■カレンダー■
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<前月 2024年03月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2248559
今日: 317
昨日: 2220

安倍晋三首相のエラーにつけ込み得点する小池百合子東京都知事
何だか全く分からない、新たな展開が始まった中央政界です。安倍晋三首相は衆議院の任期を1年以上前倒しし、衆議院を解散した。私も三分の二の議員数を持つ自民党がなぜ、ここで解散するのかと不思議に思いました。解散はどう考えても、少なくても今の状況を大きく減さず、引き続き安倍晋三内閣総理大臣の世が続くという読みがあったのだろうと思います。

この安倍晋三首相の判断を逆手にとって、小池百合子東京都知事は新党「希望の党」を立ち上げて自ら党首となり、一気に政権選択選挙として第一党の勢力を狙って強いマグマを貯めています。まさか小池百合子東京都知事が、このタイミングで新党を立ち上げて自民党の対抗馬になるとは、安倍政権も考えてもいなかったのでないだろうか。

小池百合子東京都知事は、3年後のオリンピックパラリンピックをはじめ、豊洲東京市場移転問題や北朝鮮問題、世界各地で多発しているテロ対策など決めることが山積しています。私もそうですが、彼女も広げすぎです。これから先、25年しか残っていない人生は経営者としての私で、政治家は80過ぎても現役でやれます。焦ることもないと思うのですが。

それに加えて民進党の前原誠司代表が、党の衆議院議員を民進党公認とせず、「希望の党」への鞍替えを「合流」として提案しました。当初民進党員は、全員が「希望の党」へ合流すると考えられていましたが、民進党のリベラル派は希望の党への移籍を小池百合子代表が認めないとして、混乱に輪を掛けています。至極当たり前の、小池判断です。

仕方なく枝野幸男民進党代表代行を中心として、民進党の中の「希望の党」へ合流できない人の受け皿として新党を立ち上げることとしたように、国政は新展開しています。名称は「立憲民主党」となるようですが、民進党員は「希望の党」と、「「立憲民主党」と「無所属」に分断されることになります。もちろん立候補断念や、自民党へ走るのもあるかもしれない。

このような衆議院議員選挙に関する衆議院議員の体たらくを見ていて、国民そっちのけ土壇場劇に、多くの国民はあきれているところです。主権者不在の、右往左往。どうなっているのかと文句を言いたいところですが、よくよく考えてみれば、ある意味この現象は今の日本のみならず、世界の現状を露呈しています。

そうなんですそもそも総選挙は、衆議院議員の就職活動です。これを、わが身に置き換えてみましょう。国会議員という好待遇の安定した第一志望先に、就職したいと考えるのは至極当然な考え方です。この大原則は、与党の自民党や公明党も野党の政党議員も同じです。特に与党議員は、どうしても失職したくないと考えます。

それで政権選択選挙に勝てると踏んだ今、自民党安倍政権は解散総選挙という暴挙に出ました。最近議論されていますが、衆議院解散は総理大臣の専権事項で良いのかと言う話が出ています。よくよく考えれば、任期を全うするか、わが意が通らなくなって仕方なく解散という手はありますが、首相が好き勝手に解散できるという今のあり方は、これも議論を始める課題かも知れません。

さはさておきながら、小池百合子東京都知事は「安倍政権打倒」を大儀にして「希望の党」を立ち上げました。都知事選で盛り上がって291万票を得た勢いを再び、劇場型の選挙を総選挙を国政を舞台として仕掛けました。ここまでも時間のない、拙速な判断だと私は驚きました。万一政権を奪取したとしても、政策はどうするのか。政党政治さらに国政は、小池百合子一人では出来ません。

今のような小池百合子東京都知事の立場であれば、周囲に優秀なスタッフが大勢つきます。しかし小池新党には、私の知る限り若狭勝前衆議院議員ら僅か数名のスタッフしかいないように聞いています。ここをまず組織して、中核組織で党是や基本政策をしっかり詰めないと、どうにも使いものにならない烏合の衆に過ぎないと言われかねません。

これに加えて総選挙前に、野党第一党の民進党が割れました。少し前に民進党は党首選挙で、前原誠司氏を選びました。ここもドタバタ、特に党首選で五票の白紙がありました。明らかに前原誠司氏へ対する反対票で、仮に枝野幸男氏が党首になっていたとしても、分裂は避けられなかったのかも知れません。

紆余曲折があったにしても、これで政治が落ち着くのかも知れません。小池百合子さんの得意技、マスコミを使ったショートカット台詞、「伏魔殿」や「抵抗勢力」やシンボルの「グリーン」。それが今では、「さらさらない」とか「排除」とか、失言をお茶の間のテレビが24時間放映しています。小池百合子東京都知事も、追い詰められている。

野球に例えて恐縮ですが、1点リードの与党チームの一死満塁場面で、安倍監督はスクイズバンドのサインを出した。待っていましたと、相手チームの小池監督は、スクイズを外して、三塁走者を三塁へ追い込みます。ここで余裕の出た捕手は、思わず三塁へ暴投。結果二塁走者までが生還し、与党のリードが広がりました。果たしてこの回は初回か中盤か終盤か、9回表なら、試合はこのままゲームセットで90%与党勝ち。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=3915 |
| 社長日記 | 07:51 AM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑