■カレンダー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2298786
今日: 1447
昨日: 5207

住宅ローンの事前審査AI(人工知能)が15分で判定
三菱UFJ銀行は、15分で住宅ローンの事前審査が出来るシステムを開発、サービスを始めた。リクルートグループの物件検索サイト、「スーモ」の利用者が対象で、顧客が勤務先や年収を入力すると、人工知能(AI)が過去の貸し出し実績をもとに融資の可否を判定して回答する。AI(人工知能)による住宅ローンの自動化は、3メガバンクでは初めて。

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した「雇用の未来~コンピュータ化によって仕事は失われるのか」によると、「消える仕事」と「なくなる仕事」15のなかに、「銀行の融資担当者」が含まれている。まさにその裏付けが、三菱UFJ銀行の事前審査に結びついているようだ。また「不動産ブローカー(不動産仲介業) 」も、上位にいる。

従来の事前審査は、人の作業で1日と言うが実感では2~3日はかかっていた。システムはNECのAIを使った自動化で、15分に縮めた。顧客はスーモのウェーブサイトで名前や住所、希望借入金額など約20項目を入力して送信する。入力項目は従来の57項目より1/3に減った。入力した情報をもとに、本審査の申込みも出来る。

メガバンクでは三菱UFJ銀行が初だが、これまでソニー銀行が5月に、1時間で回答するサービスを始めている。みずほ銀行も10月からAI審査の実証実験を始めていて、AIを活用した業務自動化の波がメガバンクにも広がってきた形。いよいよ「銀行の融資担当者」の苦悩が、現実化するのか。

とは言いながら自動化出来る融資は、今のところ「住宅ローン」だけであるが、これが広がる傾向ではあるが、すべての融資案件が自動化されるものではない。ビジネスローンなどの特殊なものは、自動化にはなじまないと私は思う。もっとも一定のリスクを盛り込んで、焦げ付きもここまでは容認するというような案件は、自動化が進むだろう。だから銀行は、個人のスキルを上げ、個人も一層の努力が求められる。

対岸の火事と、のんきなことを言っている場合ではない。冒頭に書いたように、消えゆく仕事の中に「不動産ブローカー(不動産仲介業) 」がある。この発想は、20年前頃から既にあったのです。実際、私もこれに取り組んでいました。仲介(法律用語では媒介)業は、マッチング業。買客の希望に合致した売物件を紹介すれば、めでたく成約になるはず。ところがこの試みは、見事に大失敗した。ほとんどが、マッチングに至らなかった。

当然であるが、許容範囲は織り込み済みであった。例えば購入希望金額も、1千万円から1.5千円までとか、範囲は設けるのだが、その当時は成約にならなかった。マッチング以前の段階での聞き取り作業等、今で言えば本当に融資が付くのか、買う意志があっても買えるかどうかは別問題である。しかしこれからの時代、単純仲介は機械が取り持つようになるだろうと思う。

機械に負けないプラスアルファーを、仲介業務なかに入れられるか。ある意味「コンサルタント業」の範疇に入る仕事、つまり売主にとっては本当に今売るべきなのかの判断、買主側では100歳までのライフスタイルにあわせて、本当に買って良いのかファイナンシャルプランからも検証することが、売主買主の本当の満足「ありがとうございます」に繋がる仕事になるように思うし、それが出来てAI(人工知能)に負けない仕事かな。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4285 |
| 社長日記 | 09:38 AM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑