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MRJ苦悩受注3年ゼロ納入期限まで1年
三菱重工傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)が、開発中の国産航空機「三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発販売に苦悩している。先の米ボーイング機事故の余波が、新たな懸念材料として浮上してきた。MRJは1965年の、「YS11」以来となる国産民間旅客機として08年に開発がスタートし、当初計画では13年12月の納入を目指していた。

それが度重なる延期を繰り返し、現在はアメリカで商用運行に必要な国土交通省の「型式証明」を取得する手続きや、試験飛行を続けている。それでなくても遅れているのに、ここへ来てボーイング社の事故から、基準がより一層厳格になるのではないかと心配する声も多い。果たして、MRJは飛ぶのか。私も、非常に心配するところであります。

公表している2020年半ばの初号機の納入期限まで、約1年しかないのに、新規受注はこの3年間でゼロ。競争環境は悪化し、量産体制の立ち上げもにも遅れが見られるなど、課題は多い。開発当初は、機体に炭素繊維を使い機体を軽くし、燃料効率が良いと好評であったモノのが、ここへ来てライバル社が肉薄、逆に優位に進めて受注をとっている。

18年4月からエンブラエル(ブラジル)は、新小型機「E2」の納入を開始。すでに158機の注文を受けている。同社は世界2大メーカーのボーイングの事実上の傘下入りが18年夏に決まり、部品調達などで協業し、コスト競争力や商品力を高めていく戦略だ。

参入障壁の高い航空機事業は、ひとたび世界中に機体を供給すれば、メンテナンスを含め得られる果実は大きい。18年のボンバルディア(カナダ)の小型機部門が、欧州エアバスの傘下に入ったように、新製品が不振に陥ると、経営に直結するのもまた事実だ。

三菱重工は、MRJに巨額の資金を投じている。開発費は2018年3月期までに6千億円を超えており、20年までにさらに2千億円の追加投資を見込んでいる。20年に初号機を納入できなければ、受注キャンセルなど収益計画に狂いが生じかねない。

MRJの三菱重工は、先に事故で墜落したと言われているアメリカのF35Aの日本国内での組み立てにも関与している。ホンダジェットが小型機故に軽く飛んでいるのに比べて、MRJは思い機体なのか軽快に飛び立たない。このまま開発凍結など、最悪の事態は何としても避けたいものだ。飛び立て日本丸。


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| 社長日記 | 09:15 AM | comments (0) | trackback (0) |

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