2018,02,09, Friday
公認会計士として、長く業界に貢献された故二見豊ライオンのお嬢さんが、元会計士事務所の建物を改装して、「珈笛画廊・ほのほ」を経営されています。画廊といっても、週刊新潮の表紙絵を描いている成瀬氏の絵だけを扱っているところ。詳細は下段のURLから、ご覧下さい。四国新聞本社から西へ入って、すぐの所です。
さて中村天平10周年記念ピアノコンサートですが、10年は彼がプロデビューしてからの年数だそうです。丁度10年前、サンポートホール高松でコンサートをして香川との縁が出来、昨年丸亀でのコンサートを珈笛画廊・ほのほ店主二見尚子さんが聞き入って、今日のピアノコンサートに繋がったそうです。 会場は、立ち席も含めて50名程度の収容。会場は熱気に包まれていました。ピアノ曲は、「一期一会」にはじまり途中の休憩を入れて12曲とアンコール曲を2曲。それに最後の最後に、中村天平さんが「瀬戸大橋から見た香川県、高松市はすばらしい、このあたりの何か物語を聞かせてもらえれば、即興で演奏します」と言うものだから、思わず私は手を挙げてしまいました。 「仏生山町に、乙女の像があります。昔話の悲劇を、萬木淳一氏が乙女の像として50年前に作りました。これを同じ作者が希望の像として、造り替えようとしています」と言って、持っていたチラシを渡しました。暫くそのチラシを眺めていた中村天平さんは、やがて鍵盤に手を置いて、本当に即興でオリジナル曲を弾きました。 何とも言えない、神秘に満ちた幻想的な曲でした。全体的に中村天平さんの曲は、若さからか力強いタッチが多い。彼は強く叩くのでなくて、手首のスナップをきかせて弾くと言っていました。これで思い出したのは、アマチュア無線のモールス信号です。打鍵するのですが、プロの小松氏から、手首のスナップをきかせて「打つ離す」のメリハリを付けろと言われていました。 中村天平さんは、37歳ぐらいの将来が非常に楽しみな逸材。ジャズからクラッシック、いろいろな音楽に挑戦している彼の生き様が、音を創っています。哲学者・中村天風先生を彷彿させる中村天平さん。注目です。 珈笛画廊・ほのほ |
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