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2025,11,07, Friday
四国新聞『残したい香川』で、標題のどじょう汁が取り上げられている。四国新聞は取材記事が少ないとか、地域の話題しか入っていないとか、インテリ層の多い香川では酷評だ。私は読者フアンの一人で、朝食時の四国新聞は実に楽しみだ。今朝は、『どじょう汁』がクローズアップされている。全国各地に『どじょう汁』があることから、香川では『どじょううどん』の呼び名が私もしっくりくる。
幼少の頃は、農業用水路や井手が石崖づくりで、昨今のような三方コンクリートではなかった。今のようになっては、どじょうやそれ以外のフナやコイ、ザリガニの類いも生息できない。残念だがそれでも香川県の東讃、さぬき市造田町当りにはその風習と飲食店が残っている。もう一つ、県南部綾川町付近にも聖地がある。綾川町でのどじょう汁催事には、公益財団法人オイスカ四国研修センターの海外研修生も招待される。 大きな鍋で振る舞われるが、その中には里芋と油揚げ、うどんが必ず入っている。綾川町当りはうどん発祥の地として有名だが、古くから『どじょううどん』だった。元麺職人からすれば、生のうどんを鍋に入れてこそうどん独特の粘りが、どじょうと絡まって、鋭も言えない味を醸し出す。これに地元の味噌が味を深くする。これぞまさに讃岐のどじょう汁かどじょううどんかは争わず、郷土の味だ。 県産どじょうが激減して、今では北海道や朝鮮半島・中国産も手に入りにくいと聞いているが、昔から貴重なタンパク源と言われていた。滋養強壮剤や精力剤としての効能があると、近所の長老に言われたモノだった。しかしどじょうの顔を見ると、食するにはためらいも出る。精力源だと割り切って、大いに食べたいものだ。どじょう汁かどじょううどんかは別として、日本の郷土料理には違いない。 |

