この時期の登山は、真夏より汗をかいてしまい、汗対策が関心の一つになっています。今日は前半の山道登りをティシャツに『レッグウオーマー』をつけて、後半の下りはレッグウオーマーを外してティシャツで涼しく下山するとプランを立てて臨みました。これが結果良かったのです。現在リーダー不在で、わずか数人のグループでも、元いたリーダーが不在となると、ぎくしゃくします。
そのせいにするわけではありませんが、6人の最後尾の私は、足を滑らせて転落、わずか2メートル程度でしたが、まずは心の緩みです。何でもない1歩ですが、油断から転んで登りですからそのままずり落ちました。幸い地盤が軟らかくて、写真のように膝の外側とレッグウオーマーの肘あたりが汚れている程度で、軽くて助かりました。
レッグウオーマーが大正解でした。慣れ親しんだ道ですから、足を踏み外すこともないのですが、こうした油断からの事故が山では常識ですね。転んで考えたことは、落下距離を少なくすること。体勢を整えて、いち早く木にしがみつくことです。リーダー不在ですから、みんなに迷惑はかけたくない。列の途中であれば、後ろへの迷惑度を考慮し、もう少し慎重に行動していたかもしれません。
屋島登山を始めて1年数ヶ月、大いに反省する事故(未遂)でありました。気を取り直して、下山後は、途中一部参加のリーダーも『わら家』でうどんを食べました。2回目ですが、四国村への入り口のある、徳島からの古民家を移築した藁葺き屋根のうどん店舗で、広い店内で大勢が食しています。
「四国村」は、香川県の屋島山麓に広がる広大な敷地に位置しています。この場所は、江戸時代から大正時代にかけて建てられた建物を移築・復元した野外博物館として知られています。具体的には、四国四県から33棟の建物が移築されており、その中には国指定の重要文化財も含まれています。これらの建物は、住宅や作業小屋、寄合い所、芝居小屋、米倉、醤油醸造所など、実際に人々が使ってきたものです。
柱や梁、展示されている民具には、人々の知恵や労苦、祈りが染み込んでいることでしょう。四季折々の自然を感じながら散策すると、鳥のさえずりや滝の音に癒され、現代人が失ってしまった何かに気づくことがあります。「幸せとは何か」を考えるきっかけにもなる場所です。
さらに、四国村には魅力的なスポットが点在しています。たとえば、建築家・安藤忠雄氏が設計した「四国村ギャラリー」や、先に紹介した古民家を改築したうどん店「四国村わら家」、神戸の異人館だった「四国村カフェ」などがあります。今日のわら家には、大型バスが入ってました。聞くと、盛岡(東北・岩手県)からの観光客。暑い暑いを連発されていました。