大西一正(副支部長)さんがマネージメントした今年の研修旅行、当初東京行きという案もありましたが、今日から広島方面へ1泊2日の予定で旅たちました。高松西インターからバスで、予定の7時過ぎに高松道に乗ります。目指すは呉市の『大和ミュージアム』・『てつのくじら館』、食事のあとには『呉湾艦船めぐり』でしたが、これは初めての経験で、「これぞ海上自衛隊呉基地」といえる体験でありました。
呉中央桟橋から100人乗りの観光船(2階はロンドンバスタイプの吹き抜け)に乗船し、わずか35分の遊覧運航でしたが、これはなんとも言えない感動でした。多数の自衛艦が係留されているのを見て回ります。案内役は2階甲板の先に立つ女性ですが、女性自衛官かと見紛うばかりのガイドぶり。彼女は『自衛隊おたく』のようで、自衛艦に精通した解説をします。何度か呉に来ている私ですが、これが一番の収穫でした。
護衛艦『かが(加賀)』が、入港していました。2017年3月22日に、ジャパン マリンユナイテッド横浜造船所で就役しています。護衛艦でありながら、多用途空母に近い設計がなされています。SH-60K哨戒ヘリコプターやMV-22オスプレイが発着艦出来る構造で、艦載機運用能力を有し、将来的にはF-35B戦闘機の運用が可能と紹介されています。要するに素人目には、日本では数少ない航空母艦であります。
あわせてここ呉港では、潜水艦が勢揃いです。先のガイド女性が、この艦は『三菱重工製』、こちらは『川崎重工製』と説明します。船の一部に特徴があり、互い違いに製造されるようです。前後して『てつのくじら館』に隣接した退役潜水艦内部も拝見しました。退役自衛官が説明をしてくれて、こんなサービスも初体験です。説明の有無で、興味が全く違ってきます。『20年間潜水艦勤務』の元職は、淡々と語りますが私は思わず頭を下げていました。
月並みですが次に、『広島平和記念資料館』へ。報道されているように記念館が新しく建設されていて、展示品も過去とは違っています。見やすく訴求力があります。今も世界各地で戦争が行われています。建物の一部には、『日本被団協』のノーベル平和賞受賞の張り紙がありました。核兵器使用を臭わすロシアの指導者などがいることが、私には信じがたいのですが、その考えを国民が支持していることがもっとあり得ないことです。
夜は岸田文雄元首相自宅の横にあるという『会席料理豆匠(TOSHO)』、2023年5月19日に開催されたG7広島サミットで、イタリアのジョルジャ・メローニ首相をこの席に招き、その首相が広島カープの赤の靴下をはいて参加したと紹介された写真がありました。高松では『料亭二蝶』ですかね、この料理は流石に美味かった。帰りのタクシーは『鯉城サービス』、聞くと広島城をRijyouというらしく、ここから松田工業(マツダ)の『広島カープ』が誕生しています。