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四国新聞平成期の特集ヘイロク渇水真夏の5時間給水
香川は雨の少ない地方で、その分水害の危険は少ないが、「渇水」には頭を悩ましている。平成を締めくくる地元紙の特集は、やはり渇水だ。昭和48年、私が大学生時の渇水は、高松まつりが中止となり大学連のご苦労さん会もなくなった。前年に踊っていたので、残念だったことをよく覚えている。

その時の渇水は「高松砂漠」と呼ばれて、経済産業観光等に多大な影響を与えた。それに匹敵するのが、ヘイロクつまり「平成6年」の「5時間給水」だった。高松市では7月15日以降の約1ヶ月間、午後4時から9時までしか水が出ない「5時間給水」になった。この時、島原ライオンズクラブから散水車が届いて、限られた範囲だったがアパートマンションに給水した。大変な作業だったのを、今でも忘れない。

この年以降、国や県、市町は「ノーモア断水」を旗印にして、ハード、ソフトの面で、自己水源の開発や節水啓発の強化に力を注いできた。一番の成果は、国と県が約255億円を投じ、15年後の2009年に完成した香川用水調整池「宝山湖(三豊市)」。渇水対策として、最大時300万トン(1週間程度の使用に耐えるように聞いている)の水をためておく地下湖を作った。

この宝山湖はこれまで、09年と13年の2回、夏渇水に伴って取水されたことがある。先にも書いたように、讃岐は雨が少ない地形。これはどうしょうもないのだが、古くから知恵と金を出し、高知県早明浦ダムからの水を、徳島県の協力を得て「池田ダム」で受けて、香川県の西端から香川用水路で、高松市を経由して東の端の市町まで配水している。

また各市町も、ソフト面での節水対策に工夫を凝らしている。08年からは、香川用水の取水制限が実施されない平常時でも、7.4%の減圧給水を実施している。少しでも水をためておく効果に加え、節水意識を普段から高めてもらおうという狙いからだ。減圧していても、日常生活に支障はない。

また紙面では語られていないが、「水道法」は12月6日、改正水道法が衆院本会議で可決され成立した。これで水道事業の民間委託がしやすくなる。しかし、水道の「民営化」については海外でトラブルが相次いでおり、野党は「審議不十分」などと反発していた。本当に、日本の水道は大丈夫なのかという心配もある。

この前に香川県は、水道事業の市町一本化に成功している。先の説明のように香川用水に頼る本県の水道事業は、広域化が良いに決まっている。詳細は把握していないが、これから予想される本管等の改良工事など、莫大な費用がかかるだろう。水道は命の水ですから、これに税金が投入されるのは納得出来る。民間の効率主義が良いとは思わないが。


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| 社長日記 | 08:59 AM | comments (0) | trackback (0) |

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