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2026,01,08, Thursday
四国新聞社が香川県で観光中の外国人150人にアンケートで調査した結果、欧米豪の観光客は直島や高松をゆったりと巡るスタイルが多いのに対し、アジアの観光客は栗林公園をはじめ、金比羅宮や小豆島、丸亀城を駆け足で周遊する姿が目立つという違いが透けて見える。県内の平均滞在日数はほぼ同じだったが、旅先の空気をじっくりと味わうか、名所をいかに効率よく見て回るかといった旅行スタイルに違いが見られた。
香川で期待する観光資源も異なり、欧米豪の観光客は『アート』に、アジアの観光客は『食や温泉』に関心が高いようだ。アンケート調査は、現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』の期間を含む昨年の11月に行われた。集計結果によると、日本の滞在期間で最も多いのは、欧州豪が13日以上、アジアが4~6日で、香川の滞在期間はいずれも3日間が30%超で最多。香川だけを観光する人はほとんどおらず、欧米豪は日本各地を、アジアは四国周辺を巡る中で、香川を訪れる人が多いようだ。 この傾向は、香川県の取り組が成功していることを証明している。一つは高松空港の活用で、うまくアクセスするように仕掛けている。直接羽田空港、成田国際空港、関西空港などへ来る観光客と、中国・韓国を乗り継ぎにして高松空港へ入り、帰りは別の空港を利用するケースも散見される。観光客にすれば、選択の幅が大きく広がる。 もう一つの要素は、現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』の開催だと思います。見学客は欧州豪が多いというのも、希有なことだと見る。アンケートにあるかどうか私は知らないが、欧州豪とアジアからの観光客数が拮抗している観光地は、そうは多くないと思う。両手張りが出来ると、飲食にも幅が出来、御土産もそれなりの傾向に合わせて準備が出来る。 どうだろうか、訪日客が2度3度来るとなると、御土産の購入は減る。元々欧州豪(アジア以外)の人は御土産を買わない傾向が強い。このような時代の変化も注視して、次の対策を講じるためにはこうしたアンケートは重要だ。大企業になると実際の購買パターンから独自戦略を立てられるが、中小中堅企業は、まだまだアンケートだよりだろう。 国内旅行にしても、観光客の取り合いをしている。創意工夫で、出来るだけ多くの『新名所』を育てることが、末永い地元繁栄のポイントになろう。『うどん』が横綱在位中に、大関小結を考え育てることでしょう。『父母ヶ浜』などは、ほんの思いつきから誕生した『新名所』。言われるように、『こと観光』に人気が集まる今の時代、『うどんづくり』の次が求められる。 |

