朝風呂も朝食も、良いものでした。特に印象に残ったのは、女将でしょうか、見送りの女性が、動くバスを追って信号まで走ります。このホテルの位置関係から、そんな動きが出来るのでしょうが、曲がったところでバスが停止することも頭に入れて、いつまでも、手を振ってくれています。添乗は、「高松までついてくるのかな?」と言うほど、また宝塚温泉に来るなら私は、「ホテル若水」を使うでしょう。
朝からですが、キリンビール神戸工場を見学して、出来たてビールの試飲をします。ガリバーキリンが、一時アサヒビールに首位を奪われ、アサヒとキリンの味合戦が続いています。消費者にとっては嬉しい競争ですが、やる方は消耗戦です。日本は欧米のように、ビールの歴史は古くはないのですが、今現在の味は、世界に伍して進化していると感じています。
次は、至近のかねふくの「明太パーク」へ。ここの試食は、実に良いものが提供されています。私も明太子は大好きで、多少の品質の違いは分かります。金額的に高いのは、大きいたらこの無傷もの。これが複数並んでいる逸品ものが高くて良い商品とされています。しかしそんなのは、われわれの口には早々入らない。われわれはもっぱら、型崩れでも、新鮮なものを好む。
近年の商品の流通は、作る製造メーカーより、委託を受けて販売する販売側が優位に立っている。しかし、ここへ来てメーカーも、「直売」に力点を入れ始めている。この「かねふく」にあっても、このような工場見学を兼ねた直売店を増やしている。自らがやる、通信販売部門の拡張もその一つでしょう。
少し異なりますが横浜や都下の団地に、スーパー・コンビニの販売車が買い物に行きにくい高齢者に歓迎されていると聞く。販売方法は、多岐に渡る方が良い。選択肢が多い方が、消費者は助かる。通信販売に頼っている高齢者も、現物が見えて購入出来るのはより高い満足を提供すると思います。
続く昼食は、ここも至近の「がんこ三田の里」。大坂がんこ寿司のマークがついています。がんこ寿司の、別形態の一つかなと思いました。古民家を改造して、飲食店舗に活用しています。庭も立派ですが、手入れ等の費用を考えたら、投資対効果の採算は見合っているのだろうか。確かに仏間(今は模様替えをしている)の前に、四つの部屋があり、瞬間的には団体客で埋まっている。
最後は、明石市の「魚の棚商店街」散策。明石のたこや、明石焼き、鯛、練り物販売店等の約100店舗が並んでいます。京阪神から淡路島へ渡る場合が多くて、ここを過ぎて明石市へ入ることは、私は初めてでした。昔懐かしい商店街が、ここにはまだ元気に残っています。野菜や、魚類も豊富に並んでいます。値段の勝負も、各店が頑張っています。ここでも、試食に力を入れている。
ここで庶民的買い物を終えて、無事に帰路につきます。私の会社(本店)は高南支部の所属で、来年二月に研修旅行を計画しています。今回は支店のある、高松南支部の行事に夫婦してお世話になりました。近くでしたが、案外知らないところばかりで、大変面白い興味深い2日間でした。岡知徳支部長、両森旅行担当、そして特別お声がけを頂きました片山拓先輩ありがとうございました。