女ともにイケメンが多かったように感じました。

ギリシアは現在EU(欧州連合)の一員ですが、イギリス同様に離脱の可能性が大きいと言われています。確かにEU(欧州連合)からの援助もありますが、逆にギリシア産業の柱である「海運」に対してEU各国から、造船トンの抑制要求があったりして、欧州連合にいるからの苦悩もあるようです。若者への技術の伝承からも、船などは造り続けなければ、ダメだとガイドの木下女史は訴える。

ギリシアの印象で大きく変わったのは、水が豊富で、新鮮な野菜や果物が抱負でした。スイカも日本ではもう食べられませんが、ここでは毎日出てきました。特にオリーブの生産は、イタリア・スペインと伍して世界三大産地ですが、ギリシアが世界一の生産量を誇ります。1,100万人の人口に対して、オリーブの木は12,000本、国民一人当たり11本以上の木があると言われています。





瀬戸内海の小豆島が国産オリーブの最大産地ですが、誠耕園井上智博さんによれば、小豆島産のオリーブ自給率は半分以下か、3分の1程度だと言います。日本でも、オリーブオイルの使用量は増え続けています。食用あり、化粧用あり、私などは電気カミソリですが、仕上げにオリーブオイルを顔に塗り、滑りを良くして剃り残しを無くしています。

確かにオリーブの木は多いのですが、手入れは全くと言って良いほど、自然繁茂です。手入れをして、一本の木からの収穫量を増やすのではなく、木を増やせばそこそこの量が収穫できると考えています。特に世界第二位のコットン生産は、全く人の力が要らなく、機械化が進むほど生産量が増えると考えています。

その他ワインの産地ですから、当然ブドウ。トマトも多く食べられています。ネクタリンも、実に美味しかった。八百屋の店頭で買い求めて、食べてみました。農業では、今や日本ではほとんど作られていない「たばこ」も生産しているようです。それに大理石の生産も、各所で見ました。最も産地ではなく、商材として売られている現場です。

最後に、ギリシア人の生活に関して。年間収入は世界規模で見るとさほど多くはないのですが、海岸沿いなどに別荘を持っている国民が多い。その理由の一つは、120㎡までの家には課税されないというギリシアの税制にあると言われています。島には別荘は少ないと思いますが、エーゲ海海岸沿いには多くの別荘が点在しています。

私は今のギリシアの産業経済は、可でもなく不可でもないと思います。それなりの生活は出来ていますが、首都アテネに、国民の半分の500万人が住んでいます。移民が含まれてなければ、2~3割の人口増、それにもましてひどいのは、街中の路上駐車と落書き。ギリシアの援護に回っていたドイツ銀行も雲行き怪しい。

イギリスのEU(欧州連合)離脱が、時限爆弾のように秒読みに入っています。合意無き離脱になれば、残された国に及ぼす悪影響は、かなりあると思われます。移民も一向に減らないヨーロッパ、どうなることか、対岸の火事ではありますが、杞憂になれば良いのですが、心配事があとをたちません。


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| 社長日記 | 10:15 AM | comments (0) | trackback (0) |

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