2018,06,15, Friday
毎年10月第3日曜日(今年は10月21日)に行われている「宅建士」試験に関する、試験実施団体(一般財団法人不動産適正取引推進機構)から、各都道府県試験事務協力団体への第2回説明会が、新大阪丸ビル別館会議室で行われました。西日本23の協力団体が来ています。香川県は、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会が試験事務を担当しています。
6月1日(金)に試験に関する公告が官報に掲載されて、今日の説明会となっています。今年の受験申込みは7月2日(月)からですから、まだ試験規模は分かりませんが、準備する側からすれば、昨年の25万人程度の準備はせざるを得ない状況です。全国で25万人が申込みという試験は、この「宅地建物取引士」が最大規模と言われています。 実際の受験者は申込者の80%前後となっていますが、それでも各地で準備される席数は、25万席となります。香川県では、昨年は1,373名でした。今年も事前の予想で、1,500余席の会場を予約しています。この予約も事務方には辛いものがあって、口頭と書面で申込みをしますが、「学校の公式行事が入ればキャンセル」と言われているそうで。 これまでは大きなトラブルなしに、昭和33年から60年間続けられている宅地建物取引業法に定める専門職の国家試験です。歴史が古いことから、10月のちょうど良い時期の試験となっています。宅建業者(不動産業者)は、法人個人を問わず全国12万社あり、1業者に1人の取引士を置くことに義務づけられています。また大勢の営業員がいる会社にあっては、5人に1人の資格者の設置が絶対条件になっています。 不動産業界の資格試験も、昨今の資格ブームに乗っかったように色々ありますが、この「宅地建物取引士」が一番求められている資格です。裏を返せば、この資格さえ持てば、フリーランスの宅建業者として独立開業ができます。確かに素人が独学で勉強すれば3年(3回受験)はかかると言われていますが、それでも挑戦してできないものでもありません。 60年という年月もあって、合格→登録→取引士証となる手続き中、登録者数は94万人、取引士証を持って実務に携わっている人は29万人、当然合格者はもっといます。宅地建物取引士は、不動産業界の資格試験ですが、周辺業務の金融・建設・マンションデベロッパー等に従事する者も、資格に挑戦しホルダーになると出世するとも言われています。 もちろん、男女の区別はありません。年齢も学歴も問わず、受験ができます。今年の会場は香川大学工学部と農学部が予定されていますが、私は高校を受験地としたいという願望を持っています。「この資格は何?」と在校生が思ってくれたら、ホルダーになる可能性があります。訳の分からない大学や専門学校より、より具体的な資格を身につけることができます。 試験に関して |
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
|
この記事へのトラックバック受付は終了しています。
トラックバック
|