いま世界では、森が失われ、自然災害によって多くの命や暮らしが脅かされています。オイスカ『子供の森』計画では、未来を担う子どもたちが木を植え、育てることを通じて、森の大切さを学び、行動する力を育む環境教育を世界各地で行っています。代表例として、インドネシアとフィリッピンで実践している子どもたちを綾川町『四国研修センター』に招き、子どもたちが語る森づくりを聞く機会を設けました。
『子供の森』計画とは聞き慣れない活字だと思いますが、公益財団法人オイスカ(国際NGO)が取り組む、子どもたち自身が学校や地域で苗木を植え、育てていく活動を通して、「自然を愛する心」や「緑を大切にする気持ち」を養いながら緑化を進めるプログラムです。1991年(34年前)にフィリッピンの17校から始まり、現在37カ国の5500校以上に広がっています。
このオイスカは、ジジババがやっている老人クラブのように思われている日本人が多いのですが、確かにわれわれもそれなりに頑張っていますが、子どもたちも自分達の生活圏近くにある危険には敏感に反応して、紹介されるような活躍をしています。人間が生きていくために必要最少限度のことをやっているに過ぎないのかもしれません。日本人やその子らが実践していないのは、まだ生活圏近くにある危険を感じていないからにすぎません。
今回の報告会では、インドネシアとフィリッピンから活動に参加している子どもたちと、彼らを支えながら地域で環境教育を推進しているオイスカスタッフが来日。それぞれの地域が抱えている環境の課題や取り組み、活動を通して育まれている子どもたちの変化や学びの様子を伝えられたらと考えています。スタッフの一人は、かつて『四国研修センター』に勤務していたインドネシアのリファさんです。言語は日本語、子どもたちの発言は通訳付で行います。
7月11日(金)10:00~11:30 オイスカ四国研修センター 087-876-3333
香川県綾歌郡綾川町陶5179-1 座標34.242274,133.952424
参加料は無料 クルマは十分置けます。私もいます。