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2025,10,07, Tuesday
嫌な渡世になったと、前世紀の木枯紋次郎が嘯いたと同じように、私は彼と違って大きな声でまわりに聞こえるように「年寄りを馬鹿にするな」と言いたい。本日18時前に地方銀行のATMに立ち寄った。急ぐ振込ではないが、明日から旅行なので借りは作るまい。万一に備えても、出来たら振り込んでおきたい。そう思い、ATMで僅か8910円を振り込もうとしたのです。
一度目、「詐欺被害防止のためお取り扱いできません。窓口へお問い合わせください」のメッセージカードが出てきた。何だかおかしいとは思いながら、もう一度挑戦する。再度同じメッセージカードが出てきて、カードも預金通帳も返された。インターホンで、行員さんを呼ぶ。すぐに出てきてくれたが、窓口処理案件で、明日窓口が開いている時間にお越しくださいと丁寧に断られた。この行員さんに起こっても、仕方ない。 注意喚起の通り、高齢者の振込は僅か8910円でもATM(無人機)では出来ない。手数料は高くなるが、窓口受け付け現金払いだそうです。そんな馬鹿な、余計なお節介だ。「人権侵害だ」と叫びたくなるが、現実は多くの高齢者が振り込め詐欺で大変な被害に遭っているようだ。日頃会社名義の振込が多くて、そう言えば個人での振込は久しぶりだ。 同じく詐欺被害防止のため、個人口座のATMでは50万円以上の引出は出来なくなって、不便になったと憤ったモノだが、僅かの振込も高齢者口座からは出来ない。窓口で、印鑑を押した振込用紙に通帳を添えて出す。恐らく身分証明が必要だろう。手数料がいくらか知らないが、ATMより高いという。こんな不便を考えると、過日のPayPay(ペイペイ)でのやり取りに利便性を感じる。 パーティチケットを販売したのだが、代金は私のペイペイの中に入れるという。初めてだが面白そうだったので、お願いした。これだと手数料はかからない。イオン銀行など新しい銀行は住宅ローン金利も安いと若者間では人気だが、ペイペイはその先の無利息。収益をどこに求めるのか疑問ではありますが、利用する身にはどうでも良いことです。 現金からクレジットカード時代になり、今まさにQR CODE決済時代に。この先はまさに、『仮想通貨時代』に突入するのか。現通貨でも、ドナルド・ジョン・トランプの顔入り1ドル貨幣はゴメンだ。疫病神の肖像絵を持ち歩きたくないし、ホテルチップとしてベッドの間に挟んでいたら、何に化けるか分からない。さあこの先、どうしたモノだろうか。嫌な渡世になりました。 |

