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今世紀最長の連休と働き方と賢きお方の年頭の挨拶
弊社は木曜日定休で、その前後完全週休二日を比較的前から導入しています。一年が52週、従って104日プラスアルファーがあるようですが、決定権は社長にあって、会長の私は今の就業規則は関知していません。今は少し変わっているのかも知れませんが、休みは比較的計画通り取得されているモノと考えています。

そこへ降って沸いたのが、4月5月のゴールデンウィーク2019です。今年は天皇陛下の退位・即位もあって、今世紀最大の10連休も噂されています。政府も「働き方改革」と称して、休日を多く獲るように働きかけをし、それを法制化までしています。今の時代、労働条件に政府が関与するのは、私は日本のあり方としては違っていると思います。力関係があるとは言え、基本的には対等なはずであって、雇う側にがんじがらめにしている労働環境の状況はないと考えています。

改めて、今世紀最長の連休を振り返って見ます。
4月27日(土) 休みの企業団体が多くあります
4月28日(日) 日曜日
4月29日(月) 祝日 昭和の日
4月30日(火) 祝日 退位の日
5月1日(水)  祝日 即位の日
5月2日(木) 祝日 国民の休日
5月3日(金)  祝日 憲法記念日
5月4日(土)  祝日 みどりの日
5月5日(日)  祝日 こどもの日
5月6日(月)  振替休日

これで10連休も取りだたされています。日本国内のみならず、海外へのバケーションも増えるでしょうね。「百笑ももえ」も、初外遊のようで、飛行機内でギャン泣きするか土産話が今から楽しみです。次に賢きお方の年頭の挨拶を掲載します。少し長くなりますが、お付き合い下さい。

敢えてお名前は伏せておきますが、ある人の年頭の挨拶文が、資料の間から出てきました。よくよく読めば、蘊蓄(うんちく)を傾ける内容でありました。一般に公表されているもので、ここに一部抜粋して転記させて頂きます。否定する意見もあろうかと思いますが、そこは自由を標榜する小欄の趣旨に免じて、お許しあれ。

新年、明けましておめでとうございます。平成三十一年、皇紀で言えば二千六百七拾九年の新春にあたり、先ず以て皇室の弥栄(いやさか)を寿(ことほ)ぎ奉(たてまつ)ると共に、支援者の皆々様方の一層のご清栄を祈念申しあげます。

本年は、二百年ぶりという御譲位による御代替わりが予定されており、五月一日には、百二十六代の新天皇が即位され、秋には一代一度の盛儀である新帝の大嘗祭(だいじょうさい)が齋行(さいこう)されます。わが国は、一つの大きな歴史の転換期にあるといえましょう。

昨年はちょうど明治百五十年という節目の年でした。大河ドラマ「西郷どん」が放映されましたが、維新後も日本の近代化に大きく貢献した先人達が限りなくいたことを、私たちは忘れてはならないし、士魂(しこん)を継いだそうした明治人たちの国づくりにかける意気込みや、国家感を学ぶべきだと強く思い知らされた年でもありました。

なかでも、常に心にあるのが、明治期日本に河川・港湾工学の黎明を告げた古市公威(こうい)の次の言葉です。「私が一日休めば、日本の近代化が一日遅れるのです」。渡辺利夫氏が月刊「正論」で「小説台湾」と題して連載を開始された同誌1月号の中でも紹介されています。

古市が国費留学していたパリで勉学に励んでいたある日、高熱にも拘わらず大学に向かおうとしていた際、下宿先の女主人が心配して「休んだらどうか」との声がけに対して、答えた言葉が先の言葉です。そこに、明治人の心意気を強く感じます。

またかつて、江戸城の無血開城で尽力した山岡鉄舟は、真心と命がけの交渉によって、「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。【西郷南洲遺訓三十条】と西郷さんに評されました。

大きな時代変化の中で昨今、働き方改革などと叫ばれて、関連法の改正がなされています。すべてを否定する訳ではありませんが、今の動きには欧米から移入された労働感である、「労働=苦」的な思想が底流にあるのを感じずにはおれません。西洋文化が労働を卑しいモノ、苦しいモノと考えたのに対し、わが国では、高天原(たかまがはら)の神々でさえ、労働に勤(いそ)しんでおられます。

そして人間はすべて日子(彦)、日女(姫)すなわち神の子であり、労働を代わりにやらせるような奴隷制度は古代日本には存在しなかったと言われています。逆に江戸時代には、労働を人が己を磨くための「道」とするとらえ方も広まっていたそうです。このように、労働とは尊いものという見方が、わが国の文化・伝統に根付いていたモノと考えられます。

働くとは、「傍(はた)を楽(らく)」にするとも言われています。このような日本的な考え方に基づいた先人達の努力によって、今日の日本が築かれてきたことも心に留めて、今に対応していくことが大事ではないかと思います。大きく変化しつつある国際情勢の中で、わが国も多くの厳しい課題を抱えておりますが、創立者が目指した大和(たいわ)の世界構築を目指して、本年も一歩一歩着実に歩みを進めたいと思います。

私も会社が連休になるとすれば行くところがなく、晴耕雨読かなと思っています。休み方を知らない、不器用な前世紀の代表人間かも知れませんが、こころは豊で、決して働かされているとは思っていません。


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| 社長日記 | 09:49 AM | comments (0) | trackback (0) |

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